2018年3月 第150回 青テーマレポート:一緒につくる定例会 第3回目「ファシリテーションがれ~じコース」 1限目 :フレームワークを使った構造化 2限目 :問いかけのつくり方を考える中部支部

一緒につくる定例会 第3回目「ファシリテーションがれ~じコース」
1限目 :フレームワークを使った構造化
2限目 :問いかけのつくり方を考える

◆実施日時:2018年3月17日 (土) 13:00~17:30
◆定例会担当:ファシリテーションがれ~じスタッフ(いっちゃん、コメット、すみやん、チバッチ、とばっち、中山っち、ひとろん、ひわっち、まこちゃん、まー、ゆーこりん)
◆会場 / 部屋番号:名古屋市東生涯学習センター 第2集会室
◆参加者数:ファシリテーター(チーム) [2] 名 + 参加者 [24] 名(会員:22名、一般:2名、計24名)
◆プログラム概要
「がくしゅう、れんしゅう、からの じっせん」、略してがれ~じコースの第2弾です。
ファシリテーションのベーシックな知識やスキルを体系的に学び、現場での実践につながるコツをつかんだり、実践経験を聴いたりしたい。そんな思いからファシリテーションがれ~じコースを立ちあげてみました。みんなでつくって、みんなでやり、互いの成長につなげることを目指したいと思います。
気楽で気軽な場になるよう、1回の定例会を2コマに分けて、2テーマを取り上げるプログラムにします。
今回は、「構造化」と「問いかけ」をテーマに取り上げます。
話し合いの最中、うまく論点を整理したいけれどどうしたらいいか?意見を引き出したりまとめたりするいい質問をするには?ファシリテーターのそんな悩みをどう克服するか、一緒に考えましょう。
どうぞ気軽に軽やかにご参加ください。

<当日のプログラム>
13:00 オープニング
1.オープニング
あいさつ・事務連絡・担当者紹介"
2.趣旨説明
)がれ~じの説明
  ("がくしゅう(学習)"+"れんしゅう(練習)"+"~(からの)"+"じっせん(実践))
)第1回目・第2回目のふりかえり
)今日の時間割(スケジュール)
3.グループ分け"
4.チェックイン
ファシリテーションに関して"最近、実践してみたこと、学んだこと"
13:30 1限目 フレームワークを使った構造化
1."がくしゅう(学習)"<ミニ・レクチャー>
)ファシリテーションの4つのスキル
   「ファシリテーションの4つのスキル」の概要説明
   (ⅰ場のデザインのスキル  ⅱ対人関係のスキル  ⅲ構造化のスキル  ⅳ合意形成のスキル)
)構造化とは?
   「構造化」の概要・メリットの説明
)フレームワーク
   「フレームワーク」の代表的な4つの構図(パターン)の説明
   (1ツリー型  ⅱマトリクス型  ⅲフロー型  ⅳサークル型)
2."れんしゅう(練習)"<グループワーク>
)進め方説明
)ケーススタディ
   あるプロジェクトにおける「議事メモ」をケースにして、ヌケモレのない対策案の資料をフレームワークを使って作成
)全体共有
   他グループがどんなフレームワークを使って資料を作成したかを確認
)ふりかえり
   どんな時にどんなフレームワークが合いそうかを話し合い

15:15 2限目 問いかけのつくり方
1."がくしゅう(学習)"<ミニ・レクチャー>
)クローズ質問とオープン質問
)様々な質問例
3)問いかけるマインド
2."れんしゅう(練習)"<グループワーク>
)進め方説明
)ケーススタディ
   あるプロジェクトにおける会議でのやりとりをケースにして、出されたお題に対する適切な問いかけを作成
)全体共有
   各グループごとにベストな問いかけを発表し、全体で共有
17:00 ホームルーム

1.フィードバックタイム
フィードバック用紙記入、対象者へフィードバック"
2.挨拶・原状復帰

参加者アンケートより
<良かったこと・役立ったこと>
【コンテンツ】
・やっぱり「基礎(ベーシック)」は大事だな
・構造化も問いかけもしっかりと練られたワークだったと思います。
【グループワーク】
・みんなの意見や考えを知る事ができた(他グループも)。
・色々な人の意見を聞くことができたので成長できたと思います。
・他の班の意見が興味深かった。話し合いが勉強になった。
"じっせん(実践)"に向けて】
・具体的な場面での練習だったのでどのように実践していけばいいのかわかりやすかった。
・フレームワーク、問いかけ共によいテーマで実際に使えそうに感じた。

<改善が望ましいこと>
【コンテンツ】
・ファシリテーションの概念の説明を少しでもあれば良かったなと思います(初心者なので)
・参加者はもう少し正解を求めているかもしれないと感じました。
【グループワーク】
・テーブルファシリテーターがはじめての人だったので、どうしたらいいのかわからなかった。
【アンケート】
・アンケートを書く時間がないです。
今回、テーマを初めて担当させていただきました。
がれ~じメンバーをはじめ、多くの方々のご協力をいただきながら、何とか無事、終了することができホッとしております。
当日の様子および、参加者アンケートから以下の気づきを得ることができました。
【コンテンツ】
・ベーシックなファシリテーションスキルの習得に対するニーズが高い
・参加者のレベル合わせをどのようにすれば良いのかは永遠の課題?
【グループワーク】
・レクチャーを必要最小限にし、グループワーク主体で構成する方が満足度が高い
・一方で、テーブルファシリテーターを中心とした参加者に頼る部分が大きくなってしまうため、メインファシリテーターとしてグループ分けに工夫を凝らすとともに、つねに、場に注意を向けておく必要がある
"じっせん(実践)"に向けて】
・「がれ~じ」という名称にも織り込んでいるとおり、"じっせん(実践)"に繋がるよう、コンテンツ製作、および進行に注力することの大切さ(いっちゃん)
・1月の企画会議は、がれ~じの理念について楽しく話し合え、そこでいっちゃんととばっちのプログラムが決まりました。
内容は、それぞれの個性が出ていて、両極の楽しい学びの場でした。準備に行き違いがあり、焦りましたが、コンテンツとして次につながるものだと思います。(すみやん)
・定例会の直前に、ホームルームの担当に手を挙げ、事前の準備が何もない状態で何ができるかの初チャレンジをさせて頂きありがとうございました。
そういった状態で気づいたことは、予め配分された時間(≒限られた時間)の中でいかにフィードバックを行うかという点でした。限られた条件の中で何ができるか、個人的には実践につながるワークとなりました。(チバッチ)
・第3回目がれ~じの開催、実践につなげるワークとはどんなものなのか?、レクチャーと演習のバランスはどうであればいいか?、少しずつ掴めてきた気がする。
又、チーム内でパート毎に分担して進めることができ、「みんなでつくる」感も出てきた。
MF初体験に挑戦してくれたがれ~じメンバーの皆さまやこのテーマを選んで参加してくださった皆様に感謝申し上げたい。(とばっち)
・レクチャーの中で紹介した参考図書を、Webの告知文等に事前に載せておくことができれば、参加者のレベルもある程度揃い、初心者の方の安心感も高まると思いました。
フィードバックタイムとアンケート記入の時間が一体化してしまったように感じました。きちんと時間を区切り、自分のことをしっかりふりかえり、相手の言葉をしっかり受け止めるための、落ち着いた場づくりを次回の課題にしたいです。(ひとろん)
今回のがれ〜じは3回目。今年度スタートして1年間で3回、なんと4分の1の枠がいただけて、ベーシックな志向の必要性が高まっていると感じております。
といいますのも、講座オープニング時のテーブル分けの時にバースデーリングならぬFAJ入会順リングに並ぶと、加入から浅い2年目のボクがそのリングの中程で、会員成り立ての方や非会員のお試し参加の方々が半数もいらっしゃいます。
また、なにより、ファシリテーション基礎講座の同期の方が「がれ〜じ」を3回ともコンプリートしてて、さらに嬉しいことに、1回目で学習した「『もやしの法則』を実践で使っているよ」って教えてもらい、3回目で初参加の方が「『もやし』ってなぁに?」って盛り上がって伝播するんです。
肝心な3回目のコメントは、他のメンバーにお任せして、ボクはベーシックな志向を続けてよかったと感じていると同時に、今後も継続していけたらと感じております。
最後に自分事ではありますが、今年度は参加できない状況でしたが、次年度はもう少し積極的に自分を出していこうと思います。(まー)