1.実施日時:2018年10月20日 (土) 13:00~17:30
2.会場:東桜会館 第2会議室
3.担当:しばちゃん、すばる、いけちゃん、ぐっちょ(FAJ中部)
4.参加者数: ファシリテーター(チーム) 4名 + 参加者 14名
参加者の内 会員13名 +見学者1名
5.プログラム概要:
「ファシリテーション スキルアップ道場 ~ファシリテーションをもっと体験したい!~ 」
ありがちな問題をテーマにファシリテーションスキルの向上を目指す
【タイムスケジュール】
■イントロダクション 10分
■自己紹介 5分
■模擬会議「Aテーマ(前半、後半)」80分
■スキルの話 15分
■模擬会議「Bテーマ(前半、後半)」80分
■ふりかえり 30分
【各テーマの前後半ごとの構成】
・作戦会議(ファシリテーターは会議運営、メンバーは役回りを確認)
・模擬会議実施
・ファシリテーションの振り返り
(会議の盛り上がりやプロセスを外から見ていた人からフィードバックする)
6.参加者コメント
【良かったこと・役に立ったこと】
・時間どおりできた。
・困ったちゃん役があるのは良かった。実践は勉強になる。
・ファシリテーションについて学ぶことができ、とてもうれしかったです。
何度も参加したいと思いました。
・しっかりF体験して頂いたと思います。
・ファシリテーターを実践経験できた。
・実践する場が得られて良かった。100本ノック的な場をこなす内容があればなお良い。
・ファシリテーションの基礎を学べたこと。
・オーソドックスにFとかタイムキープとか決めて進めていく方法が逆に新鮮でした。
Fとしてどうよ?を自分で考えました。
・負荷のあるワークで丁寧にプロセスを見ることの重要さを改めて学んだ。
他支部の運営委員会を知ることが出来て、良いところを持ちかえれそう。
何よりも温かくむかえて下さって感謝!!
【改善が望ましいこと】
・テーマの設定のスライドが各テーブル1枚プリントされていたらもっとやりやすかったかと思います。
・時間に追われて、なかなか思考がついていけなかった。
・今日のテーマのターゲットはだれですか?初級者にはむずかしすぎませんか?
・ある程度で状況を絞ってロールプレイを行い、スモールステップ/スモールサクセスが沢山あるとよい満足したかも。ミッションカードを発散用と収束用に分けても良かったかも。
お題の内容、各設定時間などは紙(A3)に印刷して配布するとさらに良いと感じました。
・シミュレーションカードの役割は現実でも「あるある」ではありますが、ファシリテーション入門者・初級者がテーブルファシリテーターを務めるにはかなりハードルが高いというのが印象でした。例えば
①前半はシミュレーションカード無しにする
②20分間のうち、10分間だけは役割に徹し、その後は役割を外す
などの工夫をして、徐々にレベルアップさせるのも良いかなと感じました。
・ふりかえりタイムの時間はアンケートの記入も含めて、16:45~17:20というのがルールだと認識しています(2017年6月の運営スタッフ合宿にて運営方針として決定、2018年1月の運営委員会にて5月から実施することで詳細も含めて決定)。
今回は初めから17:00スタートに設定されており、実際のふりかえりタイムも本来の目的を果たせていないのではと感じました。
運営スタッフで決めたことですから、運営スタッフが率先して行なうのが当たり前ではないでしょうか?
中途半端にやるぐらいなら、やらない方が参加者のためにもなると思います。
7.担当者振り返り
ぐっちょ
私個人としてFAJに入会したばかりの時に感じた「セミナーで学んだことを練習する場がほしい」という要望を他のメンバーが形にしてくれました。
初めての定例会だったので手探りではありましたが、何しろ参加者全員がファシリテーターをして、そのフィードバックを受けるというプロセスは全員に刺激になったのではと思いました。アンケートを見る限り、「練習の場」としては、参加者に少しは価値提供ができた気がします。
一方で、ふりかえりの時間が短かったり、タイムスケジュールは少し無理があったかもしれません。全員ファシリテーター&フィードバックを時間内でやりきるのは、今後の課題とな
りました。
しばちゃん
途中から企画側に誘われて、定例会作りのサポートと当日のレクチャーを担当しました。初めて定例会を企画するメンバーとともに定例会を作り上げることは、ファシリテ―ション的にも楽しめました。
定例会では、反省点もありますが、概ね思っていた通りのものが提供できたのではないかと思いました。ファシリテーションは、やってみないと上手くならないので、今後もこういったスキルアップの機会を提供できたらと思いました。
すばる
ファシリテーターは、慣れが必要だけれど、まずはやってみる場が必要だと思います。その場の一つが作れたかと。場に起った気持ちの変化を記録にとって、そのとき場に起ったことを振り返る方法は、とてもいい経験になります。その積み重ねが、一人ひとりのファシリテーションを上達させるものではないかと。
それから、ワークショップを作ってみることも経験として重要です。盛り込みすぎにも気を付けないと、というのも、やってみて感じました。つい、やりがちですが、何に目的を置いて、どこにフォーカスをしてワークショップを作るのかをしっかり考えつつ、作りこみをして行きたいと思いました。
いけちゃん
ファシリテーションというものが、話し合いをすすめる際に有効であることはわかるものの、それを学べる場がないと思い、定例会を作る側に参加をしました。定例会を作る中で、ファシリテーションの学びの中にある発散、収束を体験できたことは、非常に良い経験になりました。しかしながら、さまざまなアイデアが出て、それを練り、取捨選択するまでの時間が少なかったことは反省点であり、「難しすぎる」「ターゲットがわからない」「ルールを守っていない」等、指摘された点もその通りだと思います。
長く続く組織にはよくあることですが、初心者が置いてきぼりにされ内輪だけで完結することや、用語がわからないのにそれに対する説明もなく進んでいくことに違和感を覚えていました。会員の方が言われる「そもそも定例会は調査研究の場だから、ファシリテーションの実践、練習の場ではない」という考えもわかります。しかしながら、初心者として感じたのは、せっかくのファシリテーションという素晴らしい概念、考え方、技術があるのに、定例会は初心者には敷居が高いということです。せっかく参加したのに、続いていかない、会員も増えないのはもったいないと思いました。今後、どのような形でファシリテーションというものを実践できる場が作られるかはわかりませんが、初心者が学びやすい定例会が年に1、2回は設定されたらいいなと思います。