■日 時:2005年2月26日(土) 13:00〜17:00
■場 所:建築会館(東京都港区)
■参加者:約200名
★基調講演「個性を生かすファシリテーション」【資料1】 菅原 裕子さん((有)ワイズコミュニケーション代表取締役、 FAJ会員) ※講演の最後に質疑応答を行いました。 ★参加型セッション「自分ならこの場面でこうファシリテーションする!」【資料2】 パネリスト: 堀 公俊(FAJ会長)、森 時彦(FAJ副会長)、 黒田由貴子(FAJ副会長) コメンテーター: 菅原 裕子((有)ワイズコミュニケーション代表取締役、FAJ会員) 司会・進行:松下 敏治(FAJ会員) グラフィッカー:吉村 浩一、八木 健夫(ともにFAJ会員) ※終了後、同会場で懇親会を開催。 |
菅原さんより「ファシリテーションにおいて『個性を生かす』場面は、プレゼンス・ファシリテーションスキル・思考ツール活用。中でも一番大切なのは『プレ ゼンス、存在感』。ファシリテーション上達の道は、自分のプレゼンスが何なのかをよく考えて、場数を踏むこと」との提起がありました。
これは、ともすればファシリテーションの「個別スキル、あるいは形」にこだわりがちな我々にとって、重要な指摘であり、今後のファシリテーション普及のカギとなりうる事柄ではなかったかと思われます。
菅原さんの「ハートウォーミング&切れ味さわやかな 語り口」に、会場からも質問が多数飛び出しました |
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基調講演後、参加型セッション前のアイスブレイク。200名を率いる後ろ姿は....? |
ビジネスや日常生活で起こりうる、トラブルやミスコミュニケーションの場面(全4場面。詳細は【資料2】をご覧ください)を提示した上で、各場面ごとに以下のワークを行いました。
・パネリストに、どのようなファシリテーションを展開するのかを問う。
・会場で参加者同士で3〜4名の小グループを形成、自分たちはパネリストの主張のどれに近いか(またはそれ以外か)を議論してもらう。
・パネリストと会場とで意見交換する。
・最後はコメンテーターから総評をいただく。
これらの相互交流を何度も行っているうちに活発な発言が飛び交い、通常の「講演」や「パネルディスカッション」ではおよそ起こりえない場の盛り上がりが生まれていました。
パネリスト(左から、森副会長、黒田副会長、堀会長) |
MC:松下さん、コメンテーター:菅原さん | 各ケースごとに、グループワークが行われました |
セッション中の発言や質疑を書き留めていくグラフィッカーのお二人 | |
懇親会待ちの間の相互交流。そして、本編の熱気さめやらぬまま懇親会へ!) |
FAJ設立から1年半、NPO認証から1年が経ちました。
1年前には約100名だった会員数は、このフォーラムをきっかけに入会してくださった方(約60名)を含めて、400名を超えるまでになりました。
2005年度は、この「東京フォーラム2005」で生まれた勢いに乗って、ファシリテーションの普及によりいっそう力を入れてまいります。
これからもFAJをよろしくお願いいたします!