2023年10月21日(土)『中・長期プロジェクトを進める上で必要となるファシリテーションとは何か?』 ~参加型の事例検討会~沖縄サロン

◎日時
2023年10月21日(土) 13時00分〜16時30分 (受付開始 12時30分)

◎会場
沖縄県那覇市 天久ヒルトップ地域交流室

◎テーマ
「中・長期プロジェクトを進める上で必要となるファシリテーションとは何か?」 ~参加型の事例検討会~

◎目的
長期的なプロジェクトとして、事例提供者がファシリテーターとして、10カ月に及ぶ伴走支援を行った事例を紹介する。
その際に必要となるファシリテーションとは何かを参加者と一緒に考えていく。

◎目標
・すべての参加者が安全・安心な場で語れること。
・事例がより見える化されていくこと。
・参加者が、事例について一緒に考え、質問によって深掘りされていくこと。

◎参加者

 18名(会員:6名、一般:12名(学生1名を含む))

◎担当
 10月例会企画チーム:平中、浦崎、賀数
 事例発表者:平中
 MF:浦崎

◎報告者
 平中

◎内容

0 はじめに
 ・FAJ案内
 ・開催趣旨の説明
 ・4象限自己紹介
 ・参加者の役割分担(リードメンバー、サブメンバー、板書係)の決定

1 事例紹介
 ・つながる防災プロジェクト(児童館の取り組み)の伴走支援の紹介
 
2 質疑応答(PCAGIP法&沖縄式地域円卓会議を応用)
 ・リードメンバーの質問による事例の深掘り
 ・ホワイトボードの板書による見える化

 (休憩)

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3 意見交換
 ・バズセッション 3人1組(気づき・聞きたいことの共有)
 ・質問への回答
 ・対話の振り返り
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4 振り返り
 ・意図開き
 ・全体の振り返り

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5 おわりに
 ・FAJ案内

◎事例発表者の所感(平中)
今回、地域防災に関するプロジェクトで私自身がファシリテーターとして、大事にしていることは過去に経験したトラウマから来ていることに気づきました。
トラウマの体験から予防、寄り添い、つなぐといったキーワードが浮かび、中・長期のプロジェクトに必要な要素と考えました。
安全・安心な場で質問者との相互作用で面白い体験となりました。

◎MFの所感(浦崎)
この時間の目的と目標、グラウンドルールを掲示し、確認していくことで、MFとして目立たず、参加メンバーが一つの方向に向かっていくことができたと感じます。
参加者の皆さんの"もっと話したい"と言うエネルギーを感じたのは、目標の一つである「すべての参加者が安全・安心な場で語れること」を皆さんが理解・実行していただいたおかげだと思います。
書記役等役割分担をした以上、MFとしてはそれぞれの役割にもっと注意を払う必要があったと感じています。

◎アンケート結果

Q.例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。

  • 次世代につなぐ工夫について皆の意見を求めた際に、それぞれの経験や意見の交換ができたこと。参加者が互いに問いかけながら模索する例会のテーマ「皆で参加作り上げていく例会」だと思った。
  • 常連の方が話している事が良い意味でも理解できなかった。新しい世界の広がりを嬉しく思った。
  • とてもおもしろい手法でした。
  • ファシリテーションで貢献するという想い。
  • 皆さんのまだまだ話したいというエネルギー。
  • 中・長期的なものに必要なものはあったということ。
  • プロジェクトを進める上で必要なポイントを頂きました。
  • ストーリーを描き、目標を達成するために自分事として捉え、推進するためには見える化を行うことが重要。
  • プロジェクト内で一体感を生むためには、役割の明確化やコミュニケーションの工夫などが必要。
  • 今回の気づきをもとに、現状の実務課題と照らし合わせて、何ができているのか、何ができていないのかを棚卸しし、取り組むことを考えています。
  • キーマンとの関係性の中に、あり方、ストーリーやセンターライン、ガードレールなど、ファシリテーションの技法を用いた支援をおこなうことで、ステークホルダーである指導員さんも一体となり、プロジェクトを成功に導く。
    (孤立しないように館長へファシリテーション成分を授けられていたこと。)
  • 短期間で成果を上げた取組だと思います。それでも、関係者にはそれぞれの段階その他において、様々な気付きや振り返り、反省点があるのだと感じました。