1.実施日時 2024年6月8日(土)13:30~17:30
2.会場 名古屋工業大学 21号館 1階 2111講義室(アクティブラーニング室)
3.担当者 話題提供者:ちえさん 定例会担当:いっちゃん
4.参加者数
会員:6名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):2名
一般・見学:4名
合計:12名
5.案内文
今年は元旦に令和6年能登半島地震が発生し、とくに地震はいつ起こるかわからず、あらためて"備え"が必要だと実感しました。一言で"備え"と言っても、水・食料などの備蓄、耐震化など様々な事柄があります。
今回は、日本ファシリテーション協会 災害復興委員会のちえさん(遠藤智栄さん)をお招きし、防災・災害復興のためのファシリテーションを体験するワークショップを開催します。
災害の際、被災地域や支援団体の状況を共有したり、関係者(行政、社協、NPOなど)間で課題解決を行う「情報共有」の場が大事な役割を果たしています。そこで、今回、ファシリテーションを活用し、話し合いを見える化するための板書プチ体験を行ないます。
また、災害時にはトイレが大問題となります。そこで、誰でも簡単にできる携帯トイレづくりを行ないます。
また、せっかくの機会ですので、令和6年能登半島地震被災地での災害復興委員会による復興支援活動報告も行ないます。
ファシリテーションによる防災・災害復興を皆で一緒に体験しましょう!!
6.プログラム概要
1.オープニング
2.グループワーク
1)「地震・水害などの災害に備えていることは?」
2)「職場・地域・所属組織などで災害時のことを話したことがありますか?」
3)「家族・地域・会社・団体などにおける災害・防災でのファシリテーションの活用は?」
4)「ソーシャル・ファシリテーションの紹介」
3.FAJ災害復興委員会による能登での活動紹介
4.板書プチ体験
5.携帯トイレづくりのワークショップ
6.ふりかえり
7.中部支部のこだわりプログラム:ふりかえりタイム(プロセスのふりかえり)
8.クロージング
7.参加者コメント
「即、行動につながりました。」
「防災とファシリテーションの親和性が面白かった。」
「よく練られたプログラムで刺激をいただきました。」
「よく練られたプログラムで刺激をいただきました。」
「参加して良かったです。『ファシリテーション』は奥が深そうです。」
8.定例会担当による ふりかえり
<話題提供者:ちえ(遠藤智栄)>
事前の打ち合わせもしっかりできて、準備はばっちりでした。
当日、プロジェクターの接触不具合でハラハラする場面がありましたが、ケーブルの変更をしていただき無事に実施することができました。
参加者のみなさんはそれぞれの動機や思いを持ってこられていて、少しでもその参加動機に対してヒントや気づきがあったようで良かったです。
参加者の中には2名、大学の先生がおられて、それそれの知見からも学びがありました。特に白松先生には板書体験の際にAIでの記録骨子作成に協力いただき、プロンプトの設定の仕方など勉強になりました。
携帯トイレづくりWSについても、なぜ災害時にトイレ?を考えることで人間にとって不可欠のトイレと生命を見つめ直すことができました。参加者には、その後のイベントでトイレづくりWSを実践する予定の方もいらしたので事前準備にもなり良かったです。
みんなが話せるテーマ、問いを準備するというのは、ファシリテーションと場づくりにとって大事なことなので、それを感じ取っておられました。防災とファシリテーションのつながりを今後も発信していきたいです。
準備・実施においてはいっちゃんに大変ご尽力いただき感謝です。
<定例会担当:いっちゃん>
今回、中部支部 定例会での対面形式の「板書練習」は、2019年12月・2022年10月に続き、2年ぶり、3回目の開催でした。
名古屋工業大学 白松教授のご協力もあり、同大学のアクティブラーニング室という、壁のほぼ全面がホワイトボードという恵まれた環境で開催することができました。おかげさまで、より実践的な環境の中、実際の情報共有会議で話し合われた内容をベースとした原稿による「板書練習」を行なうことができました。白松教授に加え、当日、ご参加いただいた秀島教授など、大学関係者の皆さま、まことにありがとうございます。
今回は「板書練習」に加え、「携帯トイレづくりのワークショップ」も行ないました。発災時、トイレは誰にとっても身近で、切実な大問題となります。そういった意味でもトイレの問題は誰でも当事者ですので、話し合いのテーマとしては格好の話題と言えます。つまり、ファシリテーションとも親和性が高いということです。
今後、今回の定例会がきっかけで、防災・災害復興のためのファシリテーションが少しでも広まることを願っております。