第103回:HUG(避難所運営ゲーム)で多様性センスを磨く!中部支部

中部支部2013年12月定例会(緑テーマ)報告書

◆日 時:2013年12月21日(土)13:00〜17:30
◆場 所:東桜会館 第2会議室控え室
◆参加者:9名(8名+スタッフ1名)
◆担 当:林 加代子(FAJ中部支部)

◆テーマ:HUG(避難所運営ゲーム)で多様性センスを磨く!
◆ねらい:HUGに登場する多様な人々への対応を考えることを通して、普段の生活をふりかえる。

◆担当者からのメッセージ

自治体や防災組織で災害シミュレーションとしてよく使われている「HUG(避難所運営ゲーム)」は、避難所に次々と集まってくる人々や課題について、短時間で合意形成し、解決していくカードを使ったゲームです。そこには、老若男女、外国人、障がいをもった方々など、多様な人々が登場します。
多様な人々から見た避難所運営について東日本大震災時の報告も出ています。そんなことを折込みながら、違う視点でHUGに取り組んでみたいと思います。
コミュニケーションのとり方や人の見方がちょっと変わるかも!
乞うご期待!!


■当日の進行

【オリエンテーション】40分
・趣旨説明。
・東日本大震災の被害や避難所の様子を見る(イメージをつかむ)。

【アイスブレイク、作戦会議】10分
・自己紹介
・避難所運営の方針を考える。

【HUG】130分(休憩10分)
・2グループでHUGを行う
・途中、ストップタイムを設け、情報を共有しながら進める。

【共有、ふりかえり】80分
・他のグループのメンバーと、ポイントなどを共有する。
・もとのグループに戻ってふりかえり
・ふりかえりの共有
・ひとりひとりのふりかえり

■ふりかえり、感想など
【参加者のふりかえりなど】
・多様性について考える機会になった。
・能動的に決断する活動は組織変革に役立つと思った。
・非常時にもファシリテーションは大事だと思った。
・HUGの進め方もファシリテーションの要素がたくさんあると思った。
など、深くふりかえることができました。

【担当者の振り返りなど】
さすが、みなさんFAJメンバーだと思ったのは2時間しっかりと話し合い、決断を重ねていたことです。大きな決断が多かったので、話し合いも深いものだったようです。
担当者の意識が薄かった、ファシリテーションとの関係について整理していただいたり、決断の内容にも新たな発見がたくさんあったりと、担当者としても学びの多い定例会となりました。
ふりかえりの時間もたっぷりと取れたので、会場の一体感ができたと感じました。
ご参加くださったみなさんに学びの機会をいただいたことを感謝しています。