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ファシリテーションフォーラム2007
柔らか頭でアイデア噴出ワークショップ
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■日時 :2007年5月26日(土) 13:30〜17:00
■場所 :ATCホール B7会議室
■参加者:26名
■担当 :松山氏(Mosoファクトリー代表)
荒金さん(クオリア代表)
大野(運営サポート)
■テーマ
柔らか頭でアイデア噴出 ワークショップ
■概要
アイデアとは何かを知る、アイデアを産み出すための柔らか頭のつくり
方、置き換え、連想、くっつけるなど、色々なことをやって見る。
みんなで広げる、愉しいMoso(もうそう)会議ワークショップを、
経験する。
■内容
◆はじめに(70分)
・本日のメニュー
・自己紹介(1人1分5秒)
・アイデアとは
・アイデアとは、既存の要素新しい組み合わせ以外の何者でもない。
・知識と経験の海から沢山のアイデアがうまれる。
・とにかく沢山だす!
・人のアイデアをほめよう。人は褒めることで褒められた以上に快感
になるものである。
・チーム名を決めよう!
・チーム名発表
◆ワーク1 貯金箱でアイデアMOSO(30分)
・MOSOシート、『貯金箱の名前』と『解説』をA5の紙に1人20個以
上のアイデアを書く。
『親切貯金箱』『親切にしたことを紙に書いてためる』
『妄想貯金箱』『思いついたアイデア入れる』
『ラッキー貯金箱』『ラッキーを紙に書いてためる』
などなど・・・
・アイデアを全員テーブルに並べ全員閲覧、自分では思いつかなかったアイ
デアに、全員◎すげえ○いけてるを投票。
◆ワーク2 言葉de遊ぼ(20分)
・MeetTheWorld
"形容する言葉"と"名詞"(モノ、サービスなど)を組み合わせる。
チームの中で2手に分かれ、形容詞と名詞を別々に抽出し、
面白い組み合わせを探す。最初にモノのイメージがあると既成概念が
働き、ユニークなアイデアが生まれにくい。
別々のものを、無理矢理くっつけることで、思いもよらないアイデアが
生まれる。偶然のなせるワザ。
・グループ発表
『やたらめったら笑う、葬儀屋』
『音声多重のファシリテーター』
『もちもちした自動車』
モノをイメージしたら絶対に思いつかないシロモノばかり・・・
◆ワーク3 言葉の定義(言い換え)(20分)
・良く似た言葉、その2つの言葉の違いを言い換え、明らかにする。
・グループ発表
『ビジョン』とは、ワクワクはらはらする言葉である
『目標』 とは、はらはらする言葉である
『報告』とは、後で責任を回避する方法。
『相談』とは、事前に責任を回避する方法。
結局責任回避するんかい! うーん、座布団3枚!
◆ワーク4 お弁当(60分)
・空弁を超えるものをデザインする。
もしかしたら、本当にJALUXから売り出せるかも・・・
・MOSOシートに沢山のアイデアを書き込む(最低20個)
・ワークで、これまでやったアイデア抽出法を活用し、
弁当の名前、コンセプト、軸だしマトリックスを作成
・グループ発表
『歴弁(れきべん)』
-日本の歴史にちなんだ(偉人の好んだ)メニューを取り込んだお弁当のシリーズ
-弁当に歴史という物語を織り込む。
さらにヘルシー志向。「脳」と「からだ」を活性化!
『日替わりバラバラ弁』
−人には見せられない×●● を組み合わせ、月曜日から日曜日まで日替わりに。
月曜日『人にはみせられない股割弁当』・・・
など。
・審査&優勝チームの発表!
松山審査委員長、荒金副委員長による、優勝、準優勝チームの発表!
景品は、『カレーデスカイ』(要は空のカレーライス)
◎優勝チーム チームステーショナリー 『語り弁』
◎準優勝チーム チームあぶく銭 『歴弁』
おめでとうございます!
◆最後に
たくさんのアイデアが、いくつかの企画に、そして絞り込まれた企画になる。
絞込み、企画にする過程でアイデアがトンガる確立は低い。
だから、アイデアは、最初からとんがっていこう。
WBCに感動した人の応援メッセージをまとめて
王監督に捧げるメッセージ集をつくった。
完成した本は、松阪投手や王監督に直接手渡した!
最初は、本当に本になるとは、誰も思ってなかった。
行動しなくては、夢は実現しない。
まずは、ダメもとで行動あるのみ!
■感想(大野)
松山さんの温かみのある軽やかなくトークで、会場全体がほのぼの
した雰囲気に包まれました。アイデアを創出する為の、自然な場づ
くりの大切さを感じました。
そして、アイデアを出す為の、色々な頭の使い方を学びました。
日常どうしても、物やサービス、場所などに対する既成概念に囚わ
れてしまっています。そんな中、新たなものも見方、偶然のなせる
ワザを体験しました。
参加メンバの、ユニークなアイデアにびっくり!
自分1人では、思いつかないアイデアもチームの中で、あーだ、
こーだ、アイデアを重ねあわすうちに、さらなるアイデアが生まれ
深まります。まさに、そこに、ファシリテーションがあります。
アイデア会議の場つくり、アイデア噴出の為の頭の使いかた、テク
ニックなど、気付きの多い分科会でした。
松山さん、どうもありがとうございました。
■サポートFの荒金から一言。
とにかく3時間半、思う存分発散しまくった皆さま
お疲れ様でした。
空弁のアイデアはどれもすばらしかったのですが
松岡氏の基調講演にもあったようにこれからは「物語力」
が重要になる時代。ということで、空弁にストーリー性を持たせた
「語り弁」が僅差で勝利を収めました。
そのうちFAJとJ社のコラボによる「空弁」が発売されるかも??
乞うご期待!