2022年3月 第199回赤テーマレポート:きっと使える、スキルの根っこ  ~手法の裏には、意味がある~中部支部

1.実施日時:2022年3月20日 (日)13:30~17:35

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者加留部さん、おみ、こめっと

4.参加者数: 会員27名、一般1名、担当者3名  [合計31名]

5.プログラム概要

オープニング、オリエンテーション

チェックイン

テーマ対談

対話:スキル使用のふりかえり

オンライン アンケート

OST スキルのそものもを探究する

対話:ワールドカフェ 手法との向き合い方を考える

ハーベスト:チャットにて

チェックアウト

<告知文>

あなたが会議やワークショップでファシリテーターをするときに、どんな手法を使おうかと悩んだことはありますか。そこに良い手法があれば、良い場が作れるのにと思うものです。
そして新しい手法が世に出れば、それについて学び、試してみようとする。でもイマイチうまくいかないなぁ...と感じて、次の新しい手法を学ぶというスパイラルにはまってしまう...ということはないでしょうか?
それはなぜ、そんなことが起きるのでしょう?
今回は、その手法の裏にある意味を探究することで解決へのアプローチを試みたいと考えています。昨年『参加したくなる会議のつくり方』を出版されたフェローの加留部さんとともに探究していきます。
これまでの取り組みを振り返りながら、自分の中にある意識を探究することで、あなたにとって必要な真のスキルを見つけていきましょう。


6. 参加者コメント

・自由なテーマで時間をかけて話し合えば、得るものが創造的でおもしろいなと感じました。
・OSTが深堀できた。
・マインドについて考えられたこと。ファシリテーションするときは、タスク+リレーション+ラーニングが複雑に錯綜している。
・プログラム、コンテンツが丁寧に作られていたからこそ、深い話し合いの場がつくられたと思います。定例会を堪能しました!
・今回で言うと「手法」「スキル」が具体的にどういうものを指しているのか、最初に言ってあげた方がいいと思いました。言葉でひっかかっている人が散見されたのでもったいないなと。あと、なぜこれを出してきたかの問題意識を、提案者が具体的な場面(うまくいかなかった事例など)を交えて話してくれた方がより入っていきやすかったと思います。最後に、「フリールーム」設置は趣旨はわかるのですが、あまりにそこが多いと何のための今日のテーマ設定なのかということにもなるかなと思いました。ワークのねらいが参加者に十分受け入れられてなかったのかなと思います


7. 定例会担当によるふりかえり


■スキルの裏にはマインドがある!というのを共有したくて加留部さんにお願いした定例会でした。ベテランの方から、初めて定例会に参加するという方までさまざまな人が集まって、対話することで、マインドの大切さを共有できたと思います。
「ベテランになればなるほど、スキルはどうでもよくなる」という言葉が象徴的だなぁと思いました。みなさん、マインドを大切にしていらっしゃったのですね!(やはり!!)ということも確認できて、とても深くまで探究できました。
加留部さん、おみさん、ありがとうございました。(こめっと)

■中部支部の定例会は8年ぶりの登壇となりました。こめっとさん、思い出してお声がけいただきありがとうございました。
FAJの定例会ではどちらかというと少数派の振り返り中心のプログラムとしましたが、多くのベテラン会員のみなさんがご参加いただいたことで、初めて参加いただいたみなさんに対しても学びの交換を行うことができて、質の高い場を創っていただいたと感じています。ありがとうございました。
また、事前打合せから参加いただいたおみさんのおかげでオンラインの場がとてもアクティブなものになりました。本当にありがとうございました。
実はその事前打合せの時間がとても楽しく、お互いの近況や現場感を交換できたことが何よりの収穫でした。このような形でももっと会員同士が濃く交流できるようになればと感じた定例会担当の日々でもありました。(加留部)

 

■こめっとさんと加留部さんとの企画に混ぜてもらう形で、打ち合わせの段階から入らせていただきました。活動領域が近いお二人との話は、日々の実践のブラッシュアップにつながりました。
特に、マネジメントデザインの考え方については、FAJであまり取り扱わないところなので、今後これをテーマにした企画の定例会があっても面白いのではないかと思います。
定例会当日は、テクニカルファシリテーターで、裏方的な形でした。参加者の皆さんが、ストレスなく、オンラインのワークショップに取り組めてくれていたら幸いです。
誰しもがスキルに偏りがちになりますが、改めてスキルの背後にあるものを考える機会になったのではないでしょうか。
機会あれば、また中部支部定例会に参加したいです。