■ 日時 : 2005 年 3 月 19 日(土) 13:00 〜 17 : 00
■ 場所 :中部自転車協議会 9 階会議室
■ 参加者:安藤(幹)、石田、壱橋、伊藤、井上、大角、加藤、川上、川端、長谷川、早川、林、東、堀、八木、芳本&下谷夫婦、
ビジター参加:尾崎、堀 恭子 合計 20名
■ 担当 :堀
■ テーマ:生体験!日本一のファシリテーションを目指して!
1.今回の狙い
• ファシリテーションを学ぶということは、どういうことか、ファシリテーションを学ぶには、どうすれば良いかを考える
• 上記を考えるプロセスで、実際に F を体験してもらい、個人のスキルアップにつなげる。
• 堀さんの研修エクササイズの新ネタの実験台になってもらう。
2.エクササイズ(1)
テーマ:「ファシリテーターにとって最も大切な資質とは?」
内容 :以前中部プレ MTG で出された F が大切にすべき七つの資質の優先順位を個人で考えた後に、チームで合意形成を図る。
→ 喚起力、即応力、洞察力、共感力、愛/信頼、公平性、存在感
方法 :ファシリテーター 1 人+メンバー( 3 〜4)人でワーク 50 分、振り返り 20 分
討議結果:各グループで合意形成された優先順位
グループ名 |
喚起力 |
即応力 |
洞察力 |
共感力 |
愛 |
公平性 |
存在感 |
チーム kerry |
4 |
5 |
6 |
2 |
1 |
3 |
7 |
バッシ |
5 |
4 |
6 |
2 |
1 |
3 |
番外 |
ザ・漫才 |
4 |
3 |
7 |
5 |
2 |
6 |
1 |
万博始まるぞ! |
1 |
4 |
4 |
4 |
1 |
1 |
7 |
※"万博始まるぞ! " グループは個々の優先順位を決定するところまでは行きませんでした。
全体交流:全員で感想を述べ合う
・各言葉の定義をすること(全員で共有化すること)に 時間がかかった
・各言葉を簡単な言い方に変えることにより共有できた
・優先順位をつける基準(ものさし)を明確することが難しかった
・ファシリテーターが結論を誘導する結果となった
※ このテーマは価値基準がはっきりしていないものに 優先順位をつけるためメンバーにより様々な意見があり、ファシリテーションすることが難しかった。
参考までに、中野 民夫氏はファシリテーターにとって大切な要素として " 愛/信頼 " と共に " 存在感 " をあげています。 ここでの " 存在感 " の意味も話し合う必要があるとの意見もありました。
3.エクササイズ(2)
テーマ:「こういう時にあなたならどうしますか?」
内容 : F が直面しがちな七つの状況に対する望ましい対応を、個人で考えた後に、チームで合意形成を図る( 5 択問題)。
→ プロセスデザインのミスマッチ、攻撃的なメンバー、論点のずれ、偏ったブレスト、 F と G の連携不足、対立解消、議事録の不備
※ 個々の質問については後日出版される堀さんの書籍をご覧ください。
方法 :ファシリテーター 1 人+メンバー 4 人でワーク 50 分、振り返り 20 分
全体交流:各グループでの討議結果はほぼ同じであったが、攻撃的な メンバーに対する対処法と、論点に沿って話し合わない人 (脱線ばかりする人)に対する対処法について意見が分かれた。
・ 攻撃的なメンバーに対する対処法 【最善解】
休憩時間に自分が受けている印象を話して、攻撃する意図があるのか尋ねる。
この問題で一番意見が分かれた。
その場で本人に注意する(やんわりと指摘する) という意見も根強かった。
・ 論点に沿って話し合わない人(脱線ばかりする人)に対する対処法【最善解】
「では ○○ についてお願いしますね」と発言前にやわらかく釘をさす。
最善解と思われた、メンバー全員が見えるよう、ホワイトボードに現在の論点を書いておく方法は議論が熱してくるとメンバーが見ないため、意外と効果がない(特にまち系)
4.全体討議
1)グループ討議
テーマ:「今日の WS のどこに最も学びがあったか?」
内容 : WS の中の学びの要素の中で、どこからの学びが一番大きかったかを話し合う
(1) ファシリテーションについて考える(語り合う)
資質/能力面、対応/行動面
(2) ファシリテーションを体感する
ファシリテーションをする、ファシリテーションを受ける
(3) ファシリテーションを振り返る
フィードバックを受ける(見る・聞く)、フィードバックする
(4) ワークショップ全体から学ぶ
プログラムデザイン面、進行面
方法 :グループ討議 20 分(ファシリテーター無し)
2)全体自由討議
<出てきた意見>
・やった人が一番学びがあった。やらなきゃ学べない!
・エクササイズ1と2とでは、1の方が合意形成が難しい。
・メンバー相互の人間関係ができていない中でのフィードバックは難しい。
→ 相手に受け取ってもらえるFBのコツをつかみたい。
・人のフィードバックを聞くことが学びになる。
・グループのメンバーをその気にさせることが難しい。
・まち系とビジネス系とでは、前者の F が難しい。(異論あり)
・明日から学んだことを何かやってみようと思った。
・難しいものだと思っていたが、やればいいんだと思った。 等々
※ 次回の予定
日時 : 4 月 16 日(土) 13 : 00 〜 17 : 00
場所 :中部自転車協議会 9 階会議室
テーマ:「ファシリテーターの資質を探る」 〜 古武術にまなぶ、ファシリテーションの極意 〜
担当 :木津さん、林さん、東さん
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実験の中で議論した ・テーマ: 「FAJ中部支部でやりたいこと ミッションとビジョン」 のアウトプットです。 (模造紙にまとめたのも) |
ファシリテーター壱橋さんが ファシリテーションをしているもの |