2022年7月 第203回青テーマレポート:小さな変化を現場に灯す! ファシリテーション力を高めるには?中部支部

1.実施日時
   2022年7月24日 (日)13:00~16:00

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者:がっくん、とばっち、やす

4.参加者数: 会員:13名(担当(従業)者は含まず)
      会員(従業者):3名
      一般・見学:1名     合計:17名

5.プログラム概要
1.導入    本日の目的・定例会の説明等
2.アイスブレイク    最近の私の「小さな変化」
3.ワーク1 対話「私とファシリテーションとの出会い」
(休憩)
4.ワーク2 対話「「私が、今、ファシリテーションを使って現場で起こしたい、"小さな変化"とは?」
(休憩)
5.ワーク3 対話「小さな変化を起こすためにはどんな力が必要でしょうか?また、その力はどうしたら身につけられるでしょうか?」
6.投票タイム ワーク3で出た意見の中で、共感・賛同するものに投票
7.ふりかえりタイム

 

6. 参加者コメント

<良かったこと、役立ったこと>
・当たり前を疑問視する
・ファシリテーターの役割は空気と闘うこと、との認識
・少人数でいろんな地域の方と対話ができたこと
・ブレイクアウトルームに分かれて話し合う(自己紹介も含め)ための時間が十分に取られていたこと。関係性づくりにはとても良かったと思います。
・色々深かったです・・・
・3時間のショートバージョンに挑戦したこと
・グループワークの時間を多く取ったこと
・休憩時間を2回、取ったこと
・人に聞くだけでもファシリの力がつくかもしれないという気づきがあった。
・ワーク1.で、各自のファシリテーションとの係わりを話し合い(8分で終わったが)、ワーク2.へ、同じメンバーで窮屈になったところでメンバーチェンジ(ここは絶妙!)してワーク3.への流れがとても話しやすかった。(ワーク3.での、〇〇〇さんと△△△さんの組み合わせは、恐いが見てみたかった(笑)
・大きく、難しくも思われるテーマを、キャリアに関係なく話しやすい仕組みを作っていただいたのには、感謝です。
・1.社内環境の居心地の悪さを他責にしていた自分に気づくことができました。小さな小さな一歩を踏み出してみようかと勇気をいただけました。2.自分が行動するかの後、どなたかの質問(お名前を忘れてすみません)「それって本当にできるの?」の問いはとても効果的だと感じました。きれいごとではなく、もう一段階、深堀できる問いであると感じました。

<改善が望ましいこと>
・いまは思いつきません。良かったと思います。
・グループワークを3回とも同じグループにしてほしかった。3回目のワークは、関係性を作るところからのスタートになりました。
・最後も同じチームであれば、関係性の面からも時間効率の面から考えてさらに深まった議論ができたかもしれないと思います。
・ワーク3のメンバーは変更しなかった方が良かったと思います。
・ワーク2までに共有できていたことがご破算になってしまったからです。深掘りするのが難しいと感じました。
・ワーク1、2、3のメンバーは変えない方がよかったかと思いました。変えたことで自己紹介からしなければなりませんでした。
・時間配分も適切だったと思いますが、あと10分~30分あれば、「内省」できたかもしれません。(投票して終わりというのは、ちょっと・・・)

7. 定例会担当によるふりかえり

良かった点としては、各参加者が現場でファシリテーションをする上での課題と必要な力がある程度明らかになったこと。また、その過程で参加者同士の対話による問題意識の掘り下げができたこと。それらの目的を達成するのに、3時間と短くしても効果的な進行ができたこと。等があります。
一方、反省点としては、具体的な「必要な力を得る方法」が期待したほどは出なかったことがあります。この要因としては、参加者からの指摘があるようにワーク3でメンバーを替えたことが大きいかもしれません(替えるメリットもあり、そちらを優先しましたが)。他には、見ていて最後の問いはグループ対話では話が拡散した可能性があり、一人で考える時間や二人で掘り下げあう時間もあるとよかったかもしれないと思いました。総合的には、今後定例会で扱うべきテーマが複数見えたので、その点は収穫だったと思います。以上。<やす>

 参加者数は少なかったですが、初参加の方からベテランの方まで、いつも青テーマに参加してくれる人から初めての方、バラエティに富んだ参加者に恵まれました。みなさんの書かれたワークシートをふりかえってみると、ご自身の身の回りの課題に対して起こしたい小さな変化を、自分と向き合って真剣に考えられていたことがわかります。でも、他の参加者からのアドバイスや意見はあまりなかったようです。この辺りは、ワーク3でのグループ替えが影響しているのかもしれませんが、企画担当側が「お互いにアドバイスや意見をお願いします」などと促すことができていたらもっと深いアウトプットに辿り着いたかもしれません。ちょっともったいなかったと思っています。
 FAJの定例会ではMF初挑戦だったやすさんですが、落ち着いた優しい口調で安定していました。参加者の方も安心して問いに向き合えていたものと思います。<がっくん>

サンプル数としては少ないながら、幅の広い参加者が集まり、まさしく今、ファシリテーターとして何が課題か?、どんなニーズがあるのか?を語ってくれました。自分が入会した頃の、ファシリテーションとは何か?どんなスキルや技があるのか?を求めていた時代に比べると、会員のニーズはより現実的で課題解決を求めるものに変わってきているように感じた。定例会が提供する価値も変わっていく必要があるのだなと認識できたことが一番の収穫だった。<とばっち>

以上