東京フォーラム2007 分科会2−7

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          ファシリテーションフォーラム2007
           困ったチャン対策について考える
            〜3時間で身につく対処法〜
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■日時 :2007年5月27日(日) 9:30〜12:30
■場所 :ATCホール C7会議室
■参加者:18名
■担当 :森川さん、高田さん、濱本さん、堀

■テーマ
  困ったチャン対策について考える
   〜3時間で身につく対処法〜

■概要
 困ったチャン対策を一緒に考えることにより、困ったチャン対応力を
 向上させ、少なくとも一つは明日から使えることを持ち帰ってもらう。

■内容
 ◆はじめに(30分)
  ・本日の目的とアジェンダ
  ・チーム分け:ファシリテーションの経験度を混ぜる
  ・テーマの範囲とグランドルール:困ったチャン禁止、Have Fun!
  ・今日のワークで期待すること
  ・アイスブレイク:一番印象に残っている困ったチャンの一言

 ◆ワーク1 困ったチャン現象を分析する(40分)
  ・「どんな困ったチャンがいるのか」「そのことによりどんな影響
   があるのか」をチームで話し合ってまとめる。
  ・チーム発表
   →頑固系、否定系、ピンボケ系、自己中心系、ダンマリ系、
     積極性剰系・不足系等々
   →会議の内容&成果、参加者のマインド&関係性に悪影響
  ・困ったチャン現象と影響の例の紹介
   →遅刻、早退、欠席、居眠り、無言、独演、優柔不断、批判、
    脱線、敵対/感情爆発、威圧/キレる、宿題忘れ等

 ◆ワーク2 困ったチャンの原因と対策を考える(70分)
  ・「困ったチャンになってしまう原因(現象毎の原因とその分類)」
   「それらへの対策」を考える
  ・チーム発表
   →事前対策:事前案内、レベル合わせ、会議の場づくり・・・
   →最中対策:存在承認、ツール、ルール、書く、要約、休憩・・・
   →事後対策:まとめ、議事録、関係づくり・・・
  ・困ったチャン現象と影響の例の紹介
   →長年の習慣/既成概念、多忙、背景理解不足、利害
    関係の不一致、役割理解不足、エゴ/勘違い
   →困ったチャンに対処できるかどうかはFの腕次第!
    「困ったチャン」ラベルをはらないように!
    全ての困ったチャンに対処できるわけではない!

 ◆困ったチャンの対処事例紹介(20分)
  ・メインFの会社の事例
   →困ったチャンがプロジェクトの推進役になった!
  ・堀の最近あった事例
   →困ったチャンは本当に困ったチャンなのか?

 ◆振り返り(20分)
  ・進行がスムーズで短時間で濃い議論ができ、対処方法、
   新たな発見、自分でできることなどがつかめた!
  ・事例研究、共通体験(ロープレなど)、チーム同士の議論、
   などもっと深堀したワークもできたのではないか?


   
■感想(堀)
  森川さんのスムーズな進行によって、あっという間に3時間
  がたってしまい、大いに困ったチャンについて語り合いました。
  経験の浅い方は、ファシリテーションそのものを体験すると
  同時に、困ったチャン対策のよいヒントを持ち帰ったようでした。
  反面、経験の深い方は、もっと深い議論がしたかったようで、
  スムーズすぎて物足りなかった面があるのかもしれません。

  そういう議論が途中でできなかったのは、「困ったチャンに
  ならない」ということをグランドルールにしたのは災いしたの
  かも? 困ったチャンは、松岡正剛さんの言葉を借りれば、
  負のエネルギーを持って、チームを活性化させてくれる存在
  ではないでしょうか? いずれにせよ、今日の一番の困った
  チャンは、途中で居眠りしてしまった私に違いない!