第105回:「FAJ中部支部のビジョン、ミッションをもとに、これからの定例会を創ろう!」中部支部

中部支部2014年2月定例会報告

◆日 時:2014年2月15日(土) 13:00〜17:30 (受付開始12:30)
◆場 所:東桜会館 集会室
◆担 当:すみや、ゆあさ、すばる、ウわい、ちぃとFAJ中部支部運営委員のみんな

【担当者からのメッセージ】
今回、中部支部は、より開かれた場で、一人ひとりが より磨かれる場所を作っていくために、支部としてのビジョン、ミッションを運営委員会で作成しました。

【ビジョン(To Be)】
中部支部は、
自他の力を信じるファシリテーターが人と人をつなぎ、人を動かし、社会、環境を変えていること、
及び、
そのファシリテーターの協働創造コミュニティとなること目指します。

【ミッション(To Do)】
中部支部は、
・何かを実現したい人が、周囲を巻き込んで成長するプロセスを支援します。
・多様な人との関わり方を通じて自分を知り、ファシリテーターとしての在り方を考えるきっかけを提供します。
・共に学び合い、自分と向き合い、挑戦する場と機会を提供します。

これらは、今年1月のFAJ中部支部スタッフ合宿で、創り上げた「私たちのビジョン、ミッション」です。

今回の定例会は、
4〜3月の一年間の定例会内容をこのビジョン、ミッションをもとに、出し合い、計画を考える場です。

それぞれにとっての2013年のFAJとの関わりや学びを振り返り、ビジョン、ミッションに照らし合わせて、私たちがやってみたいこと、だれかと一緒にやってみたいこと、などを出し合います。

多様なみなさんが集い、ファシリテーションを体験しながら、みんなで2014年の中部支部の計画を一緒に創る、気づき合う定例会にします。

これから一年のワクワクする定例会を一緒に計画しませんか。

【当日のプロセス】
0.オープニング
・定例会のねらい
・目標('14/4月までの定例会テーマを決める)
・本日のスケジュール紹介

1.一年のふりかえり
(1)チェックイン
(2)2013年のふりかえり
2013年の定例会を通じての個人の体験を振り返る。(2013年定例会のテーマ・内容一覧を確認してもらう。)→全体共有
(3)ビジョン・ミッション、コンセプトの提示
・運営委員会ビジョン・ミッションチームより説明
"それぞれがビジョン・ミッションを咀嚼し、理解をすすめ、互いに共有する時間"

2.定例会担当経験者による座談会
・定例会担当者にインタビューっ!!
この1〜2年に定例会担当デビューした経験者にインタビューする

3.発散(テーマ出し)
(1)前提条件の提示
・2014年5〜2015年4月までの計画作り
・原則2会場だが緑(=3会場)が出来る時もある
・支部イベントは実行します
・ビジョン・ミッションを意識しよう
・2015年2月は今回と同様定例会決めです
・今回みんなで決めた結論は原案として、最終確定は運営委員会で行います
(2)アイデアだし
自分がやりたい事・期待する事・関わりたいことをイメージし、対話で進める

4.収束
(1)テーマ出し ねらいもできるだけしっかり書いて貼り出す
(2)「どのように関わりたいか」...提供したいor一緒にやりたいorそそのかしetcを必ず書く
(3)休憩を兼ねて、テーマをながめる時間
(4)担当者希望調査(or投票基準決め?)
提供したい!(メイン担当者希望)
一緒にやりたい!(サブ担当者の希望(運営スタッフサポート))
そそのかしたい!(開催要望(運営スタッフ預かり))
(5)投票
・投票シールを配布
-赤:メインやりたい(1人3枚) ←自分でやる、誰かを呼ぶ
-青:サブならやりたい(1人3枚)
-黄:誰かやってほしい(1人3枚)
・テーマ案にシール貼り
・赤→優先的に決定
・青→メイン募集→現れたら決定
・青残り+黄色→投票数確認の上、運営スタッフ預かりを宣言
(6)時期決定

5.まとめ+クロージング
(1)少人数振り返り
・4人一組のグループに分かれ、今日の定例会について振り返る
(2)全体振り返り
・全体で振り返りを共有する
(3)クロージング
・終了挨拶


【結果】
10か月分(支部イベントと定例会を決める定例会の2か月分を除く)の枠に対して、27件のテーマがあがり、最終調整はFAJ中部運営委員会に委ねられました。

【担当者の感想】
運営委員会で、2014年度の定例会への取り組み方(ビジョン、ミッション、コンセプトを含めて)や、定例会テーマの決め方、手順を明確にして、参加者のみなさんが受け止めやすくプログラムを工夫したところが功を奏しました。まだ改善の余地はありますが、2月定例会における過去からの積み重ねの結果が生きているのを感じました。来年はまた新しい取り組みが出てくるのを期待しています。(西野)

運営スタッフの合宿で、2月定例会担当になかなか手が上がらない中、とりあえずのプロセスデザインを考えることになったチーム内で、「私たちで、2月定例会担当をやっちゃいましょうか」と私から提案した(そそのかした)ところ、コミットしてくださった、すみやさん、すばるさん、ちぃちゃん、ゆあさくん、本当にありがとうございました。その後、定例会当日まで顔を合わすことができませんでしたが、「とにかく、この場で決めるぞ!」のコミットが、参加していただいたみなさんに伝わったと感じていました。
改めて、ファシリテーターのコミット次第で、この場がどう変化していくのか、を実感しました。みなさん、ありがとうございました。(ウわい)

運営委員合宿で上井さんの"そそのかし"を受けて、定例会を担当することになりました。
初めて定例会をしてみて感じたことは、ファシリテーターが場を信じきることの大切さです。
「決めなきゃいけない」と焦らず、「きっと参加者と一緒に決められる」と自分に言い聞かせ、結果的にはただ自分にできることをやっている、といった一日でした。
また経験豊富で心強い担当者の皆さんのファシリテーターとしての在り方も、勉強になりました。ありがとうございました。(ゆあさん)

今回、私は進め方の説明とふりかえりの部分を担当させていただいたのですが、参加者のみなさんの表情やしぐさから「どのくらい納得されているのかな?どのくらいこの場に参加しているのかな?」と感じる事を意識していました。
参加者の方が、深くうなづいて下さる、目を合わせてくださる、聞いて下さるということが、私にとってそれらを感じる手がかりになっていたように思います。逆にいうと、自分が参加者の時に、そのような合図を送っているだろうか?とふりかえるきっかけになりました。
自分にできる精一杯はやったつもりですが、まだまだ経験と実践が必要だなと、あらためて感じています。今回世代も背景も違うメンバーと一緒にやらせていただくことで、とても勉強になりました。ありがとうございました。(ちぃ)

1月の合宿で大筋合意していたとは言え、短期間メールのみで定例会をデザインし、何とか目標のアウトプットを得られたのは、要所を押さえてくださった、ちぃさん、すばるさん、うわいさん、ゆあさん、また他の運営委員や参加者の皆さんのおかげです。当日に下打ち合わせ無しで、いきなりインタビューに応えて頂いた方には特に感謝しています。
さて、この定例会のもう一つの目的に、新しく定例会担当をやろうと言う人を増やすことがありました。では、定例会担当をするメリットで今日伝えたいメッセージは何だろうと進行しながら話し合って出てきたのは、「少々のことには動じない態度で振る舞える」でした。伝わったでしょうか。(すみや)