ファシリテーション・シンポジウム2018 ポスター発表

本ページは随時更新しています。最新版をご確認ください。(2018.4.10)

ポスター発表一覧

抄録タイトル/発表に関するキーワード代表研究者
抄録

【KPT, システム・シンキング, 解決志向アプローチ】

プロジェクトには、ポジティブな振り返りがよく似合う

日山 敦生

【東京】

抄録

【運営委員会, ふりかえり, 場づくり】

運営委員会におけるファシリテーション再考

高野 仁美

【中部】

抄録

【ファシリテーター型リーダーシップ、ファシリタティブな運営、

リーダーのモチベーション】

ファシリテーター型リーダーシップのあり方(事例検討を通して)

本宮 大輔

【北海道】

抄録

【社会的認知、得、徳】

「ファシリテーションの社会的認知が高まることによって見えてきたもの」

柏木 恵理

公開セミナー委員会】

抄録

【JAの話し合いの文化を変える、健全な不満、

"対話を起点に"自分改革を組織改革へとつなげる】

ファシリテーションでJAの対話の未来を拓く

高橋 淳子

【北海道】

抄録

【復興、防災、災害】

災害・復興とファシリテーション

遠藤 智栄

復興支援グループ】

抄録

【ウェブサイト解析、タグ付け、F本大賞】

調べてみました。FAJウェブサイトのビッグデータから見えるFAJとファシリテーション

ーウェブサイトのリニューアルのご報告を兼ねてー

高橋 尚矢

ウェブ編集委員会】

抄録

【TOC、 TOCfE、思考ツールKPT】

「議論を効果的に行う、TOCfE思考ツールを用いたファシリテーション」

水野 昇幸

【北海道】

ポスター発表抄録

プロジェクトには、ポジティブな振り返りがよく似合う
KeyWord
KPT, システム・シンキング, 解決志向アプローチ
代表研究者
日山 敦生(東京支部)
概要
【目的】振り返りの優れたフレームワークであるKPTには、ポジティブ思考の観点からみると課題がふたつある。ひとつは、「Keep」の再利用が不十分なこと、もうひとつは、「Problem」が「物や技術の問題」と「人や組織の問題」に、分かれていないことである。今回、これらの点を考慮した振り返りのワークショップを開発し実践したので報告をしたい。
【方法】2017年11月東京支部定例会で解決志向アプローチを取り入れた振り返りワークショップを実践した。参加者のコメントや様子からその効果について検討した。
【結果】「Keep」の再利用方法と、「Problem」の「人や組織の問題」については、上手く対処できた時に焦点をあてた問題解決法を提示し、参加者から好評を得ることができた。
【考察】解決志向アプローチの有効性を確認できたので、プロジェクトの振り返りなどでの利用を、今後、広めていきたいと考えている。
運営委員会におけるファシリテーション再考
KeyWord
運営委員会, ふりかえり, 場づくり
代表研究者
高野 仁美(中部支部)
共同研究者
梶田 知佐、斉藤 俊哉、星野 利夫
概要

「ファシリテーターは準備が大事!」...ところで運営委員会のファシリテーターは準備していますか?
ファシリテーター&グラフィッカーが事前準備を行う。どんな場にしたいかデザインする。運営委員会の中にもフィードバックの時間を設ける。ふりかえりを行う。定例会で学んだファシリテーションを運営委員会で実践することで、ファシリテーションの意味を改めて考えることができました。各支部・サロンが限られた時間の中でより良い運営をしていくために、ファシリテーターの在り方を再考します。

ファシリテーター型リーダーシップのあり方(事例検討を通して)
KeyWord
ファシリテーター型リーダーシップ、ファシリタティブな運営、リーダーのモチベーション
代表研究者
本宮 大輔(北海道支部)
概要

【はじめに】全国に1700人の会員を有するNPO組織の地域拠点のリーダーである支部長。さらには、ファシリテーションを取り扱う組織での運営を取りまとめる実践者となる。その運営にあっては「多様性が認められ、自分らしくあることができる」「円滑で納得感のある議事運営」を期待されている。しかし、この2つを同時に実現することは難しい。今回は、発表者の経験を顧みることによって、その難しさが起こる理由や、実現するにあたって配慮したことを、この機会にまとめた。
【目的】「ファシリテーションスキルがコミュニティーの人間関係での活かし方」「ファシリタティブなリーダーシップを実現させる方法」について発表者自身の体験を基に事例検討を行う。
【方法】発表者が考える「ファシリテーター型リーダーシップ」を実現するためには、自分自身のパーソナリティーを十分に理解した上でリーダーシップを表現すべきであるとの仮説に基づいた議論を行う。

ファシリテーションの社会的認知が高まることによって見えてきたもの
KeyWord
「社会的認知」, 「得」, 「徳」
代表研究者
柏木 恵理.(東京支部・公開セミナー委員会
共同研究者
加留部 貴之、加藤 彰、亀井 誠史、西田 徹、伊波 あゆみ、大西 庸子、疋田 恵子、協力:現・歴代公開セミナー委員有志
概要

【背景】当協会「教育普及事業」公開基礎セミナーの開催運営が、ボランタリティな活動ながら、15年続いていることに驚きを感じたこと。
【はじめに】15年という節目に際して歴代の活動同志に敬意をこめて
【対象】当協会会員にむけて
【データ収集】1、目で見る日本地図、当協会主催公開基礎セミナー開催15年間の開催地・開催回数からみた日本国内へのファシリテーションの広がり
【データ収集】2、ZOOMインタビュー、地域におけるファシリテーションの普及から感じたもの
【導き出される仮説】ファシリテーションの社会的認知度が、自分のまわりで、上がることによって、得るもの、「得」「徳」

ファシリテーションでJAの対話の未来を拓く
KeyWord
JAの話し合いの文化を変える、健全な不満、"対話を起点に"自分改革を組織改革へとつなげる
代表研究者
高橋 淳子(北海道支部)
共同研究者
北畑 順造・芳本 賢治(関西支部)、平田 聡(岡山サロン)、川西 信久(大阪・非会員)
概要
【目的】「JAでなくても、どのような組織や市民活動でも話し合いをしたいという思いのある人間が集まるだけで『対話の文化』は創造できる」このような仮説とそれを裏打ちする体験をFAJシンポジウム参加者と共有する 
【背景】JAは経営制度的・法律的背景もあり話し合いにコンフリクトが発生しやすくリスクを好まない、事なかれ的な風土も重なり「ファシリタティブな話し合い体質」が根付いていない。しかもそういう体質が現場の人達の労働意欲や自主性を阻害してきた。こういう現状と本来のあるべき姿に「健全な不満」を抱くJA組合員や経営者・職員が年に1回のJAの異職種(組織)・異階層交流の場「JAヨリアイ」(過去3回開催)で協同組合理念や存在意義を話し合ってきた。たったそれだけで元気になり、みな現場へと戻って行く。そんな場を提供してきたし、今後も提供していく。
災害・復興とファシリテーション
KeyWord
復興, 防災, 災害
代表研究者
遠藤 智栄(東北支部・ファシリテーションサポート委員会/災害復興支援グループ)
共同研究者
ファシリテーションサポート委員会(災害復興支援グループ)
概要
「普段と関係ない」と思われがちな災害・復興でのファシリテーションですが、実は平時に意識し考えておくことが大切です。今回のポスターセッションでは、わかりやすく・楽しく「災害・防災」と「ファシリテーション」を考えます。FAJ災害復興支援グループのメンバーが、東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨などでの活動で体感し気づいた内容を編集して発表します。災害大国に住むファシリテーターにとって必須のセッションです!

調べてみました。FAJウェブサイトのビッグデータから見えるFAJとファシリテーション
ーウェブサイトのリニューアルのご報告も兼ねてー

KeyWord
ウェブサイト解析、タグ付け、F本大賞
代表研究者
高橋 尚矢(中国支部・ウェブ編集委員会)
共同研究者
ウェブ編集委員会
概要

【目的】FAJウェブサイトのリニューアルのご報告を兼ねまして、ウェブサイト上にあるビッグデータを見える化しました。「ファシリテーション」を「再考」する1つのきっかけとなればと思っています。気軽に見てください。

【内容】
1、Googleアナリティクスによる、FAJウェブサイトの解析から見える「FAJやファシリテーション」について発表します。
2、過去・全ての拠点の定例会のタグ付けを行い、結果をランキング形式で発表します。
3、F本大賞(2016・2017)の結果を紹介します。

議論を効果的に行う、TOCfE思考ツールを用いたファシリテーション
KeyWord
TOC, TOCfE, 思考ツール
代表研究者
水野 昇幸(北海道支部)
共同研究者
TOC/TOCfE北海道(北海道でTOC(制約理論)もしくはTOCfE(思考ツールを提供するTOCサブセット)を学ぶコミュニティ)
概要

【背景】エリヤフ・ゴールドラッドした提唱した「TOC(制約理論)」のサブセットとなるTOCfE(教育のためのTOC)で用いられる思考ツールは、子供でも使える、考える力を高めるために提唱された。このTOCfE思考ツールは、複数人での対話やコミュニケーションをとるためにも有効である。ここで、本思考ツールが会議などの議論において発生しやすい問題を解決するためにも効果的と考え、実際に議論への適用を行うことで効果を確認した。

【目的】ファシリテーション時においてTOCfEで用いられる思考ツールを使用することで効果的に議論を行う方法をまとめる。議論で発生しやすい問題に対しての思考ツールの適用方法や、現場改善への適用方法についてまとめる。