2021年10月 第194回 青テーマレポート:「課題のデザイン」Part2~課題を定義する手順を知ろう!!~中部支部

1.実施日時:2021年10月31日 (日)13:30~17:00

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者:いっちゃん・ぐっちょ・ひろみ・まきさん

5.参加者数: 定例会担当者4名+参加者19名(会員18名) 合計23名

6.プログラム概要

<目的>
◆ファシリテーターとしての課題設定のスキルを高める

<目標>
◆「問題そのもの」の明確化と「現在設定している目標」を精緻化した上で、よりよい目標設定(目標のリフレーミング)のためのヒントを得ることができた

<進行>
 1.オープニング(もやしのお約束、自己紹介など)
 2.ミニレクチャーⅠ「問題とは?」
 3.ワークⅠ「身の回りにある困った問題は?」
 4.ミニレクチャーⅡ「要件の確認」
 5.ワークⅡ「問題の理解を深める」
 6.ミニレクチャーⅢ「目標の精緻化」
 7.ワークⅢ「目標の精緻化をする」
 8.ミニレクチャーⅣ「阻害要因の検討、目標の再設定」
 9.ワークⅣ「目標の再設定をする」
10.ミニレクチャーⅤ「課題の定義」
11.まとめ
12.ふりかえり
13.クロージング

<告知文>
地域や職場など私たちの身の回りで、なかなか解決しない問題ってありませんか?自分1人の問題ではなく、複数の人が関わっている問題となるといっきに複雑化し、何から手をつけて良いか分からない状態になっていることも。
そんな時は、問題自体を捉え直した上で、解くべき課題を定めてみましょう。
そこで今回は第2弾として、書籍「問いのデザイン」を参考に「問題そのもの」をはっきりさせ、「現在設定している目標」を深く考えた上で、 よりよい目標設定のためのヒントを得ることを目指します。
地域や職場の問題に悩んでいる方、解決の糸口を見つけたい方、問題解決そのものに興味のある方、一緒に問題の本質を探ってみませんか?
今回は第2弾になっておりますが、第1弾(8月)の内容をふりかえる時間も設けていますので、どなたでもご参加いただけます!!

参考図書:安斎勇樹・塩瀬隆之著「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」(学芸出版社発行)


7. 参加者コメント:
<良かったこと、役立ったこと>
◆「問いのデザイン」の理解が深まった
◆まとを絞って丁寧に進めていた
◆困っていることを題材にしていただけてありがたかったです!!!
◆「問題・課題」を整理する上で思考法が勉強になった。今後に役立てることができる
◆4人のグループワークでじっくり話することができ、気づきも多かった
◆問いの重要性がよくわかりました
◆前回と比べ、トピックの理解が深まったと思います。ワークのやり方がよかったからか?
◆スプレッドシートの下部に話し合いの観点が記載されていた点。話し合いをしながら、確認することができました
◆プログラム全体の進め方、内容もよかったです。また、最初にログインした時に、「こんにちは」と声掛けいただいたので、緊張しないで最初から参加することができました
◆問いのデザインの本を読んでみる気になりました
◆阻害要因の5つの視点
◆改めて、問い、課題、目標を立てることを深めることの意味に気づけたこと
◆目標のリフレーミングの視点でファシリテーションに臨みたい
◆問いが自分ごととして、捉えられることで熱が入る
◆あらためて本「問いのデザイン」を精読して活用しようという気になった!
◆課題とは「関係者の間で解決すべきだと前向きに合意された問題のこと」ということがワークを通じて理解できた

<改善が望ましいこと>
◆新しいフレームワークを使う場合、その使い方の説明とテーマも各自の自由課題でなく、効果がよくわかるサンプル問題で練習した方がよいと思います
◆「課題」のことばの定義が複数あったように聞こえました
◆Google スプレッドシートの構成(下部の補足説明、別シートのスケジュール・グランドルールなど)の説明があった方が良かったです。説明が無くても自分で発見する人が多いとは思いますが、説明しておくと、出だしがスムーズになると思います
◆時間配分は良かったと思います。全体に追い立てられることなく、良いムードだったと思います。時間に余裕があったのなら、5分くらいでもグループから全体への共有があっても良かったと思います。グループ内のコミュニケーションは深まりましたが、他のグループは心理的に全く関係ない状態になってしまいました
◆対話の時間をもっと長くして欲しい
◆1.このテーマが初めての参加者には、進め方の説明が(何をやるか?)が理解できなかったようだ。
2.個々の課題から選ぶとグループコーチング的になってしまったので、共通の課題を設定するか、ケーススタディにした方が進めやすかったかも(少なくとも6グループでは・・・)



8. 定例会担当によるふりかえり:

今回は8月に引き続き、「課題のデザイン」の第2弾をテーマとしました。
第1弾の時以上に4名の定例会担当全員でプログラムを創りあげることができ、とても多くの学びがありました。
定例会当日はベテランの参加も多く、「教える/教わるの関係でなく、共に学ぶ相互学習の空間」という、理想的な定例会の姿に近づいていたように感じます。
一方で、ワークの進め方に関する説明に不十分な面があったりとベテランの皆さんに助けてもらう場面もありました。
今回、いただいたフィードバックを糧にさらに研鑽を積んでまいります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。
(いっちゃん)

定例会自体は、何度もミーティングを重ね、作り上げていったこともあり、一定の形にはなったのではないかと思ってます。その中でいただいたご意見については、今後よりよい定例会提供の材料にしていきたいと思います。 
一点、ワークの進め方や資料の説明に不足があったことは改善できたことで

した。漏れなくできるよう、もっと事前の練習をしていきます。
私自身の一番の収穫は、2回シリーズの定例会提供を通して、今回のテーマである「課題のデザイン」についての理解が深まったことでした。やはり学びを深めるには開催側に回るのが一番だと再確認しました。
ご参加いただいた方の中には、第3回目を期待される声もありましたので、ぜひ次も検討していきたいです。
(ぐっちょ)

今回は8月の続き、第2弾として、書籍「問いのデザイン」の中の「課題のデザイン」の後半をチャレンジし、担当メンバー全員で一から創り上げることができました。また、当日はテクニカル担当として参加したことで、定例会の様子を客観的にみることができ、参加された方のフィードバックからも書籍を参考に進めることの難しさと面白さを感じ、たくさんの気付きや学びを得ることができました。
テクニカル担当は前月のテーマから2回続けて、実施させて頂いたことで、不安から自信を感じることができました。メンバーのみなさまへ感謝します。
(ひろみ)

8月に1回目を開催して今回10月は2回目ということで、初めて前半部分のMFをやらせていただきました。何度も一人で練習してみましたが想定時間の半分ほどで終わってしまい、本番ではもっとわかりやすくゆっくりと説明しようと思っていたにもかかわらず、練習通りの時間でしか話せませんでした。
そこでプログラムの時間を変更したり、ワークの内容をもってみたりできるように研鑽を積んでいきたいと思います。
(まきさん)