2019年12月 第170回 青テーマレポート:「災害時にそなえ! 情報共有会議での見える化・板書練習会 」中部支部

1.実施日時20191221 (土) 13:00~17:30

2.会場東生涯学習センター 視聴覚室

3.話題提供者ちえ(遠藤智栄)
 担当:いっちゃん

4.参加者数定例会担当 [2] 名 + 参加者 [17] 名 ※会員 [15] 名+見学者 [2] 名

5.プログラム概要
今回は日本ファシリテーション協会 災害復興委員会 委員長のちえさん(遠藤智栄さん)をお招きし、
中部支部としては初となる「板書練習会」を開催します。

ちえさんは仙台市在住で、東日本大震災はじめ、各地の災害復興支援活動に取り組むとともに、
全国での「板書練習会」、防災・減災をテーマとしたワークショップなどの開催に長年に渡り、携わっています。

以下、ちえさんからのメッセージです。

「日本各地で豪雨災害や地震が相次いでいます。皆さんの備えは大丈夫ですか?
そこで、災害の際被災地域や支援団体の状況を共有したり、
関係者(行政、社協、
NPOなど)間で課題解決を行う「情報共有会議」の場が大事な役割を果たしています。
今回はこの情報共有会議など行う「見える化・板書練習会」を実施します。
実例として、九州北部豪雨、西日本豪雨、台風19などでの板書支援の実例を紹介。
災害時はどなたでも支援可能な活動ですので、この機会に練習をしてみてください。
ご参加おまちしています。」

<当日のプログラム>
1.目的確認、自己紹介、進め方・お約束確認
2.災害復興委員会の活動紹介
.情報共有会議の実例紹介
.板書の基礎練習
.実際のケースを基に実践練習
.ふりかえり
.終了

6.参加者コメント

・災害時を見据えて人材を育てていかなくてはいけないと感じました。大満足の一日でした。単発ではなく継続的に学べると良いと思いました。
・他の方の板書が参考に。ファシリテーションが社会に還元できる具体的な支援がわかった。
・板書練習会に参加できてよかった。機会があれば実践の場にも参加したいと思う

7.担当者振り返り

<ちえ>
前半の活動紹介では、多くの質問をいただき、ファシリテーション×災害復興についての参加者の関心の高さを感じました。
後半の板書練習では、慣れないテーマにも関わらず積極的に参加実践していただきました。実際に板書した模造紙を拝見すると、
読める模造紙が多かったので、今後中部エリアで情報共有会議を実施する際は手伝っていただけそうな方がいるとわかって心強かったです。

板書は、普段から実践できていれば、あとは災害復興に関する専門用語やプロセス理解です。まずは、普段の実践が大事だと改めて感じました。

<いっちゃん>
最近、毎年のように各地で災害が発生し、日本ファシリテーション協会の仲間たちが支援活動に従事しているのを見聞きしていました。
そんな中、各地で開催されている「板書練習会」のことを「FAJニューズレター」などで知り、
ぜひ、中部支部でも開催したいと思い、ちえさんに依頼しました。

当日はちえさんから豊富な復旧・復興支援活動、防災・減災に関する活動をご報告してもらい、
日本ファシリテーション協会が幅広く、活動を行なっていることがよくわかりました。

また、参加者との活発な質疑応答もあり、いつも以上に熱を帯びた定例会となったのが印象的です。
実際の板書練習はなかなかうまく書けず、普段からの練習の積み重ねが必要だと痛切に感じました。
災害はもちろん起こってほしくはありませんが、できることを一つひとつ、普段から準備していこうと誓った日となりました。