インプロ(即興演劇)って知っていますか?体験したことありますか?
今回は、ファシリテーションの応用される6つの分野(問題解決型・合意形成型・教育研修型・体験学習型・自己表現型・自己変革型)--中野民夫氏「ワークショップ」に堀公俊氏が一部加筆--の中で、創造的で個人的な分野である自己表現型ファシリテーションを研究します。メンバー同士あるいは演じ手と観客の相互作用を促進し新しい作品を創りだすものです。
未来の可能性について集合知を生み出す会話の手法である、ホールシステム・アプローチの標準プロセスである、AI(アプリエイティブ・インクワイアリ)やフューチャー・サーチにもインプロは登場しています。
先行き不透明の時代を切りひらく「パフォーマティブ・ラーニング」、さまざまな組織・企業で導入されはじめた<インプロ=即興演劇>ワークショップ、何が起きるのか・何を感じ学習するのか・予定を超えた先にあるものは----など、本テーマでは、インプロにおいて著名な高尾隆さんをお迎えし、皆さんと一緒に、インプロ体験を通してファシテーターに必要な要素を体験します。
なお、プログラムは当然即興です。当日何をやるかは、当日の参加者のみなさんの様子で決まります。 どうか、ワクワク・ドキドキしての参加をお待ちしております。
(参考文献:"インプロする組織"高尾隆・中原淳 共著)
〜ご参加のみなさんへ〜
当日は身体をつかって動きます、床に座ることもあるかも知れませんので、動きやすい格好で来てください。(ジャージでなくても大丈夫です。汚れたら困るスーツや、高いヒールの靴、スカートなどは避けてください)
★話題提供者:高尾 隆 氏のプロフィール
東京学芸大学芸術・スポーツ科学系音楽・演劇講座演劇分野准教授。1974年島根県松江市生まれ。1998年東京大学文学部卒業。2004年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は演劇教育、インプロ(即興演劇)。現在は大学での授業の他、杉並区の公共劇場「座・高円寺」など、学校、劇場、企業、地域、福祉施設などにおいてインプロ・ワークショップをおこなっている。著書に『インプロ教育:即興演劇は創造性を育てるか?』『インプロする組織』(共著)『学校という劇場から』(共著)『ドラマ教育入門』(共著)『クリエイティヴ・アクション』(共著)など。インプログループ「即興実験学校」ではワークショップをおこなうかたわら、舞台にも立っている。