2022年10月 第206回 赤テーマレポート:「職員室のリノベーションで『働き方が変わる』〜イノベーションを起こす土壌をどうつくるか~」中部支部

1.実施日時 2022年10月8日 (土)13:00-17:00

2.会場 貸し会議室イールーム名古屋駅前A

3.担当者 

話題提供者:上部充敬さん(横浜市立日枝小学校の学校事務職)
担当:うわい、りょう

4.参加者数 

会員:13名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):2名
一般・見学:9名
合計:24名

5.プログラム概要

 働き方改革が叫ばれる中、特に、学校現場での教職員の働き方はなかなかうまく進んでいない状況が見られます。
 今回、​​​​​​話題提供者として、著書「職員室のリノベーションで『働き方が変わる』〜 イノベーションを起こす土壌をどうつくるか」の 横浜市立日枝小学校の学校事務職員 上部充敬さんをお招きします。
 上部さんは、「どのような教職員集団でありたい か?」に立ち返り、対話と実践として、職員室に求める機能を見直し、主体的に職員室を改革=リノベーションしていくことで、その職員室は学校ごとに異なる変化を生み出されました。その過程を通して人間関係を良好にし、仕事の生産性を高めることにつながっています。
 上部さんは、認定ワークライフバランスコンサルタント。「先生の幸せ研究所」校内コンサル講座第1期修了生。魔法の質問キッズインストラクター。ホワイトボード・ミーティング®︎認定講師でもあります。
 定例会では、上部さんの実践エピソードと対話ワークを組み合わせた化学反応が生じる場となります。
学校の職員室はあくまでも一例です。多様な職場のリイノベーションで「働き方」が変わることにつながると確信しています。リアル開催します。是非ともご参加ください。

【プログラムの流れ】
1.サークルでのチェックイン
2.上部さんより横浜での実践例の共有
3.理想の職員室像について考える
4.理想の職員室像をもとに現在の職員室を点数化する
5.理想の職員室像に向かって現時点でできていることを考える
6.2~5を踏まえて明日からやってみたいことを考える
7.サークルでのふりかえり&チェックアウト

6.参加者コメント

・みなさんからエネルギーをいただけました
・わかりやすい進め方でした。今後の参考にしたいです
・内容がたいへん分かりやすかったです
・色んな方々と出会えたことです。
・多様な方々に集まってくださったこた
・ステップを踏んで進める。
・対面は良いですね。
・チェックイン、チェックアウト、対話のもちかた、全てが参考になりました。
・いろんな職種の人の話を聞けた
・いろんな方と話ができてよかったです!
・学校現場のリアルな課題や教職員の思いが生の声で聞けたのが貴重でした。
・すぐにでも活用できる内容が多く,有意義な時間でした。
・ワークショップ、OJTなどが自然な流れの中で組み込まれていました。教職員方の熱量を大いに感じて影響を受けました。
・意見を言える機会が平等にあるっていいですね!

7.定例会担当によるふりかえり

 サークルでのチェックインに始まり理想の職員室像と現実を見つめながらのワーク、ネガティブな発想ではなく終始ポジティブな雰囲気の中でワークを進められたことがとても良かったと感じています。上部さんの定例会内での言葉「ご機嫌は伝わりにくいが不機嫌は伝わるのが早い」がとても印象的であり、自分自身も現在のフィールドで不機嫌な状態でいないか、と見つめ直すきっかけとなりました。不機嫌も言葉や態度だけでなく、オーラや雰囲気からも伝わるものであると思います。一つの不機嫌がチームの前進を止めているのではないかと問われた時はハッとするものがありました。パソコンを入力しているとき、字を書いている時、など普段の何気ない行動の中で不機嫌が出てしまっていないかを意識しながら行動をしていきたいと感じました。
(りょう)

 ホワイトボードミーティング認定ファシリテーターである学校事務職員の上部さんに名古屋まで来ていただいたことに感謝いたします。名古屋や愛知県の事務職員の方を始め、多くの非会員の参加者があった。
 上部さんが現場の教職員の方々とファシリテーションを通して協働されていることが伝わった。とかく、教員が学校を変革しようとすることがあるが、事務職員を含む教職員がチームとなることの大切さを大いに感じることができた。
(うわい)