1)インストラクション (10分)
「目的・狙い」「グランドルール」の説明
ワークは4人1組で行い、グループ分けはファシグラ実践回数(事前アンケート回答)でベテランと初心者が均等になる様にした。
2)自己紹介タイム (10分)
A3用紙の中央に「今の自分の気持ち」を表す表情イラストを描き、周囲に4つの吹き出しを描き、
それぞれに「1.who? 2.where? 3.what? 4.why?」を記入する。
グラフィックを基に4人のグループ内で共有。
3)聴きとり・比べてみるワーク (15分)
同じ話でも聴き取りかたによって、描く内容が異なることを確認する。
話は「新聞記事の読み上げ」と「語り手による体験談」の2種類。
それぞれ約2分程度の話を1回だけ聴き描き取った内容をグループ内で共有。
4)チャレンジワーク (40分×4回+15分)
グループ単位で「模擬会議と振り返り」を各4回行い、参加者は模擬会議と振り返りのファシグラを2回ずつ実践。
全体の振り返りは、壁に貼ったグラフィックにコメントを記入した付箋を貼り実施。
模擬会議のテーマは下記の4テーマ。
テーマ1:良いファシグラについて考える
テーマ2:起死回生の名古屋スペシャルバスツアー企画
テーマ3:女性役員比率40% 日本でも導入すべき?
テーマ4:つまらない会議を改革する
5)全体振り返り (10分)
1日の振り返りとして参加者全員が円形に座り隣同士で振り返る。
3組が振り返った内容を発表し全体で共有。
◎参加者の感想
・かんたん基礎グラレッスン
ペンの持ち方を覚えれた。気持ちが高まった。
次のワークにすんなり取り組めた。
基礎をしっかりと理解できた。
担当の方の語り口、質問への対応が良かった。
・自己紹介タイム
自己紹介の仕方として面白かった。
最初に顔を描く必要性が分からなかった。
アイスブレイクという意味でよかった。
吹き出しの内容はもう少し面白くても良いのでは。
・聴き取り・比べてみるワーク
要点を聞き取り記録する時間を早くする必要を感じた。
同じ内容で結果を見比べると自分の得手不得手が分かってよかった。
良い例を見せてもらえると更に学びになると思う。
・チャレンジワーク
とても良い実習になり、グループのメンバーからの意見が大変参考になった。
「女性役員」はテーマとして難しく、他にも情報が必要と感じた。
他の人の描き方をたくさん見ることができた。
お手本があると良かった。
実際にFGをやってみる機会を得てフィードバックをもらえるのは良い機会だった。
会議時間が少なく感じた。逆に振り返り時間は短くても良い。
◎担当者の感想
・初顔合わせのメンバーがワークを通じてコミュニケーションを深めて行く過程をじっくり観察できました。当初は固い表情だった参加者が、最後の方で生き生きと議論を仕切っているのが印象的でした。
・模擬会議で全員が必ずファシリテーションをする側と受ける側の両方の立場を経験することができるというのがポイントかなあと思いました。同じ経験をしているので共感しやすく、気づいたことを即実践できるのが、とてもいいと思いました。
・MFとしてはミスが多くて申し訳ない出来だったかなと思います。すいません。準備不足で、直前の1週間、当日ともに、バタバタしてしまいました。定例会の主催側に回るのははじめてだったのにも関わらず、どんなタスクがあるのかという洗い出しや分担、何をいつ決めるのかについて宮ちゃん任せで、自分で確認できていませんでした。もっと早い段階で共有しておくべきだったなあと反省してます。
・意外と準備の打ちあわせでファシグラ使ってなかったのに後から気が付きました。もったいなかったかも。
・ワークの組み立てを考える中で、ファシグラやファシリテーション自体を深く考えるきっかけになりました。
・昨年からFGYMについて東京や北海道支部で学ばせてもらい、勉強会を立ち上げて積み重ねてきた一つのカタチとして、中部支部による定例会を開催できたことは率直に嬉しかったです。
・MFを勉強会に参加されたコクボさんが果敢にチャレンジされたことも素晴らしかったと思います。何より、参加者の皆さんから温かいコメント、たくさんのフィードバックを頂けたことに感謝です。
・今後の展望としては、中部エリアのみなさんに参加していただくことでさらに進化・深化させていき、より独自性のあるファシリテーショングラフィックの在り方をさらに探究していきたいと思います。ファシグラをした後の模造紙を観ながらの勉強会、ホワイトボードを使ってのファシグラとの比較、多様なフレームや構造化の効果や適性についても追究していければと考えています。