東京フォーラム2006 分科会 2

分科会 2

テーマ 会議の場を変えるファシリテーション・グラフィック
―エンジョイ・ ザ・会議!―
概要  世の中には、見えないけれど大切なものは多いです。会議もそのひと つ。あらゆる機会に会議があるはず。でもその中身はなかなか見えない もの。そのためか、不毛に終わりがち。しかし、それが見えるように なったら...。この分科会では、ファシリテーション・グラフィックという 技法で、会議を描いて見せてみます。会議がはっきりと見えたら、会議 がどう変わるのか? 参加者はどう変わるか? そんなことを一緒に考 えたい分科会です。
定員 40名
ゲスト講師 株式会社ナムコ 横浜未来研究所

八木 健夫さん (ファシグラの鉄人)

担当者 大嶋 友秀

第�分科会

「会議の場を変えるファシリテーション・グラフィック

            --エンジョイ・ザ・会議!--

参加メンバー

ゲスト  八木健夫(株式会社ナムコ、横浜未来研究所)

スタッフ 大川善教(FAJ委員)

       長橋良智(FAJ委員)

    大嶋友秀(FAJ委員)

●参加者   37名(スタッフを含む)

プログラム

事前に用意された難問・奇問の中から、ワーク一回につき

ひとつを選び、結果を出す(ことをめざす)

 議題�アメリカと中国とどちらがビールの消費量が多いか。

 議題�日本の一万円札には、福沢諭吉か聖徳太子、どちらがふさわしいか。

 議題�ニュートンとアインシュタイン、どちらが女性に持てたか。

アイスブレーク

全体の説明およびワーク1の説明

ワーク1(いずれかの論題を選び、会議にて合意をめざす、ただしこの時点では、各自がノートを取ることはいいが、ノートを共有することは禁止としました)

ワーク1の発表(グループ代表による)

休憩

ゲスト、八木さんからのファシグラの極意について講義。

  「聞く」「書く」「考える」が重要な要であることを聞きました。

ワーク2(残りの論題を選び、会議にて合意をめざす)

前半の15分−話さないで、筆談で進める

残りの15分--話をして、まとめる。グループ結果をグラフィックにする

発表

まとめ

全体の感想

 書道教室という寺子屋を思わす雰囲気の中、自然になごやかな場ができた。ファシリテーションの最初のポイントとなる場作りが、「和室」という設定でできていることを改めて発見しました。やはり、日本人は和室に合うのか。

 この分科会では、FG(ファシリテーショングラフィック)の効果を知るために、ワークを2回実施。ワーク1は話だけで、ワーク2では筆談(話しちゃいけない)からのスタート。そして、後半は話も解禁!すると、より激しい発散につながった!

 そして、参加者は、書く威力と話す威力の両方を体感。ワーク2の前に、ファシグラの鉄人、八木健夫さんからの話では、『FGの秘訣は、「聞く」「書く」「考える」につきる』というものだ。あとはどんどんと書く。そして考えることを力説されていました。

 そのことからも、まず、ホワイトボートの前に立つこと、それが会議の質そのものの変化へとつながることを共有できた分科会でした。

 短いワークでしたが、FG(ファシリテーショングラフィック)の威力に触れてもらえました。皆さんは、この分科会の成果として体感と笑顔をお持ち帰りなられました。(了)

和室という場によってなごやかな雰囲気ができました。

ファシグラの鉄人、八木さんのお話です。

質疑応答の場面。質問されたことも言葉にして確認する八木さん。

ワーク2でのグループ発表の様子。

戻る