1.実施日時 2024年2月28日(日) 9:00~11:20
2.会場 オンライン(ZOOM)
3.担当者 かじこ、がっくん、かよちゃん、ぐっちょ
4.参加者数
会員:12名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):4名
一般・見学: 0名
合計:16名
5.案内文
「もう話すべきこと話したから、さっさと終わらせたい」
「しっかり話し合えたわけじゃないけど、時間だから早く終わって」
「まだ今日のゴールを達成していないから少し延長したい」
「一応決まったけど、なんだか話足りない気がする。もうちょっと本音トークしたい」
同じ話し合いに参加していても、感じていることはそれぞれ。
終了予定時間が近づいてきたところで、「さあどうやってこの話し合いを終わらせるか・・・」
参加者の状態がどうなっているかを分かち合ったうえで、合意できる終わり方をするにはどうしたらよいか?
私たちは、その場面でどんな働きかけができるのか?
考えていきたいと思います。
本定例会は、忙しい平日夜の時間で設定しております。
次の日のことを考えると延長もできません。
話し合いの終わらせ方で悩んだことのある方、
いつももっと深めたいと思っているのに、早く切り上げられてモヤモヤしている人、
できるだけ早く終わらせたいのに、話し合いが長引いて困っている人
ぜひ、話し合いの終わらせ方を一緒に考えてみませんか?
6.プログラム概要
①オリエンテーション
②グループで自己紹介
③事例共有
④ワーク1 「経験談をシェアして、話し合いの終わらせ方を考える」
⑤視点提示「4象限 早い⇔遅い、浅い⇔深い」
⑥ワーク2「4象限 早い⇔遅い、浅い⇔深い に当てはまる場面や特徴について考える」
⑦ワーク3「「早くて深い話し合い」を実現するには、どんなことが必要だろうか?」
⑧クロージング
7.参加者コメント
・話し合いはいろいろある
・「置いてけぼり感」を実感できました。ありがとうございました。
・会議の終わり方をよりよくするために、事前に行うこと、会議の冒頭と中盤と最後に行うことがあると感じました
・夜遅い時間までありがとうございました。日常的に打合せを多く行っている職場であるため、今回教えていただいた4つの象限のどこに位置するテーマかを考えてファシリテートしていけたらいいなと思いました。
・「早くて深い」は価値があると思います。時間は有限です。「遅くて浅い」は他のメリットがあるかもしれませんか、会議という視点からは改善が必要と思います。参会の皆さんの話をうかがい、私の経験も含めて理想の会議とは程遠い会議が山ほどあることを理解しました。
今夜はお世話になり、ありがとうございました。
8.定例会担当による ふりかえり
みなさんがさまざまな視点で話を深めていただいて、こちらが用意している以上の話や視点がたくさん出てきました。
よって、進めた方も、みなさんの場に投げかけて、共に進めるよう臨機応変に対応してみました。
その結果、それぞれのグループが考えた進め方をしていただきとても興味深く、研鑽させていただけました。
自分でワークショップを組むことで、参加する以上の学びをいつも感じています。夜の参加にもかかわらず、参加していただいた皆様には感謝しかないです。
(かじこ)
自分が「学校のグループワークでこんな悩みがあるんですよねー」と軽い気持ちで話した事が定例会という形で、みなさんと深く話し合うことができてとてもいい学びになりました。
定例会を行うにあたって、私達も早く終わらせる、深めるについていろいろと考えてきました。当日はそこでは出てこなかった意見が出てきたら嬉しいなと期待していましたが、予想以上に私達が想像していなかった意見もたくさん出て、各グループが全然違った形で話し合いを進めていたのが印象的でした。こちら側も、みなさんの意見を聞きながら少し進行の仕方を調整して、そのグループだからこそできる話し合いの形になっていたと思います。
自分自身も、話し合いの終わらせ方について深められたと同時に、進行の仕方についてもすごく大きな学びになりました。
平日の夜というイレギュラーな日程での開催でしたが、参加してくださった皆様、ありがとうございました。
(かよちゃん)
仕事をしていると、話し合いはどうしても効率を高めることを優先しがちです。「急がば回れ」という言葉があるように、目的を達成するためには、普段の関係性や事前の準備が大切。結果として早くことが進むということを定例会を作っていく過程であらためて気づきました。
一方で、私たちが得た気づきを参加者の方にも共有したくて、プログラムを考えましたが、想定通りにはなかなか進まず、時には問いさえも場に任せることで、全体としての納得感を高める感覚も得られたことは、新たな学びとなりました。
ありがとうございました。
(ぐっちょ)
担当チームのZoom MTGは定例会までに11回も行いました。プログラムの骨格がなかなか定まらず暗中模索状態が長かったです。MTG最終盤に来ても全員がワークとワークの繋がりに違和感を感じながら話し合っていました。私たちは早くて深い話し合いをするには、普段からの関係性づくりが必要で、そのためには遅くて浅い話し合いの積み重ねも必要だよね、という考えで一致していました。それを参加者にも感じて欲しいと思っていました。参加者の中には私たちが考えていたことと同じ思いに早々に辿り着いて、もっと深い話し合いをされている方もいらっしゃって、気づきの多い定例会でした。ただ、ちょっと誘導的な局面(強引な局面)があったのかも知れません。途中、プログラムが誘導的だと感づいたMFが極力誘導しない方向に促して行きましたが、それに理解がついていけない方がいらっしゃいました。気づきが多かったですが、もやもやも残って、いろいろと考えさせられる、いい定例会だったと思います。
(がっくん)