第101回:ファシリテーション入門 「たんぽぽワークショップ」中部支部

中部支部2013年9月定例会(青テーマ)報告書

◆日 時:2013年9月14日(土) 13:00〜17:30
◆場 所:名古屋港湾会館 第7会議室
◆参加者:23名 (FAJ会員 21名、一般 2名、初参加 7名)
◆ゲスト:チームたんぽぽ(東京支部)
 "チームたんぽぽ"は、 『「ファシリテーションとFAJの良さ」の種子を、たんぽぽの綿毛のように、高く・遠くへ・たくさん飛ばしたい!!』をコンセプトに東京支部の会員有志で 2010年10月結成されました。
◆担 当:浅井、安達、木下、徳山、杉原 (FAJ中部支部)
◆テーマ:ファシリテーション入門 「たんぽぽワークショップ」

◆【担当者からのメッセージ】
「たんぽぽワークショップ」は、チームたんぽぽが創った入門編ワークショップです。
「ファシリテーションってどんなもの??」という初心者対象に、体験と解説を通して、 よさそう、これなら使えそうという「話し合いを進めるためのヒント」を見つけるワークショップです。

 話し合いのワーク、体験したことをしっかり振り返るワークを中心に、ミニ解説を織りまぜながら進めてゆきます。
この「たんぽぽワークショップ」に参加すると、初心者の方は、ファシリテーションって良さそう、面白そうと感じて、もっと知りたくなります。
中級以上の方は、自分の現場に使えるヒントを得て、使えそうと感じて、使ってみたくなります。
「ファシリテーションとFAJの良さ」の種子を、たんぽぽの綿毛のように、高く・遠くへ・たくさん飛ばすため、奮ってご参加ください。

◆内容
前半の2時間ほどは、チームたんぽぽ提供の「たんぽぽワークショップ」を体験、後半は中部支部担当によるワークという2部構成にしました。

○ゴール
【たんぽぽワークショップ】
ファシリテーションってよさそう、おもしろい、もっと知りたい。「これは使えそう」「使ってみよう」というヒントを持ち帰ってもらう。

  【前半のワーク】
ワークに参加したみなさんが「たんぽぽワークショップ」での気づきやワークそのものを、明日からどのように使うかが明確になっている。

○進行
【たんぽぽワークショップ】
・インスト
・プロッキーの持ち方 (アイスブレイクを兼ねて)
・ペアインタビュー 他己紹介
・ミニレクチャー ファシリテーションとは?  ファシリテーターとは?  プロセス
・模擬会議 話し合いのOARR説明 
・話し合い(1)
・話し合い(2)
・話し合い(3)
・レクチャー アイスブレイク  OARR  見える化  場づくり

  【後半のワーク】
・インスト
問い「あなたは、「たんぽぽワークショップ」の気づきやワークそのものをどのように活かしますか?」
・個人ワーク
・対話1 グループで
・対話2 テーブルを移って
・対話3 もとのテーブルに戻って
・全体共有

◆感想 (後半ワークの担当より)
「たんぽぽワークショップ」は、東京支部「チームたんぽぽ」の方々によって作られたワークショップパッケージで、とてもよく考えられ完成度の高いワークです。
本来、「たんぽぽワークショップ」は平日の夜2時間などで、ファシリテーションはじめてという方々に向けたワークになっていますが、それを今回中部定例会で開いていただいたものです。

 「たんぽぽワークショップ」を体験していただいた後の、後半のワークをどういう流れにするかとても悩みましたが、「たんぽぽワークショップ」を実際に体験してみて、どんな学びや気づきがあったか、また、これから明日に向かって実際の行動として「たんぽぽワークショップ」の気づきや実際のワークをどう活かしていくかを深める場にしたいと思いました。
ワールドカフェの手法を使い、できるだけ多くの人たちと共有してもらえるような場になったのではないかと思います。

 いくつかの気づきの中で、ファシリテーションに慣れていない人たちにワークに参加してもらう際、「グランドルール」を「お約束」と言いかえてみるなど、できるだけ平易でわかりやすい言葉にしたほうがいいのではという意見がありました。
また、各グループからでた言葉で「さりげなく」というキーワードが印象に残りました。
さりげなく巻き込んで、いつの間にかファシリテーションに良さに気付いているというアプローチができたらとても素敵なのではないかと感じました。