2018年7月 第154回 レポート:「身の回り〜世の中の変革への企てシナリオづくり」中部支部

身の回り〜世の中の変革への企てシナリオづくり
・実施日時: 2018年7月21日 (土) 13:00~17:30
・会場: 東桜会館 第1会議室
・担当: 上井靖(うわい)、西野靖江(すばる)、丹羽英人(Hyde)、角谷裕司(すみやん)、河村学(がく)【中部支部】
     田原真人、中島美暁(あけさん)、小瀬一幸(かーず)【東京支部】、片山立【関西支部】、高橋尚矢(ぱげ)【中国支部】
・参加者数: 合計 [98] 名  ※参加者内の会員 [97] 名+ゲスト [1] 名+見学者 [0] 名
  内訳:リアル会場(東桜会館 第1会議室):
      ファシリテーター(チーム;含む田原真人さん) [4] 名 + 機材チーム [4] 名+ ゲスト:前川喜平さん+ 参加者 [59] 名
     オンライン会場(Zoom):
      ファシリテーター(チーム) [2] 名 + 参加者 [28] 名
・プログラム概要:私たちファシリテーターが描く未来を実現するために、 話題提供者からの未来への提言をもとに、身の回り〜世の中の変革 への企てシナリオづくりにチャレンジします。
・流れ:
①前川喜平さんの話題提供:
 宮沢賢治の農民芸術概論綱要の一 節「まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう しかもわれらは各々感じ 各別各異に生きている」の紹介、一人一人が国をつくっていくことの大切さ、文科省という組織の中での「面従腹背」な生き方、「これからの教育」など、 これからの日本を創っていく上で、大切にしていきたいことの提言を、 ユーモアたっぷりにお話していただいた。
②田原真人さんの話題提供:
 仙台で予備校教師をしていた2011年3月、東日本大震災が発生。大きな転換期を迎える。以降、オンラインによる双方向の「対話による生きがいの創出」による社会変革を企てている。組織や地域を越えてオンラインで繋がる共創プロジェクトを一気通貫するパラダイムを生み出すべく、悪戦苦闘中。その中で生まれつつある気づきを、共有していただいた。
③パネル・ダイアログ:
 前川喜平さん、田原真人さん、堀公俊さん(FAJフェロー)、 上井靖の4人で①②のお話を受けて、対話(ダイアログ)し、テーマについて、広げ深めた。途中より、FAJ会長のラティーノも加わった。
④ダイアログ・タイム: ①②③を受けて、参加者で、ダイアログ。
⑤マグネット・タイム:
 リアル会場では、個人のテーマを掲げ、話しをしたい人で集まり、 企てシナリオの作成にチャレンジした。オンラインの場では、オンラインOSTで、 企てシナリオの作成にチャレンジした。 
⑥ふり返りタイム: 中部支部独自のプログラム。参加者同士のプロセス(非コンテンツ)に関してのふり返りを実施。
⑦最後に:
 「オンライン会場」で何が起こっていたのかをオンライン会場よりシェアしていただいた。最後に、田原真人さん、前川喜平さんより一言をいただいて閉幕。
・参加者コメント:
<良かったこと>
・ゲストがすばらしかった。
・前川さんと田原さんの話をたっぷり聞けたこと。とても気づきがありました。
・前川さんの話だけでは何を学ぶか戸惑いがあったが、田原さんの話で自分の中でつながった。パラダイムシフトは旧パラダイムを否定するのではなく包み込むという考え方
・話題提供での示唆が深く学ぶことはとても多かったです。ありがとうございました。
・前川さん、田原さんとワールドカフェ、マグネットタイムなどの時間にじっくりと対話することができた。
・新しい組織の在り方がわかった。
・パネラー同士の意見交換。田原さんの話、前川さんの話、堀さんの一言、とてもおもしろかった
・オンラインとリアルの現場をうまく活用していて、とてもおもしろいと感じました
・前川さんがワールドカフェでいった「多様性を認めるー体制」が一番今回のテーマでしっくりきました。
<改善が望ましいこと>
・時間配分。充実と詰込みが両極面あるような気がします。始めからワールドカフェの座席の状態でもよかったではないか?時間がもったいない。
・グループワークやシナリオ作りはなかなか困難だった。インプットがよいだけにもったいなかった。個人的に盛りだくさんすぎましたね。
・作ってほしいテーブルの数や形をはじめに提示あったらよかった。
・オンラインの人たちの声をもっと拾えることが出来たらよいとおもいました。
・オンラインとの絡みがほとんどなかった点。
<リアル+オンライン会場について>
・オンラインの臨場感思ったよりスムーズだった。チャレンジンングな試み。遠隔が障害とならない仕組みが実現しているのを感じた。
・お互いのからみが欲しかったです。
・オンラインとリアルのからみがもう少しほしかった。
・オンラインの方々ともう少し共有したかったです。
・リアル会場に来れる場合はオンライン会場の存在は正直メリットはないかも。オンラインオンリーならやる意味はあるかも?
・よかった。後でオンラインのファシリテーションの様子を共有してほしい
・オンラインからもっと意見が出る回数を多くした方がよい。
・担当者振り返り:
<定例会をやってみた後の感想>
・オンライン参加者のアンケートから、95%の人は満足していた。
・今回の定例会のことを、多くの人がFAJのMLで知ったらしい。
・オンラインFのあけさんと、サポートのりゅうさんが絶妙だった。
・あけさん、りゅうさんが臨機応変に対応してくれた。
・オンラインの音声が途切れないのがよかった。
・オンラインとリアル会場とのやり取りに臨場感が出た。
<改善点>
・中部支部のメールに一工夫を。必要な情報が見やすいように。
・進行表の作成と打ち合わせはしっかりやっておきたい。 →どんな流れか確認しながらやるのは大事。
・オンライン参加者からも、プログラムの流れが知りたいとの意見あり。
・最初の問いが難しく、オンラインで何を話したらいいかわからないというところがあった。
→リアル会場では、上井さんがさらにコメントをしたので会場の人はワークに入れたが、オンラインの方ではざわついた。
・内容を詰め込みすぎ?→ある程度折り込み済み。
・会場の成果物をオンラインでも見られるようにした方がいいのでは。dropbox等を活用して。
<上手くいく秘訣>
・ハイブリット会場運営スタッフの育成が大事。
・①IT技術で、オンラインの会議システムについて、知っている。 ②音響の調整ができる。
 この2つを満たす人が少ない。 →養成が大事だが、難しい。
・例えば中部支部で、ハイブリッド会場のエンジニアについて話しあったらどうか?