2018年5月 第152回 青テーマレポート:ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ」中部支部

ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ」
・実施日時: 2018年5月19日 (土) 13:00~17:30
・会場: 東桜会館 / 第1会議室
・企画メンバー:綿毛の会(いっちゃん、すばる、すみやん、とばっち、ひとろん、まー)
・参加者数:ファシリテーター(チーム) [5] 名 + 参加者 [22]
      参加者内の会員 [20] 名+見学者 [2]
・プログラム概要:
<告知文>
「たんぽぽワークショップ」は、7年前にチームたんぽぽ(東京支部の会員有志)が、「ファシリテーションの良さ」を伝えるために創った、ファシリテーションの入門編ワークショップです。
その後、たんぽぽの綿毛のように全国のFAJ組織や、国内外の企業、団体へ広まって、これまで40回以上の開催がされています。
「ファシリテーションってどんなもの?」という初心者の方を対象に、体験と解説を通して「話し合いを進めるためのヒント」を見つけるワークショップです。
又、中級以上の方も、ファシリテーションに触れたころの初心を思い出し、ご自分の現場にどんどん使ってみたくなるかもしれません。
春真っ盛りにふさわしい「たんぽぽワークショップ」、一緒に気づきの種を高く・遠くへ・たくさん飛ばして、新しい場所で広く芽吹かせんか?
<プログラム>
●オープニング
 I.たんぽぽワークショップ
  1.開始・アイスブレイク
  2.レクチャー
  3.模擬会議
  4ふりかえり
II.すくすくワークショップ
  1.導入
  2.テーマ別話し合い(①明日から使ってみたいことを深める、②ファシグラをふりかえる、③現場の困りごと相談、④たんぽぽを広めるには?)
  3.結果共有
●ふりかえりタイム
  1.ふりかえり・フィードバック
  2.挨拶
参加者コメント:
(アンケート及び参加後のコメントより)
1.良かったこと・役立ったこと
・収穫多かったワークショップでした。「目的」と「目標」の違いが明確すぎて、初心者にとっては入りやすかったです。なんてわかりやすい資料なの と参加者同士で共感してました。どうもありがとうございます。
・基礎からの振り返りと参加者の立場を味わうことで見直しができました。参加しやすい場をありがとう
・ファシリテーションを基本から振り返ることができた
・ファシリテーションの見直しができた
・本アンケートなど資料が見やすく書きやすく好感度が増した。
・担当者のみなさんが楽しそうにしていたところ
・"ファシリテーションいついてわかりやすく学ぶことができました。
・様々な疑問課題も生まれ良かったです。 たんぽぽの後、グループに分かれて疑問を解決できてよかったです。
・基礎を再認識できたのは良かった。
・とりあえず明日以降やってみようと思えることが見つかったことが成果
・手書きの説明が読みやすい
・たんぽぽの後のすくすくが結構盛り上がった
・合同での振り返り一体感が出て良かったです。
・FGの手法の見直しができた
・入門として一通り受けることができた
・初心に戻ってファシリテーションは楽しい、面白いと思いました。たんぽぽ、すくすくワーク、どちらもとても楽しくて分かりやすかった。
・アンケートが見やすくなった。16時から参加なのであとはわかりません。
・掲示物など準備をすることが大事だと気付かされました。うんちくなど引き出しも増やさなくては・・・
・初心に戻って体験することができた。
・とばっちの振り返りテーマ、他のテーマの共有が面白かった。他のテーマにも参加してみたかった。
・内容もわかりやすく面白かったです。いっちゃんの説明が聞き取りやすく勉強になりました。
・振り返りワークいいですね
・A面、B面とファシリテーションミニガイドがあったのでよく分かりやすかった。目標と目的は別で、その違いも明確になっていたいため理解しやすかった
・4象限、もやしの約束
・もやしの約束は大切と思いました。時間制限、きっちり時間通り進めることも大切
2.改善が望ましいこと
・初めての人にとっては、逆に難しく感じるかも
・時間配分が少しキツキツだったかな
・たんぽぽはやはり慌ただしく感じました。内容や今から行うことを理解する前に進んでいってしまいました。
・漠然とやってくださいと言われると何をすればいいのか分からないため、もう少し具体的な説明をしてもらえるとありがたいと思った。
・振り返りが多いような・・・
・たんぽぽWS自体の模擬会議のコンテンツを写真共有でも良いので、記録できたら良いと思う。
・初めての人にはなかなか意見を言うのが難しい?
・特にありません。第2弾をぜひやってほしい。たんぽぽの流れがあってすくすくワークがとても興味深く主体的になれました。
・振り返りタイムの説明の際、フィードバックカードの「今説明している箇所」にNOをうつなど、またはホワイトボードに書くなどするとよりわかりやすく説明できるかと思いました。
・一部、指示がわかりにくい点もあった。私の理解不足ですが・・・
・4象限のお題設定、振り返りシートの例示あったほうが書きやすかった。
担当者振り返り:
●基礎セミナーといいたんぽぽといい、FAJで長年使われてきたコンテンツには深みがあり、毎回新たな気づきを与えてくれます。参加者、真似て実践、アレンジして実践、チームで実践と、くりかえし立場を変えながらたんぽぽワークショッププログラムに向き合うことで、このプログラムの大事さがどんどん増してきました。
前半のかっちりと構成されたたんぽぽワークショップと、後半のゆるい対話中心のすくすくワークショップの組み合わせも良かったと思います。参加してくださった皆様、担当チーム「綿毛の会」の皆さま、この素敵なプログラムの開発に携わってこられた皆様、ありがとうございました!
(とばっち)
●たんぽぽは、参加者だけでなく、担当者側の学びも大きい良いワークだと思いました。担当者も、ミニレクチャーをすることで基礎を再確認できました。また、細かく区切られたプログラムを実行することで、タイムマネジメントの難しさやコツを実感しやすいワークだと思いました。たんぽぽワークショップを通じて、毎年何人かずつ定例会担当者デビューする人を応援できたらなと思いました。
今回のワーク中の模擬会議では、「ポストイットを使用してもいいですか」との声が参加者からあがり、自由に使用してもらいました。が、メンバー全員でポストイットに記入しているグループもあり、(もちろんいい事なのですが...)、本当に初めてファシリテーションに触れる方にはグラフィッカーという役割が実感しにくかったかなと思いました。
すくすくワークショップは、たんぽぽワークショップの本編の中で出た疑問などを解決する場としてもとてもいい場だったと思います。たんぽぽは初心者の方の参加が多いという点からも、ワーク後にゆるやかな雰囲気で話せる場があるととてもいいですね。
ありがとうございました!
(ひとろん)
●たんぽぽワークショップに何度か関わりましたが、今回はMFをリレーすることと、WS後にOST的に話題を分けて話し合うことが、新しいスタイルでした。前半の3名のMFは担当部分の紙ポを作り、自らの言葉で語ることにより、大きな学びがあったようです(かつての自分もそうでした)。後半のすくすくワークでは、4つのテーマに分かれての話し合いでしたが、それぞれのテーマで、たんぽぽでの学びを早速活用して、活発な意見交換がされたことが全体共有で分かりました。またこのスタイルで、続編を行ってもよいと思いました。(すみやん)
●一年前、今回は準備段階から支援していただいた、すみやんが一人で通しでたんぽぽワークをされていました。
今回、3人でパートをリレーしてたんぽぽワークをチャレンジしました。
ボクは初の定例会担当であり、2時間通しではなく、3分割のリレーで負担は大きくなかったことが救いでした。
たんぽぽの綿毛となって新しい芽吹きとして、今回の参加者が今後のたんぽぽワークを担うことを期待するのであれば、この3分割リレーは有効かもしれません。調査研究の場である定例会わ担当させていただき、ファシリテーションを実践できたことをありがたく感じてます。
他の方がコメントされると思いますが、「すくすくワーク」は本編のたんぽぽワークとセットで定例会を開催するのも有効だと感じました。
また機会があるとするなら、担当にチャレンジしたいと考えてます。
なによりも、担当したことで、やっとFAJメンバーになれたなぁと感じています。
(まー)
●今回、たんぽぽワークショップの開会から模擬会議前までとすくすくワークショップの「②ファシグラをふりかえる」を担当させていただきました。
たんぽぽワークショップはとても完成度が高いコンテンツであることを身に染みて感じました。と言うのも、補足説明、蛇足(?)などを不用意に入れてしまったことにより、あっという間に前半で10分程度、持ち時間をオーバーしてしまい、その後、自分のパートでは時間調整が出来ませんでした。そのため、後半のメンバーには大変、迷惑を掛けてしまいました。改めて、「守破離」の「守」をしっかりと意識・実践することが大切だと痛感しました。
たんぽぽワークショップはファシリテーション初心者にはもちろん、定例会の担当者デビューとしても有意義な内容です。中部支部の定例会にぜひ定期的に実施されるように自分自身も働きかけられればと思います。その際には、後半のワークはすくすくワークショップが相性バツグンだと思います。
(いっちゃん)