第103回:ファシリテーションプラクティス中部支部

中部支部2013年12月定例会(青テーマ)報告書


■ 日時:2013年12月21日(土) 13:00〜17:30
■ 場所:東桜会館第二会議室
■ 参加者:20名(会員18名、非会員2名)
■ 担当:村岡千種、柴田朋浩(中部支部)
■ テーマ:ファシリテーションプラクティス

【担当者からのメッセージ】
ファシリテーションの本を読んだり、FAJの基礎講座や定例会に出たりして、様々にファシリテーションの体験をしても、職場の会議でいざファシリテーションをしてみると、さて、これでよかったのだろうか???と悩むことありませんか?
もちろん、ファシリテーションだけで会議が全て進む訳ではないものの、会議が終わった後になんだかモヤッとしたり、腑に落ちない気持ちになることもあると思います。
どんなところでモヤッとしているのか?どうしたらそのモヤッとがスッキリするのか?それを考えるために、今回は、職場での会議におけるファシリテーションに焦点を当てて、ロールプレイをしたいと考えています。

 架空の企業での会議を取り上げて、皆さんには実際に会議をしてもらいます。 
今回は残念ながら全員がファシリテーターをすることは出来ませんが、会議の参加メンバーとして普段と違う役割を演じる事で、会議ファシリテーションの中でそれぞれの役割、思惑がどんな風に絡み合うのか体験していただきたいと思います。
その会議についてのフィードバックをもらいながら、一緒にモヤッとをクリアにしていけるといいなと思っています。
会議の準備には、ファシリテーターはどんなことに気をつけるとよいのか、そんなイメージを持ち帰っていただき、実際の会議に活用していただくきっかけになるといいなあと考えております。


【ねらい】
実際にファシリテーターとして会議をファシリテートして、会社での会議の準備に必要なこと・ものがイメージできるようにする。

【プロセス】
1. アイスブレイク
「ひとときの対話」でメンバー個々人の情報共有とこの場にいる目的を共有。
2. ワークの説明と役決め、役作り
ワークの進め方を参加者全員で共有。
「ファシル製薬名古屋営業所の営業会議」のケースを読み込み、メンバーがそれぞれ自分のやりたい役を選択する。
3. ワーク1
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り方の説明5分、振り返り10分
4. ディスカッション・発表
「ファシリテーターは、どんなことやものに配慮すれば会議はスムーズにすすむのでしょうか?」
ディスカッション20分、発表(バザール形式)5分
5. ワーク2
ワーク1と同じシチュエーションで、ファシリテーターを代えてロールプレイする。
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り10分
6. 定例会担当からのレクチャー
「ミーティングを上手くすすめるためのポイントふたつ」
7. ワーク3の説明
次の会議に名古屋営業所長が突然参加するという状況設定を説明。
8. ワーク3
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り10分
9. 個人の振り返り
今日1日を振り返る。今日の気づきとネクストステップを手元の用紙に記入する。
10. グループでの分かち合い
次回に向けてのチャレンジをグループ内で共有する。

【参加者の感想】
・ このようなプログラムは、年間を通して数回実施できるようなスケジュールにしてはいかがでしょうか?
・ ワークの時間が短すぎました。ワークを2つに減らして、時間を増やした方が良かったと思います。
・ より現実に近い話し合い、教科書通りでないファシリテーションを体感出来た。良い設定だった。


【担当者の感想】
・ 昨年に続き第二回になるため、より身近にありがちな会議の設定にしました。会議中にコンフリクトが起きるように、配役の性格を考えました。前回、会議の設定がわかりにくいとの意見をもらいましたので、設定をより詳しくしました。とても難しかったが、ぜひまたやってほしいというお言葉もいただいたので、次回は参加者がよりのめり込めるような仕掛けを考えていきたいと思います。

・ 昨年に引き続きの企画でしたが、ファシリテーションとロールプレイのバランスが難しいというご意見を頂きました。担当者としても、新しいシナリオの作成など、自分自身もチャレンジさせていただき、とても勉強になりました。ロールプレイでは、「役を抜ける」ことが大事、と事前にお伝えしてあったからか、配役の上でたとえコンフリクトが起きていても、ふりかえりの場では、それぞれが自分の思いを伝える事ができたように、見受けられましたので、少しでも安全安心の場作りに貢献できたかな、と感じてい