第131回赤テーマ「グループ・プロセス・コンサルテーション 〜グループの中で起こるプロセスを見て感じて、働きかける〜」中部支部

FAJ中部 2016年6月定例会 赤テーマ 報告書

◆テーマ:「グループ・プロセス・コンサルテーション 〜グループの中で起こるプロセスを見て感じて、働きかける〜」

◆日時:2016年6月18日(土) 13:00〜17:30

◆場所:東生涯学習センター 第二集会室

◆担 当:とばっち(中部支部)、ちぃ(企画参加、北海道支部・中部支部)
◆監 修:津村 俊充氏(南山大学名誉教授、一般社団法人日本体験学習研究所 代表理事・所長)

◆参加:27名 (会員25名、非会員2名)

◆担当からのメッセージ
シンポジウムに参加いただいた皆さま、お疲れ様でした!名古屋での濃い2日間に全国各地から集結したファシリテーターたちも大満足だったようです!中部支部の皆さまの支えがあってこそのシンポジウムでした。
さて、シンポジウムでのテーマセッション「組織開発」の中で、言葉だけ紹介された「プロセス・コンサルテーション」を題材にしたテーマをお送りします。実はリクエストにお応えして3年ぶりのリバイバル登場です。
以下に2013年10月でのメッセージを掲載しますね。
「ファシリテーターは場づくりが大事。目的を明確にして、アジェンダつくって、会場を整備して、準備は万端、話し合いの始まりだ! ところが、いざ始まると思うようにはいきません。
ヒートアップしたり、沈滞したり、誰かが変なことを口走ったり...
ファシリテーターとして、質の高い場を確保して、より良いアウトプットにつなげるために、どんな時に、どんな働きかけをしたらいいのでしょうか?
今回の赤テーマは、グループやチームの成長を促すための介入手法である「グループ・プロセス・コンサルテーション」の考え方をベースに、話し合いのプロセスの真っ只中で、どう介入するのがいいか、一緒に練習しながら考えるプログラムを提供したいと思います。」
一緒にプロセスから学び合ってみませんか?

◆プログラム
1.オープニング−挨拶、本日のねらい・スケジュールの説明、 アイスブレイクを兼ねたグループ分け、グループ内自己紹介
2.グループ・プロセス・コンサルテーション(GPC)の紹介−プロセスとは?GPCとは?−運営委員の皆さんの力を借りてデモンストレーション
3.GPCセッション(1)−コンセンサス実習「人気のスポーツ TOP5」−ふりかえり
4.GPCセッション(2)−講義「GPC介入の種類」−コンセンサス実習「震災復興ボランティアチーム」
5.追加GPC演習−コンセンサス実習「人気のスポーツTOP5PART2」−フィッシュボールを取り入れた介入練習−ふりかえり
5.GPCセッション(3)−テーマ「GPCの考え方は、ファシリテーションを学ぶ(実践する)上でどんな意義があるか?」をグループで話し合い−グループ間発表
6.クロージング−全体ふりかえり、アンケート記入−終了挨拶

◆担当者振り返り
・2月定例会(1年間のテーマ決め)でリクエストが出され、リバイバル実施。北海道在住のちぃちゃんの助けを借りて実習内容もパワーアップして提供することができました。ありがとう、ちぃちゃん。グループ・プロセス・コンサルテーションという概念はあまり知られていませんが、「プロセスを見てプロセスに働きかける」というGPCのスキルは、ファシリテーションには大変役立つものととらえており、少しでも伝えることができたかなととらえています。
今回、セッションの流れで、有志でつくった即席グループの話し合いをメンバーで観察して、観察者が随所GPCとしての介入を考える、というワークを試みました。「今ここ」でどうするか?という練習がいい体験になったようで好評でした。デモンストレーションに応じてくださった皆さま、ご協力ありがとうございました。(とばっち)

・今年の5月にとばっちに来ていただき、北海道支部でもGPCをテーマに話題提供をしていただきました。その時は、ひさしぶりに中部の風を感じつつ、とばっちと楽しみながら実習を作らせていただきました。その際、課題にあがったことは、改善できるよう実習内容や構成を企画段階で一緒に検討させていただきました。後日とばっちから急遽フィッシュボールを入れたことや、参加者の皆さんのご協力があってとてもスムーズに進んだことを伺い、当日参加できなかったことが何よりも残念でなりません。次の機会があったら。そのときには参加したいと思います。ありがとうございました!(ちぃ)

以上