中部支部イベント 2010年11月20日 体感!ファシリテーション・ベーシックス サファイアセッション中部支部

<サファイアセッション報告>

■日 時: 2010年11月20日(土) 10:30〜15:40
■場 所: 名古屋国際会議場 会議室133・134
■参加者: 42名(会員/一般の人数詳細不明)
■担 当: 上井 靖,檀野 隆一(中部支部)
◆テーマ:「もやもや会議→スッキリ会議 〜観て、聴いて、やってみよう!〜」

◆ねらい(イベント案内文より):
 世の中には会議が多いですね。「事件は会議室で起こっているんではない。現場で起こっているんだ」という名セリフがあるくらい会議は世の中に満ち溢れています。
ただ、会議が楽しいかというとそうでもなく、皆が黙って時間が無駄に過ぎていく会議や、偉い人の話を黙って聞いているだけの会議等、会社の生産性にどれだけ貢献しているのかよくわからない会議が多いのも実情です。
今回は、会議でファシリテーションを使うと何がどういいのかというところを、じっくり体験して頂きます。
少し講義もありますが、実際にファシリテーターをやってみてどうだったかという体験を通してしかわからないこともありますので、実際にやってみようというのが今回の趣旨です。
「本当にファシリテーションは会議に役に立つのだろうか」、「使いどころがいまいちよくわからない」、「そもそもファシリテーションが何かよくわかっていない」という方にお勧めです。

◆内容:
I.オープニング
・はじめのことば,本日のねらい・流れ説明
・アイスブレイクを兼ねたチーム分け
・チーム内自己紹介
II.グループワーク?「ロールプレイ「共鳴しない会議」と「共鳴する会議」体験」
・カードを使って、会社内の会議をするにあたって、各人のロールプレイの役職を決める
・「共鳴しない会議」のロールプレイを体験
 →簡単に今のワークを振り返り
・「共鳴する会議」のロールプレイを体験
 →簡単に今のワークを振り返り 気付いたことを発表
III.講義「会議のファシリテーションで押えておきたい3つのこと」
・信頼関係構築/場を読む、チームを見るということ、議論する内容を場に示す
→これらのキーワードについて簡単に講義
・講義後の振り返り
VI.グループ・ワーク? 「受けとめる、聴く、観る」
・6人チームでワークを行う。「あなたはどんなおみやげをもらったら嬉しいですか?」
 →ファシリテーター、観察役を決めて、12分ワーク、3分フィードバックを3人分繰り返す
・さきほどの6人チームのまま、第2のワークを行う。「居酒屋は禁煙が時代の流れなの?分煙がいいの? 喫煙OKなの?」
 →ファシリテーター、観察役を決めて、12分ワーク、3分フィードバックを残りの3人で繰り返す
・ワークを通して振り返り
V.セッションふりかえり・クロージング (省察)
・「グループとして成長したと感じた瞬間は?」
・「あなた自身が学んだこと、活用したいことは?」
 →この2つについて、グループで振り返りを行う。
・最後にグループ内でチェックアウト、終了挨拶。

◆参加者の声(アンケートより)
「ロールプレイは魅力的でした」
「ベテランの方のファシリテーションのノウハウなど垣間見ることができて良かった」
「ファシリテーションの様子を第三者的に観察するというのは面白かった」
「物言い、進め方により場の雰囲気が大きく変わる事、ファシリテーターの重要性を体感でき、勉強になりました」
「細かいふりかえりで反省や成長につながりました。楽しかったです」

◆担当より
・東京支部のはじめの一歩と似たような部分もあり、初心者向けにプログラム設定したのだが、思いのほか初心者よりも中級者の満足度が高かったように思う(アンケートを見る限り)
・逆に初心者も多い中、ロールプレイをいきなり始めてしまったため、戸惑ってしまった人が多かったように思う。アイスブレイクの必要性を感じた。
・ロールプレイについては、どこまで事前に情報を伝えるか、あまり詳しくすると読み込む時間がかかってしまい、場のリズム感が崩れるなど、調整すべき事項も多いが、また次回を希望される方もおり、定例会でもロールプレイのワークを行ってみたい。