第26回:2007年1月20日 ノミナル・グループ・プロセスを体験しよう♪中部支部

■日時   平成19年1月20日(土) 13:00〜17:30
■場所   東桜会館
■参加者  25名
■担当   牧野 剛(中部支部会員)
■テーマ 「ノミナル・グループ・プロセスを体験しよう♪」
■参加者 浅井さん、天野さん、石原さん、宇井さん、上田さん、
     大山さん、加藤誠さん、川上さん、菊池さん、北川さん、
     小森さん、志賀さん、菅股さん、谷口さん(関西)、
     田村さん、鳥羽さん、名倉さん、野口さん、松浦さん、
     三浦さん、米良さん、森部さん、安田さん、
     芳本さん(関西)、渡辺さん、牧野(議事録)、安藤

■目的 (1)街作りでもビジネスでも使われる基本的なアクティビティの一つである
     ノミナル・グループ・プロセス(nominal group process)を体験してみよう。
    (2)体験を通じて、手法の効果的な活用を一緒に考えてみよう。

■当日の流れ
 13:00 グループ分け & アイスブレーク
         ホルダーの色でグループ分け(8名〜9名)
         初参加者を聞き、グループ間の平準化
        ●アイスブレイク 「どんな顔?」絵を書き写すアクティビティ
        ●自己紹介「自分を車か車の部品に例えると...」

 13:30 進め方の説明
        ステップ1 ファシリテーター、記録係、タイムキーパー等を決める
        ステップ2 一人ブレスト
        ステップ3 ブレイン・ストーミング
        ステップ4 アイデアを理解するためのグループ討議
        ステップ5 加重投票でランク付け
        ステップ6 投票結果に基づくグループ討議

 13:40 ワーク 1 〔グループワーク〕 
        次のテーマより各グループが好きなテーマを一つ選択して、ノミナル・グループ・プロセスで討論する。
        (1)ファシリテーター(進行役に)に必要なモノを3つあげるとしたら?
        (2)中高年の健康に大切なことを3つあげるとしたら?
        (3)やりがいのある職場作りに大切なモノを3つあげるとしたら?
        (4)楽しい街作りに大切なモノを3つあげるとしたら?
        (5)会議を充実させるのに大切なものを3つあげるとしたら?
 
 14:50 チームごとの発表(コンテンツについて)
 15:10 チームごとのふりかえり・振りかえりの共有
        ・点数だけでなく、投票数も考慮すえきか?
        ・時間がなくなり、少数意見で取り上げるべきものを話し合うことができなかった。
        ・話し合いの前提条件が後(ステップ6)になって出てきた。
        ・テーマに対するの各自の解釈が違いが出てきた。
        ・テーマの共有化はどのタイミングが良いのか?
        ・スピード感があった。
        ・アイデアがよく出た。また、ステップ4、ステップ5でもアイデアが追加された。
        ・構造化を途中にいれたい。
        ・公平性が担保される。
        ・アイデア数が多いときは、ある程度絞り込む法が良い。
        ・急にアイデアを絞り込みすぎてしまった。
        ・一人一人の声が聞けた。
        ・加重投票の意味は?
        ・加重投票の重み付けのバランスはどうなのか?
 15:20 休憩
 15:30 質問タイム
        ワーク2
        テーマ:定例会(フォーラム、ワークショップ)で体験したいこと、やってみたいことを3つ提案する。
 16:50 チームごとの発表(コンテンツについて)
 17:10 ワーク 2 のふりかえり
        ワーク1を体験して工夫したこと。
        その結果、うまくいったこと。うまくいかなかったこと。
        (●、▲、◆はグループごと)
        ●一人ブレストの後に数を絞って、発表する方式にした。後の議論が出やすくなった。
        ●アイデアを自分なりに絞り込んで発表したので、他の方の意見を受け入れがたかった
        ●ステップ3のブレストでアイデアを出した後に補足説明を加えた。
        ●ステップ6の議論の時間を増やした。
        ●加重投票を2回実施した。
        ▲ポストイットを使用したら、ワンワードになりがちになり、かえってまとめにくかった。
        ▲分類、構造化をしたら投票しずらくなってしまった。
        ◆ステップ6の投票後に、多く集まったアイデアの特徴と基準を話し合い、再度加重投票したので、議論がまとまり易かった。
        ◆選んだ思いを聴くと、自分の考えが変わった。
        ◆A4を3分の1にした紙をポストイットの様に使かたら、分類整理したら、頭が整理でき、やりやすかった。
        ◆自分の案にも投票して良いとルールを明確にした。
 17:20 まとめ
 17:30 終了

〔担当の感想〕
 自分一人で進行していると気付かなかったことを、たくさん発見できる場になり、大変勉強になりました。感謝、感謝です♪
 みなさんと一緒に、体験→振り返り→実践→振り返り→スキル化、ワザ化することが感じられました。
 また、3つに絞り込むテーマは、コンフリクトが起りやすく、活発な論議が行われることも体験できました。熱のこもった話し合いを冷静に見られる体験は貴重でした。
 なお、12月の運営委員会で時間を頂き、プログラムを試すことができたのは本当に良かったです。みなさん、ご協力ありがとうございました。
 ノミナル・グループ・プロセス PART2の機会があればうれしいです。

[泡の会]
 定例会本編では行えなかったアイスブレイク 「ウソ? ホント?」が泡の会で大変盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。