1.実施日時 2025年3月15日(土)13 :00~17:30
2.会場 東桜会館 第一会議室
3.担当者 こめっと(林)、すみやん(角谷)
4.参加者数
会員:10名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):2名
一般・見学:0名
合計:12名
5.案内文
「これってハラスメント?」と自分を縛っていませんか?
「言いたいことが言えない...」そんな経験、ありませんか?
ハラスメントをめぐる議論が加熱する今、私たちは無意識のうちに自己検閲をしてしまうことも。
この定例会では、ハラスメントやマイクログレッションの底辺に潜む「認知バイアス」に着目し、その先にある人権意識との関係性をみなさんと紐解いてみたいと思います。
公平公正かつ安心安全の場をキープするのがファシリテーターの役割とすれば、どんな視点が必要なのか?
どんな介入をすればいいのか?
昨年好評だった「マイクロアグレッション」をさらに発展させ、心理学の視点も交えながら、一緒に探っていきましょう。
6.プログラム概要
・もやしのお約束
・人権クイズ
・アンコンシャスバイアスのマッピング
<休憩>
・具体的な言葉や行動って?
・ファシリテータ―だったら?
・ふりかえり
7.参加者コメント
・丁寧な進め方のおかげで、バイアスについて自分事として理解できました。バイアスの4象限分類で、認知と行動に分けるのは難しく感じました。
・流れが自然で面白かったです。具体例が出てこなかったので呼び水としていくつか事例があるといいと思います。
・人権について、もっと詳細の説明をしてもよかったのでは?とふりかえり中です。
・15個のバイアスを2軸に分けるのは難しかったです。特に行動がどれにあたるのかが。その後のバイアスの具体例を出す、最後のグループワークは楽しかったです。最後のグループワークの問いに「ファシリテーション、会議の場面」で気づくには?と具体的に示された方がよかったかと思いました。
・アンコンシャスバイアスに伴うマイクロアグレッションについて、そういうものは存在し、かつ、誰でも持ち得るもの、そして、ある程度、それは仕方のないこと、ただそれをどこまで容認(?)できるのか?については、人権という視点で線引きする必要があるよね?ということだったのですかね。バイアスは仕方ない。でもそれで人を傷つけるのはよくない、そのために特に意識しなければならないバイアスについて深堀って、その対策についてアイデア出していくというのはいかがでしょう?
8.定例会担当による ふりかえり
2024年2月の定例会「ファシリテーターが公正・公平な場をつくるには? ~マイクロアグレッションと人権の場合~」では、参加者から、肚に落ちたという声と、人権がピンとこなかったという声とに、ほぼ二分しました。そのため、今回は同じ主題で、構成を一新しましたが、参加者の声からは、伝わった感じを受けました。
認知バイアスについて関心の高い方が多く参加されていましたが、認知バイアスは人間が進化の過程でとっさの判断を迅速に行うために習得したもので、無くならないと理解しています。しかし、時にそれが人を傷つけることがあるので、その際に人権のガードが必要だと考えています。(すみやん)
昨年2月の反省を踏まえて、もっと楽しく、理解しやすくするには?を検討しました。その結果、まずまずは、成功!マッピングは難しいという声が多かったので、異なる方法を考えてみたいと思いました。
人権とマイクロアグレッションの関係を簡潔に伝えるのは難しいと思いました。ここは、もっと練っていかないと!という課題でした。
ひとつ山を越えると、また山が見える...状態ですが、見つかった課題に対して前向きに取り組んでいこうと思いました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。(こめっと)