2024年12月 第230回 テーマ1レポート:ファシリテーション×AI AIが議論を見える化!~これで話し合いはラクにまとまる!?~中部支部

1.実施日時 2024年12月7日(土) 13:30~17:30

2.会場  名古屋工業大学 ラーニングコモンズ(EPSON STUDIO)

3.担当者
話題提供者:白松俊(名古屋工業大学教授)・水本武志(ハイラブル株式会社)
定例会担当:こめっと(林加代子)・すーさん(鈴木義明)

4.参加者数 
会員:9名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):2名
話題提供者:6名
一般・見学:1名
合計:18名

5.案内文

ファシリテーション×AIシリーズ!
今回は、AIがファシリテーション・グラフィックをする研究をのぞき見します。
今まで、「その場で話し合いをまとめていくのは、AIではできないでしょう!」と人間の優位を誇っていたはず💦
ところが、その自信が揺らいでしまいそうです。
なんて言われると、どこまでできているのか気になりますよね。

前半は、システム思考とAIのグラフィック
後半は、フレームワークに近いグラフィック
をAIが見せてくれます。
そして、もちろん、私たちの話し合いの関係性もしっかりと見える装置もあります。
AIでコンテンツとプロセスの双方から、話し合いを見ることができます。
話し合いのテーマは【教員の長時間労働】を扱います。
語りたいことがいろいろありすぎるテーマをAIがどうグラフィックしてくれるのか?
お楽しみに~

6.プログラム概要

オリエンテーション
テーマ1
・話題提供
・ワーク(1)アンケート
・ワーク(2)アンケート
テーマ2
・ワーク(1)アンケート
・ワーク(2)アンケート
ふりかえり
話題提供とふりかえり

7.参加者コメント

・AIファシリテーターのレベルが確認できた
・実験に協力できたのがよかった
・AI活用を具体的に学べた
・AIは避けていた方ですが、活用できる実感を体験することができた
・研究!を実感しました!役立ちます
・新しい技術に触れることからまた新たな知見が生まれていくきっかけになる定例会!

8.定例会担当によるふりかえり
 前回行ったAI×ファシリテーションから、導入したシステムも変化し、新たな気付きを得ることができる内容でした。ループ図の自動生成やAIに人物設定をして介入させることなど、今後、対話の中にAIをどのように導入していくことが効果的なのかを考える、とてもよい機会となりました。
 教育に関する喫緊のテーマを扱うことで、参加していただいた教育関係の方々には、具体的な内容を基に対話を進めていただけました。ループ図が自動生成されていく様子を見ていると、最初はもう少し絞ったテーマでも良かったかもしれないと感じました。
 (ハイラブルの)対話の見える化システムは、精度も内容も充実しており、対話の活性化だけではなく、参加者が自分たちの対話の様子を客観的に捉えることにつながるため、活用できる場面が非常に多くあると思います。もし、可能であればFAJの定例会でも定期的に利用できると、有意義な振り返りができる気がしました。
(すーさん)

恒例となったAI×ファシリテーション。今回は教育をテーマにしたこともあり、現役の教育関係の方も多く参加してくださいました。
現場の話から対応策を考えることができて、話し合いのコンテンツが充実した気がしました。
AIの方は、今、どんなことを研究しているのかに触れる機会となりました。AIに話し合いの進行を助けてもらうこともありそう!と期待が高まりました。FGもAIがリアルタイムでやってくれる日は近いかも。
そして、話し合いの様子を客観的にみてくれていたAIもあり、読み解くのも楽しく、自分のクセも客観的に見る事ができました。なかなか修正できないなぁと思った(ちょっと残念な)ふりかえりとなりました。今度こそ!と心がけようと思いました。
(こめっと)