2020年6月臨時定例会 第177回 赤テーマレポート:対話を生み出すどらまちっくワークショップ ~平田オリザと楽しむシコウサクゴ~中部支部

1.実施日時:2020年6月7日 (日)10:00~17:00
2.会場:オンライン会議システム「Zoom」
3.担当:うわい、とばっち、すみやん、ひとろん、いけちゃん、キャシー、こめっと(中部)ゆり、かべちゃん(東北支部)
4.参加者数: ファシリテーター(チーム) [9] 名 + 参加者 [70] 名+ゲスト1名
      (参加者内の会員 70名+見学者0名)
5.プログラム概要

 10:00~オープニング(zoomの使い方あれこれ)
 10:10~10:40 平田オリザさん講演
 10:40~12:00 ワールドカフェ
 12:00~13:00 昼食
 13:00~16:00 どらまちっくワークショップ

6.参加者コメント

・内容が非常におもしろく、オリザさんの話が非常に深かった。
・演劇を通し、いろいろと考える機会となった。
・オンラインでも演劇ワークができると実感した。
・運営のチームワークのよさがオンラインだと、より伝わってきた。
・演劇を組むこととファシリテーションの関連性がちょっと解りづらかった。
・参加者と運営側両方のITリテラシーを高める工夫・仕組が必要かと思った。
進行が滞るというのよりは、チョイチョイ挟まれる「動かない」「あれはどこだ」みたいなことが煩わしかった。

7.担当者振り返り

オリザさんの世界にどっぷり浸かっている参加者の皆さんが羨ましく感じていました。 とても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます。(壁ちゃん)

最初のお打ち合わせで、「オンラインでどこまでできるものか」という平田オリザさんの言葉がありましたが、終わったときの、オリザさん、参加者の皆さんの表情がとってもよくて、大満足でした。企画期間が短いにもかかわらず、支部を超えたつながりも、とてもスムーズで、学びも多い定例会でした。(ゆり)

憧れの平田オリザさんと一緒にオンラインでお話できただけでも感激でした。 オリザさんのオンラインでのワークを通して、改めてファシリテーによる相乗効果を実感できたことが大いなる学びとなりました。 オンラインでもなかなかやれるんだ!と感じました。(うわい)

開催が決まって1か月もないのに、ここまで走り抜けた!という気持ちです。
今回は、力強い中部のみなさんと、東北支部のお2人とのコラボもでき、コンテンツづくりから当日の運営までチームワークの素晴らしさを体感できたと思いました。
ふりかえってみると、もう少しこうすればよかったと思うこともありますが、それは次回への糧としたいと思います。
オリザさんも今回の企画にご快諾くださって、ファシリテーションと演劇(というよりも、対話)についての視点をレクチャーしてくださったことにも感謝です。
ファシリテーターとして、対話というよりも言葉について、もっと考えていきたいと思いました。
異分野の方とのコラボは、それだけでも楽しいと実感できました。(こめっと)

時間の制約があり、必ず結果を出さなくてはいけない会議など、ついつい「上手く進めよう、上手くまとめよう」と考えがちです。今回の演劇ワークショップの中では、「どうやったら議論がドラマとしておもしろくなるか」を考え、あえて白熱させ迷走させることで、対立を楽しむということができました。「どうやったら話し合いがうまく進むか」ではなく「どうなったら上手く進まないか」を考えること、対立や互いの差異を楽しむ感覚を身につけること、これがファシリテーターとしてのよいトレーニングになるのだなあと思いました。
運営面では、オンラインでのワークショップは、リアルでのワークショップ以上に、チームでファシリテーションをするという意識が大切だと感じました。(ひとろん)

ファシリテーションと演劇・言葉・対話の関連を深めた定例会でした。
人と人の間にある「わかりあえなさ」を自覚するところから始まる人間関係づくり、合意形成の本質を演劇ワークショップの形を通して考えることで、
自分自身のファシリテーターのあり方を深め、ファシリテーションの可能性、対話の可能性を広げることができました。
短期間でオンラインのプログラムづくりを快く引き受けくださった平田オリザさん、素晴らしいチームワークで定例会を運営した担当チームの皆様に深く感謝いたします。(とばっち)

コロナ禍のもと、今できるオンライン定例会をテクニカル面から参加できたとことに喜びとともに学びがありました。短い時間での圧縮された企画づくりから、当日の参加者の皆さんの参画意識や助け合いつつ一緒に楽しむ感覚が溢れていたように思います。自分が4回目のブレイクアウトセッション作りで失敗した時にカーズのアドバイスからの皆さんの素早い反応は、これぞFAJで調査研究に学んでいる団体だと心から思いました。自らの状態をオープンにし、場を見て、信じることができる視点を持つことを幸せに思います。一人でも多くのFAJの仲間と今のオンライン化での知見を分かりあいたいと思いました。(すみやん)