2023年3月 第211回赤テーマレポート:自分らしさを解き放つ!表現者から学ぶ共感力を高めるアイスブレイク&ファシリテーション中部支部

1.実施日時 2023年3月18日 (土)13:00-17:00

2.会場 西川会会館+オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者 うわい・かずまさ・りょう

4.参加者数

会員:12名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):3名
一般・見学:3名
合計:18名


5.プログラム概要

◆はじめに 自己紹介  グランドルール

◆第1部 アイスブレイク
・顔のストレッチ「あー、いー、うー...」
・しりとり→間違えたら、変な声をだす
・カタカナしりとり
・5秒ルール→3秒ルール
・ネームゲーム
・非言語コミュニケーション
  目を閉じて、キーワードを聞いてジェスチャーする
  目を開いて、ジャスチャーする
・演技ワーク
  落語 目線で芝居できる
・言葉に感情をのせる
  数字コミュニケーション、仲良しワーク、尊敬ワーク
・アイスブレイクをグループで考える

◆第2部 
・ペルソナ設定コミニュケーションワーク  仮面
  だれだれになりきってみる
  共感  同情ではない
  どんなふうに世界を見ているのか
  世阿弥の「離見の見」の説明
・表現者から学ぶ共感力について

◆振り返り 今回の気付き、収穫は?
  全体共有


6. 参加者コメント

・今回はありがとうございました。東北支部の定例会しか参加したことがなく正直ドキドキでしたが、参加して良かった。
・たまたま読んでいたブレイディみかこさんと演劇が繋がっていたことも嬉しかったです。
・いつもありがとうございます。今後も期待しています。


7. 定例会担当によるふりかえり

​​​​今回は「演技」という肉体的な方法論で話題提供ができて、それをファシリテーションに落とし込むという体験ができました。
自分じゃないものになる演技体験ののちに役柄になりきってのファシリテーションでは、エンパシー=共感をスタート地点として、いつもとは違うファシリテーション体験となりました。別のペルソナ(仮面)をかぶることから出てくる発想は、さながら漫画のキャラクターが作家の意図とは別に勝手に動いていく感覚。ここに未来を感じる事ができました。(西川千雅)

・表現者、脚本家が、キャラクターになりきることにより、共感力が高まると感じました。共感力を高めることは、ファシリテーターとして場に参加されている方々の見えないプロセスを想像する力を高めることにつながります。また、もう一人の自分が自分を客観的に観ることにつながることにも気がつきました。改めて、ファシリテーターのあり方を再確認することができました。(上井)

・今回は1月に続き中部支部2度目のハイブリッドでの開催であり、前回同様オンライン側のファシリテーター及びテクニカル担当での参加となりました。参加者数が少数精鋭であったことから、対面-オンライン双方向のコミュニケーションも豊富に取れました。そのため、ハイブリッドだと物理的にも置いていかれがちになるオンライン側の参加者の方の発言やコミュニケーション回数が増えるため今回の高いアンケート満足度にもつながっているのだろうと思います。また、定例会内では動きや表情でのコミュニケーションなどオンラインでは再現しずらい部分も対面と同様にオンライン側に届けることができました。ハイブリッド開催に当たりグラフィックをどのツールで行うかなど模索中の部分もありますが、2回のハイブリッド開催により定例会規模での「コンテンツを双方向に届ける」という部分ではだいぶスムーズにお届けできるようになってきたのではと思います。参加者の中にはFAJの定例会に参加するためにPCなどの機器を新調したと言ってくださる方もいました。今後もハイブリッドで多くの会員の皆様に定例会に参加していただける機会を増やしていくことが大事であるかなと感じた定例会でした。(りょう)