第112回 緑テーマ:ファシリテーション入門 「たんぽぽワークショップ」中部支部

2014年09月 中部支部定例会 緑テーマ
テーマ:ファシリテーション入門 「たんぽぽワークショップ」
〜綿毛のように広がり、どこでも芽吹くファシリテーションのちから〜

◆日 時:2014年9月20日(土) 13:00〜17:00
◆場 所:東桜会館 第2会議室 講師控え室
◆担 当:角谷裕司、徳山可之、安達洋(FAJ中部支部)

【担当者からのメッセージ】 (開催前)
「たんぽぽワークショップ」は、チームたんぽぽ(東京支部の会員有志)が創ったファシリテーションの入門編ワークショップです。
「ファシリテーションってどんなもの??」という初心者の方を対象に、体験と解説を通して「話し合いを進めるためのヒント」を見つけるワークショップです。
当日は、話し合いのワーク、体験したことをしっかり振り返るワークを中心に、ミニ解説を織りまぜながら進めてゆきます。
この「たんぽぽワークショップ」に参加すると、初心者の方は、ファシリテーションって良さそう、面白そうと感じて、もっと知りたくなるでしょう。
中級以上の方は、ファシリテーションに触れたころの初心を思い出し、ご自分の現場にどんどん使ってみたくなるかもしれません。
「ファシリテーションとFAJの場での気づき」の種が、たんぽぽの綿毛のように、風に乗って高く・遠くへ・たくさん飛んゆきで、新しい場所で広く芽吹く ことを願っています。是非とも、奮ってご参加ください。

【プログラム】
(前半MF:すみや)
・はじめに
・ペンの持ち方、付箋紙の使い方
・ペアインタビュー
・他己紹介
・ちょこっと解説
・たんぽぽの種シート記入・共有
・話し合い(1)
「ふだんの話し合いの場でどんなことが起きていますか?」「話合いの場面でのあるあるをたくさん出してみましょう」
・話し合い(2)
(一つに絞ったテーマついて)「どうしてそんあことが起こっているのでしょうか?背景や理由を考えてみましょう」
・話し合い(3)
(今出した背景や理由をもとに)「どうしたら、解決するのかたくさん解決案をだしてみましょう」。もし良いことであれば、「もっとよくするには、あるいはいいことを増やすにはどうしたらよいかを考えましょう」
・たんぽぽの種シート記入
・意図開き WSで使用したファシリテーションのスキルを知ってもらう

(後半MF:とく)
・ワークショップを振り返る(参加者が少なかったので、準備したプログラムは見送って、全員で模造紙を囲んで対話の時間としました)
「今日一日を通してどうでしたか?」(MF、参加者、それぞれの立場から)
・アンケート記入

【参加者の声】(アンケートより抜粋)
●「ファシリテーションっておもしろそう」「使ってみたい」と思えましたか?
思えました。もっとファシリテーションを知りたい学びたいと思った。
使ってみたい→思った! おもしろそう→難しい
職場などでぜひ使いたい

●ご自身の仕事や活動で活かせそうなことはありましたか?
かなりあった:3 少しあった:0 あまりなかった、ほとんどなかった:0
☆その理由や内容をご記入ください
意見が出にくい内容の時、1対1のコミュニケーションから多数へ。また全体から少数へ行うことで多様性がうまれること
可視化、グラフィッカーの大切さを実感しました。また、グラフィッカーについてもっと学んでみたいと思った。
ファシリテーターの役割(発言を受け止めること)を再認識した
ファシリテーション初心者の方への入門編として、よく考えられたプログラムだと思います。

●わかりにくかった点、気になった点はどこでしたか?
随時、質問を受けてもらえたり、意見を聞いてもらえたので良かったです。
話し合い(1)〜(3)の流れが予め分かっていた方が、各パートに取り組みやすかった、かも。
テーマ決め(話し合い2)のところ。テーマ決めが多数決で決まっていくところ。

●この次に進むとしたら、どんなことが知りたいですか?
ファシリテーションにおけるグラフィックのやり方
ファシリテーターの具体的な立ち振る舞い
たんぽぽ収束編にかかわってみたい

●その他、印象に残ったこと、意見・感想などを自由にご記入下さい。
とてもわかりやすくて良いワークの時間になりました。振り返る事の大切さも知りました。
紙ポの出すタイミングが良かった。
誰より何が大事、関連付けを意識すること、に心掛けたいです。
グランドルールの大切さ
アイスブレイクにテーマと関連づけたものを入れること

【担当者振り返り】
私は、昨年たんぽぽのMFをやらせていただく機会があったのですが、今回ワークの際は参加者として(人数調整もあり)体験させていただきました。
ファシリテーターと参加者の両方からたんぽぽをやってみて、それぞれの立場で学びや気づきが少し違って、(例えば、模擬会議の時間の感じ方など)非常に貴重な体験ができました。(アダチ)

話し合いの中で相手の発言と自分の発言を意識して関連付けることが大事。そう感じたFAJ定例会でした。(とく)

中部メンバーのみで開催したため、たんぽぽの種の広がりを強調するためにサブタイトルを変えてみました。
過去の進行表や支部の定例会レポートを読み込み、担当チームで紙ポを作っていく過程の中から、たんぽぽプログラムの意図の理解が深まりました。更に、本番で参加者の反応を受けるともっと分かっていく気がしました。
ポストイットの剥がし方、書く向き、貼ったときの様子などを追加してみましたが、割と受けが良かったです。
当日の進行についての説明の不十分さは、指摘されるまで気づきませんでした。双方向の場として、参加者との連携でワークを作る場にできたら、よりよいと思います。プログラムの意図が読み取れていない部分の説明が分かり難かったり、内容が不足したかも知れません。これは場数とそのフィードバックが必要であろうと思います。(すみや)