応用分野

ファシリテーションは幅広い分野で応用できるスキルであり、活用領域によってとらえ方が少しずつ異なります。最も狭義には、「会議を効果的に行うための働きかけ」を意味し、円滑に会議を運営し、議事の進行プロセスを管理する人をファシリテーターと呼びます。

反対に一番広くとらえれば、「組織による創造、変革、問題解決、合意形成、学習などを支援し促進させる働き」となります。あらゆる種類の知識創造の場をつくり、そのプロセスを推進するのが、ファシリテーターの役割なのです。

このような最も広いとらえ方をした時に、どんな分野でファシリテーションが応用されているのかを眺めたのが下図です。大きくわけると、

  • 問題解決型
  • 合意形成型
  • 教育研修型
  • 体験学習型
  • 自己表現型
  • 自己変革型

の6タイプとなります。

参考文献

    • 黒田由貴子『ファシリテーター型リーダーの時代』(プレジデント社)
    • 堀 公俊『問題解決ファシリテーター』(東洋経済新報社)
    • 中野民夫『ファシリテーション革命』(岩波アクティブ新書 )