2020年10月 第182回 赤テーマレポート:「災害時に私たちができることは? ~オンライン災害情報共有会議の見える化支援と災害ボランティアのススメ~」中部支部

1.実施日時2020年10月17日 (土)13:30~17:00

2.会場:オンライン

3.担当
いっちゃん・こっし~・すばる・たっしー・ひとろん・わかめ(FAJ中部支部) 

4.参加者数: 参加者 24名(会員21名)  担当 7名

5.プログラム概要

<プログラム>
1.オープニング
2.チェックイン
3.ハザードマップを確認しよう
4.愛知県社会福祉協議会 ボランティアセンターからの話題提供
5.名古屋市社会福祉協議会 ボランティアセンターからの話題提供
6.オンライン模擬情報共有会議
7.ふりかえり
8.クロージング



6.参加者コメント
・プログラムが実践的で分かりやすく、かつ挑戦的だった。
・社協さんのお話も新鮮で、板書の実践も体験できてよかったです。
あってはならないことですが、何事も日ごろの訓練、準備が必要と感じました。
・今日という機会が社協さんとの連携につながると感じました。
・社協の方が話題提供に来てくださり、実際のボランティアのお話しを踏まえたうえでワークができた。
・議事録の自動化のやり方も検討してみたいと感じました。

7.担当者振り返り

<話題提供者:ちえ>
企画メンバーと企画段階から様々なアプローチやプログラムを検討することができてよかった。

県社協、市社協にごあいさつに行っていただき、その上での企画への協力だったのでつながりが太くなり、ファシリテーションの普及と認知に深みがました。両組織にとっても刺激になり勉強になった機会だったと評価をいただいたことは良かった。

災害復興委員会での活動を知っていただく機会が少ないが、一部でも体験してもらえて良かった。

今後もFAJと社協の繋がりを維持発展できるといい。

スタッフのみなさまに感謝いたします。

<いっちゃん>
今回、中部支部としては初の試みとして以下、3点に挑戦しました。
1点目は愛知県・名古屋市の両社会福祉協議会 ボランティアセンターとのコラボ企画としたことです。
災害発生時における三者連携(行政・社協・NPO等民間)を円滑にするためには平常時からお互いに顔が見える関係性を構築できているかにかかっています。
企画時から関わってくださったうえ、当日、話題提供および、ワークへのサポートもご担当いただいた、愛知県社会福祉協議会 地域福祉部 部長 西尾 浩志氏・主査 田中 千恵子氏、名古屋市社会福祉協議会 地域福祉推進部 主事 若森 由紀子氏には深く感謝申しあげます。
2点目は「オンライン災害情報共有会議」の見える化/記録支援の体験会を取り入れたことです。
定例会全体のプログラムデザイン、および、当日の話題提供者兼メインファシリテーターをご担当くださった、災害復興委員会 委員長 遠藤 智栄氏に深く感謝申しあげます。
告知文にも記載したとおり、「板書練習会」同様、今回のような体験会が全国に広がることを願っております。
3点目は「配信拠点」という方式を採用したことです。
当日、話題提供者・定例会担当の計7名が一カ所に集まり、運営・配信を行ないました。
場所を無償でご提供くださった、名古屋市社会福祉協議会様に深く感謝申しあげます。
まだまだ、改善の余地はたくさんありますが、オンライン定例会・オンライン支部イベントなど、オンライン開催における有効な方式のひとつになると感じました。

<こっし~>
今回初めて、配信拠点を利用した定例会を実施しました。
不慣れな部分も多々ありましたが、個人的には今後のイベント開催に向けてとても良い経験となりました。

特に大きなトラブルはなかったのですが、改善点も多々あったので、今後オンライン開催や配信拠点を設けての開催となった場合は、より快適に開催できるようにしていきたいです。

また、今回の定例会は多くのゲストの方にご登壇いただき、貴重な体験談なども交えながら災害時にどのように行動したらよいのかなど、参加者と共に学ぶことが出来たので、今後は少しでも多くのことを活かしていけるようにしたいです。

今回ご参加してくださった皆様、そして定例会の企画にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。

<すばる>
コロナ禍の中、オンラインでの定例会開催も回を重ねてきました。そんな中、
遠隔で繋がりあえることは、有事の際にも被災地の現状を共有するために大きな
利点となると予想されます。そして、情報共有会議という名の通り、情報を共有
して連携して行くためにも、今回のような試みは大きな意味のあることと思い
ます。

情報共有する際に重要な「言葉の見える化」についても、省略語や専門用語など
をうまく拾えるような板書スキルが役に立つと実感しました。
リアルとは違い、オンラインでは、・回線が安定していること・ミュート操作
で雑音を減らすこと・全員が資料を見られるように工夫すること(Google
ドキュメントの利用)などが運営上大きな意味を持つことも体験できました。
これらは、今後のオンライン開催において知見として活かして行きます。

また、ハザードマップが災害の予測に非常に役に立つということがわかりまし
た。日ごろから、住んでいる地域のハザードマップを見て、土地の特徴をつか
んでおこうと改めて思っています。

<たっしー>
今回は配信拠点を設けて開催したので、万が一の会場全員ダウンにそなえ自宅からバックアップとして企画側へ参加しました。幸い何事もなく終えることができ安心しましたが、傍から見ていても拠点側の運営は連携が取れていてスムーズな運営に貢献しているように思いました。新たな形として今後積極的に採用しても良い形態だと思いました。
何もなかったお陰でワークに集中して参加できオンライン会議支援のメリットとデメリットに気づくことができました。メリットは距離を超えられるということ。デメリットは役に立ちたいという気持ちだけでは足りずそこにPCスキルが求められるということ。特に板書ではそうでした。組織外の方とも積極的に関わりFAJに求められている災害分野での役割を改めて感じることができました。

<ひとろん>
配信拠点を設けるという新しいオンラインワークショップの形に挑戦できました。全員が1対1の平等な関係ではなく、一部のメンバーが別に場を共有しているということで、いつもとは違う影響を全体の場に与えていたように感じました。
今後、プロッキーやポストイットのように、「安定したネット環境」もファシリテーターの必須アイテムになるのかなと思うので、配信拠点を使ったワークショップの運営の仕方についてももっと追究したいと思いました。
また、最前線の現場で働く方とのつながりをどんどん広げていくことがこれからもできるといいなと思います。

<わかめ>
中部支部として初の配信拠点を設けての定例会に、初めて企画側にて参加しました。
板書練習会には、2019年12月の定例会に参加し体験しましたが、今回のオンラインでの体験したくワークショップにも参加しました。
ところが、オンライン版の板書練習会に実際に参加をして見て、模造紙に記入するリアル版では体験出来なかったPCのスプレットシートを使用して記入するのは、かなり大変だという事に気付けてよかったです。
合わせて、日頃確認出来てなかったハザードマップの確認もでき、災害の危険度を知る機会になった点も大変勉強になりました。
今後も配信拠点を設けて行う定例会のきっかけが出来た今回の試みは良い機会となりました。