第45回:2008年08月16日 なぜ? FAJ会?〜 あなたが望むファシリテーターになるためには?〜中部支部

FAJ中部支部 2008年8月度定例会 議事録

■日時  8月16日(土)2008年8月16日(土)13:00〜17:30
■場所  東桜会館 集会室
■参加者 会員21名 非会員2名
■担当 チームゴルゴ(FAJ中部会員)
   ゴルゴ、川上、西野、野口、ヒデ、マッキ−

■テーマ:なぜ? FAJ会?
     〜 あなたが望むファシリテーターになるためには?〜

◆概要  
 「どうしてファシリテーションに興味をもったのか?」、
 「どうしてFAJに参加したのか?」等をはっきりさせる中で、
 「実現したいこと。そのために何をすればいいのか?」を原点に戻って考え、それを実現させるためのアクションプランを作成する。

◆内容
 ○オープニング(50分) 車座型
 ・本日のねらい、ファシリテーターの紹介
 ・自己紹介、名前と夏の思い出を紹介 
 ・参加回数順に、参加者人数/6までの数字を叫び、
    各数字ごとにグループ(5、6名)を作る
   ・グループ内で自己紹介

○ワーク1(60分)
   ・3人一組でローテーションでインタビュー
   どうして、ファシリテーションに興味をもちましたか?
     ファシリテーションを通じて、何を実現したいですか?
     FAJ中部でやりたいこと?
     FAJ中部で実現できていないこと?実現できていること?
○ワーク2(20分) 4つのテーブルを使って島に
   ・自分のファシリテーションの
    過去(動機)→現在(現状)→将来(これから)を
    ファシグラで描く!
  ○休憩 (20分)
  ○ワーク3 (60分)
   ・グループで共有・フィードバック
    定例会のあり方、関わり方の意見集約
・全体での共有 (テーブルはそのままで車座型)
  ○振り返り (45分)
   ・振り返りシートを使って
   ・グループ内で共有
・全体  (テーブルはそのままで車座型に)
○まとめ(5分)
  ○終了、会場復元

◆ワーク3から

 ○定例会との関わり
  ・ファシリテーションを学ぶマインドの維持に効果的
  ・人との関わり合いの中で、他の参加者の良いところを取り入れられる
  ・ファシリテーションのトライ&エラーが共有できる
  ・会議・組織を活性化したいと思っている共通の動機があるので良い。
  ・FAJの定例会は、こまったちゃんがいないので、リアル困ったちゃんが欲しい。
  ・HPの定例会の案内に具体的な内容が記載されてなく不安だった
   (今月の企画は怪しげ??)
 ○個人の振り返りから
  ・ファシリテーションと最初に関わったときから振り返ることで成長を実感できた。
  ・内観できた良かった。
  ・いい時期にファシリテーションとの関わり方を振り返ることができた。
  ・「これから」が見えてきた。
  ・今月の定例会は、合意形成などファシリテーションを使える場が定例会としては少なかった。
  ・ファシリテーターを引き受ける度胸がついた。これからは自然体でやりたい。

◆総括(ゴルゴ)

今回は自分が単純に一番やりたかったことを企画にしましたの で当たり前かもしれませんが、自分も入ってやりたい!と思いました。

僕は単なる事務屋ではない社労士になるための武器を探しに来ている訳ですが、一体他の人はどーしてFAJに来てい るのか?ってことが入った時から単純に疑問でした。

子供の頃の経験などから、組織が活性化する瞬間とそうでない時とが厳然として「ある」ってことに気づいている人間がこんなにもたくさんいるとは(これまでの人生では)到底信じられませんでした。

でも、FAJに参加してみて、また、今回の定例会を見ていて、感じたのは、思っていた以上に、どこでも誰でもファシリテーションが必要とされているんだということでした。

ファシリテーションという言葉を軸にして、これまでは世の中に点在していて、それぞれがその事実に気づきつつも、ひとりではその他大勢を動かす勇気が持てなかった在野の人たちが、FAJに集結して同じ考え方を持つ人同士コミュニケーションをとり、誓いを新たにし、それぞれのフィールドに帰って力を発揮していき・・・そういう中で徐々にそのことに気づいている人が増えていく。

考えてみればこれまでの歴史の中でも、繰り返されてきたパラダイムシフトの黎明期と同じ姿なのかもしれません。

世の中はまさに激動の時代ですが、いずれファシリテーションが当たり前になった時代の人たちからは、「昔の人はえらく原始的なことに時間を費やしていたんだなあ」などとFAJについては牧歌的に見られるかもしれません。

今はまだ、ファシリテーターという職業すら確立されていない状況ですが、いずれはファシリテーターで喰っていくなんて当たり前で、どうせならさらにファシリテーターを量産する時代 に突入して、それからはファシリテーターを育てる人が必要とされるようになるかもしれません。

そしてさらに時代は進み、世の中全体がFAJ化して、人々全てにファシリテーションが必須科目のようになり、ファシリテーションを知っているとかできるといったレベルではなく、ファシリテーションが得意か不得意みたいな次元で扱われるようになる気がします。

(今時英語が話せる人くらいいくらでも居るが、30年前はそうではなかったように)。

そして、私の今後のアクションプランとしては、まずは技量・収入共にプロと呼べるだけのファシリテーターがどれだけ育って、世の中で活躍していくか?について考えてみたい。

ファシリテーターのビジネスモデルを研究してみたい。

また、プロとして通用するファシリテーターの技量のレベルがどのくらいか?とか。

多分、堀さんみたいに本当にプロでやっている人に聞くと嫌がられる気がするので、我々素人の間で「こうすればいいんじゃないか?」と、アイデアを出し合ってみたい・・・というわけで、私ゴルゴの「なぜFAJ?」でした。

委員をやってみての感想としては、いろいろと現場を想定して準備を進めてきても、実際の現場では想定通りにいかないことがあって、結局の所場数が必要なんだという気がしました。ですので、自分の成長のためには、早く次の企画を作って定例会にブッキングさせてもらえるようにしたいです。また今回はかなり重鎮の方々(というと語弊がありますか?)にお世話頂いたので、準備・当日共にとても勉強になりました。次回からは逆に新しい人を誘ってペイ・フォワードし、より新鮮味のある定例会を作っていきたいと思いました。

PS.16人もの方から暖かいフィードバックを頂きました。まことにありがとうございました。
(以下FB)
・たまにはこのような内省テーマも必要だったと思う。入会してから日の浅いゴルゴさんだからできたテーマ。ワーク1のチーム分けは、2人か3人どちらかにあわせた方が時間が公平だった。

・ねらいとワークの間にズレがあるように感じた。グループ発表については、定例会について事前に伝えて収束させた方が良かったのでは?

・入会後すぐに全体ファシリテーターに挑戦したことは素晴らしい。グループ人数は1対1にした方が良かったのでは?

・委員の皆様お疲れ様でした。ワーク3の後の発表で困ったちゃんがいなくて・・・という発言があったが、今回の定例会ではいろいろな意見をプロセスに対して発言する方がいた中で、プロセスを管理していたことに感心した。

・タイミングとしてはちょうど良い内容。個人的にも8月にやりたい内容。

・ワーク1の後、FBの時間が欲しかった。グループ分けは偶数にして1対1にした方がいい。時間をじっくり取るやり方は良い。

・ワークを行うグループ単位が少人数(3人)だったために、いつもより深いところまで話が聞けた。

・大あんまき、美味しかった。初参加だったが、初参加者としての目的の確認ができていいテーマだった。

・安心、安全な場づくりを意識して、丁寧に進めてもらえて良かった。あんまきはナイスチョイス。後半は方向が定まらなかった? 個人を深めるか、組織の課題に昇華させるか? 今後もありそうな問題か。ふりかえりに「反省点」と入れた意図は?
 「定例会のあり方」については、レジメに書かれていないことを問われると混乱するので、最初から問うべきだと思った。

・多様性のあるFAJの参加者でも、なかなかその違いや共通点について正面から見つめるというチャンスはなかった。今回は新たな切り口というより、正面から切り込むような冒険だったが、充実感が持てた。他の人とゆっくりじっくり話す時間は楽しかった。(事前準備はもう少しあると良かったかも)

・2,3のワークの説明がよくわからなかった。最初にもう少し説明があると1の内容が効果的になると感じた。

・お題自体は自分とファシリテーションの関係を見つめ直す良いきっかけで、今後の各々の成長につながる良いものだと思った。

・原点回帰できた。

・ファシリテーションを行う場は少なかったが、改めて内面を
見ることができ、良かった。

・自分の動機をしっかり掘り下げる機会になった。共感してく
れる人もいて、さらに勉強していこうという力になった。個人
でやらなければならないことかもしれないが、今回のような
ファシリテーションとの出会いや動機をインタビューしあうこと
は大切だと思った。

・時々テーマや今日のゴールを忘れて、話に夢中になってしま
った。今日のテーマ・ゴールが漠然となった時は、そのことに
ついてグループで話し合った方がいいかも?


◆総括(マッキー)

チームゴルゴで定例会の企画を作る話し合いがとても
 楽しく、勉強になりました。