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関西支部イベント 分科会レポート #1

2015年3月14日(土) 関西支部イベント 分科会 #1

このページは、2015年3月14日に開催した関西支部イベントの分科会#1のレポートです。

分科会 #1: The Power of Visual Meetings

人物やモノなどのアイコンが描かれたファシグラは、魅力的なだけでなく、機能的!でも、絵なんて描けないし……。そんなあなたもこのワークに出れば、使えるアイコンが描けるようになること間違いなし!会議の導入、議論中、まとめの各パートに便利なファシグラのフォーマットもご紹介します。

 レイチェル スミス / Rachel Smith

【所属&役割】
The Grove Consultants International社 シニアコンサルタント 兼 デジタルファシリテーションサービス部門 ディレクター

【経歴&活動分野】
アメリカ サンフランシスコに拠点とするコンサルティング会社にて、組織のビジョン実現や変革実行を支援するサービスやツールを提供。対面、バーチャルのどちらにも対応可能なビジュアルファシリテーションの技術を用いて、組織が自らの全体像を把握し、前進するための支援を行っている。

【著書】
Organization Development Journal (Volume 32) / Collaborative Bandwidth:Creating Better Virtual Meetings
PDF:1.8MB (別ウインドウで開きます)


【ホームページ】 ※全て英語のみ
◆The Grove Consultants International
http://www.grove.com/
◆Digital Visual Facilitation (ブログ)
http://digitalfacilitation.net/
◆TEDx UFM "Drawing in class" (動画)
https://www.youtube.com/watch?v=3tJPeumHNLY

【得意なこと】
I am good at cooking. Although, I am not good at Japanese-style cooking :-)

【苦手なこと】
Singing!
  

プログラム概要

【参加人数】 24名(会員7名 非会員17名)MFを含む

□ オリエンテーション
1.ビジュアルミーティングワークショップの全体のオリエンテーションとして、AGENDA、ROLES、RULES、OUTCOMEが、グラフィックファシリテーション(以下GF)のテンプレードで書かれたスライドでの説明があった。具体的OUTCOME(成果目標)としては、次の3点が示されていた。
・GFにより、ミーティングがより良いものになることを理解すること
・各自ビジュアルイメージのライブラリーをつくること
・ビジュアルミーティングを、開始、中間部分、最終のそれぞれのプロセスで体験すること
2.イントロダクションとして、各グループでの、名前、今の気持ちを表すビジュアルイメージをSTICKNOTE(ポストイット)に書いて見せ合いながら、自己紹介を行った。
3.多人数のミーティング開始前には、最初受付のところで、参加者の名前、実践していること、好きなことを聞いて、GFすることにより、自己紹介の時間を短縮できる事例説明があった。

□ アイコンとイメージの書き方
1.人、書類、データーベース、高層ビル、お金等について、簡単かつ伝わりやすく書く方法のデモを見る。
2.各自、アルファベットを覚えているように、すぐにかけるライブラリーを用意する必要性の説明があった。

□ グラフィックレコーディング(以下GR)3つのルール
1.言葉は変えずにそのままひろっていく、それにより、信頼が深まる。
2.すぐに書き出さずに、大事なポイントが出てくるまで何分かまつ。
3.アートではなく、情報を整理することが大切。

□ GRのデモと書き方について
1.GRのデモとして好きな都市とその理由を参加者から出してもらう。
2.都市名→理由 →マークとイラストの順に書く。
3.発言者から書いているところが見えるようにするのが大事。
4.大文字と小文字、字体、色等に統一感を持たせる。
5.色使いとして、文字を書くのに向いた色と、強調に向いた色の説明。色使いの統一感は持たせる。
6.GRの実習として二人一組で、相手の四季の活動を模造紙に5分間ずつでGRする。

□ 終了時のリフレクションのやり方についての三つの方法の説明があった。
1.各自からのふりかえりを、GFする。
2.各テーブルに、用意したテンンプレート(例えばマンダラ)に書き入れてもらい、全体でギャラリーウォークする。
3.短時間の場合は、今の気持ちの言葉一つを、会場全体からもらいGFする、実際今回のワークの最後にこの形のふりかえりが行われた。

 
 

参加者のコメント

・洗練されたシステマチックな教え方をするけど、詰め込みにせず、参加意識を高めることを工夫されていた。

・学生や地域活動しているさまざまな人にファシグラを教えた経験があったけど、基礎の基礎としてしっかり抑えておくべきところがよくわかった。

・通訳なしでも、英語での説明はわかりやすく、英語のGFをどう描くべかということを踏まえて、参加者は、それでは日本語の場合はどうかという興味もたかまり、ファシグラへの理解が非常に高まった。

・レイチェルに会えて、本当に幸せです。間近で、彼女のファシリテーション、立ち振る舞い、GFの手法を見ることができたことがためになった。非常に良く分かった!

・分科会の参加期待は本場のグラフィックファシリテーターの方のあり方を知りたい、そして習得へのモチベーションでした。

・参加して、感じたことは、レイチェルのリラックスした感覚とハートフルなコミュニケーション。一言一言が優しく響き、その場に参加してることにいつも感謝と賞賛(過度でも意図的でもない)を感じました。

・学んだことで一番印象的だったのは、グラフィックレコーディングはメディテートであるということ。常にスペースを感じ、そこにぽこぽこと産まれるものを見守る母親のような感覚を得ました。今まで日本で習ったことを全て捨てて、0から内観とともにまた、落とし込んでいこうと思いました。

・もし、チームでGFをするのであれば、お互いの競争(スポーツ性)や独自性(アート性)を競う関係性ではなく、心にスペースをもつ(メディテート性)ためにヘルプやケアをし合う関係性が産まれてくるんだろうなぁと感じました。

・ビジュアルミーティングのノウハウの習得だけではなく、実際の現場での活用方法やレイチェル氏の立ち振る舞いから得られるものは多く、大変刺激になりました。

・ファシグラに初めてであったのは、昨年12月でしたが、 今回、初めて実際にァシリテーショングラフィックスを描くという貴重な体験を させて頂きました。 アイコンの描き方など、基本的なルールを学べたのも大きな収穫でした。

・ レイチェルがいろいろな実例を写真入りのスライドで説明してくれたので、 ファシグラのいろいろな用途が具体的に学べて、大変役立ちました。 特に米国で2日間のファシグラを使ったファシリテーションの前日の参加者レセプションで、 あらかじめ用意しておいたテンプレートに、レイチェルがレセプション中に一人一人参加者にインタビューしながら、「自己紹介」「参加目的」「求める結果」などをその場で書き込んで行くというアイデアにも大変印象付けられました。

ファシリテーターのコメント

Q1. Did it go as you planed? Or was there anything unexpected thing happened which made you modify your original plans?
A1. Mostly the session went as planned. It can be difficult to set up for a visual meeting from halfway around the world, because you never know what materials you will really find when you get there! But we had the supplies we needed and the agenda seemed to work for everyone.

Q1. 分科会は予定通りうまく行きましたか?あるいは何か予定していたことを変更しなければならない予期せぬことが起こりましたか?
A1. ほとんどのパートは予定通りに行きました。地球の反対側で行うビジュアルミーティングのセッションを準備することは大変なことが多いですよね。というのもそこに実際どんな道具が揃っているかわからないわけですから!でも今回、必要なものは全て揃っていましたし、プログラムの内容もみなさんにうまく合っていたように思います。

Q2. What was the easy part and hard part that you encountered? (incl. the prep stage before you come to Japan).
A2. The easy part was delivering the workshop! The hard part was creating the slide presentation, because usually when we do trainings or meetings we do not use any slides. Instead, we use a lot of paper charts. So I had to think about how to create the same impact of a large paper chart, but on a presentation slide. That was the most difficult part.

Q2. セッションの中で簡単だったこと、難しかったことは何ですか?(来日前の準備期間を含め)
A2. 簡単だったのはワークショップを実施パートです。逆に大変だったのは、スライドプレゼンテーションを作るパートでした。通常は研修やミーティングは一切スライドは使わず、代わりにチャートが描かれたたくさんの紙を使って実施するからです。ですから、私はどうやって大きな紙のチャートと同じインパクトをプレゼンテーションスライドで生み出せるかを考えなければなりませんでした。そのパートが一番大変でした。

Q3. What did you think about the participants comparing to the ones you had before?
A3. Everyone was so enthusiastic, both times. I think there is a lot of interest in visual meetings in Japan and it's so good to see so many people excited about learning the techniques.

Q3. 参加はレイチェルさんがこれまでに出会われた参加者と比べていかがでしたか?
A3. みなさん、全体会も分科会もとても熱心でいらっしゃって、日本ではビジュアルミーティングに対する関心がとても高いのだと感じました。みなさんがビジュアルミーティングの技法を学ぶことにとてもワクワクされていることが伝わってきてとても嬉しかったです。

Q4. Is there anything that you would like to change by looking back the session, or to try new approach or methods?
A4. I would enjoy working with a smaller group over a longer period of time to really build up their skills in graphic facilitation -- maybe in a 3-day workshop, for instance. And to give them a chance to use really big sheets of paper!

Q4. セッションを振り返って、何か変えたいこと、または挑戦してみたい新たなアプローチやメソッドはありますか?
A4. 次回もしやれるとしたら、もう少し少人数のグループでより長い時間をかけて、もっともっと参加者の方々のグラフィックファシリテーションのスキルアップのお手伝いができればと思います。たとえば3日間のワークショップなどで。そして、その場でみなさんに本当に大きな紙を使うことに挑戦していただきたいです。

Q5. Is there any advice to the participants to encourage them to enhance or keep practicing their visual meeting skills?
A5. Keep paper and markers at your office, in your car, or places where you have regular community meetings. Stand up and give it a try!

Q5. 参加者のみなさんに向けて、さらにビジュアルミーティングのスキルをアップしたり、練習を続けたりするためのアドバイスがありましたら、ぜひお聞かせください。
A5. まずはご自身の職場や車やみなさんが定期的にコミュニティミーティングを実施される場所に紙とマーカーを常に用意しておき、ぜひ立ち上がってかくことに挑戦してみてください!

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