ワールドカフェが誕生してから25年、今やワールド・カフェは、さまざまな分野で活用されるようになりました。ワールドカフェが始まった当初は、特定の時間と場所で参加者が直接顔を合わせて行う対話が中心でしたが、デジタル化の進展とともに遠隔地を結んでの対話も可能になり、空間的制約からは解放されつつあります。

そして今、ワールドカフェは次の飛躍の段階を迎えようとしています。

その一つは、身体的な障害や言語の壁、文化の壁などさまざまな壁を超えて繋がり合う真にバリアフリーの対話の場の実現です。最近におけるデジタル技術の進展により、目や耳の不自由な人や、言語の壁を感じている人も参加できるインクルーシブな対話の場作りが可能になりつつあります。そして身体的な制約だけでなく、言語や文化、専門領域、国境など様々な壁を超えて多様性と受容を体現する対話の場作りが始まっています。

また、ワールドカフェの根底には「対話のネットワークが世界を変える」という考え方があります。
様々な課題を解決し、持続的な未来を開く、その場を作るプロセスにみなさんも関わってみませんか？