第53回:2009年5月16日 テーマ:探求!現場で使えるほぐし方 〜アイスブレイクの本質に迫る〜中部支部

◆日 時  2009年5月16日(土)12:30〜16:30

◆場 所  東桜会館 集会室

◆テーマ 「探求!現場で使えるほぐし方」〜アイスブレイクの本質に迫る〜
◆担 当  チーム 氷砕研究所
研究員 村岡千種、二宮久美、内藤信吾、
安藤幹人(中部支部)

◆参加者 45名(会員41名 一般4名)

◆内容
○オープニング (15分)
・本日の狙いと流れ、ファシリテーターチームの紹介。
・今思うこと、感じること記入(その1)
・グループ分け(定例会参加回数でラインナップ)8グループ
・プレワーク(このラインナップにはどんな意味があったか)
○ワーク1 アイスアイスブレイク体験(40分)
・チーム名(花の名前)、グループ内進行役決定
ユキワリソウ、かきのはな、白いひまわり、しばざくら五つ子のリリーズ、藤、コマクサ、両手に花
・他己紹介、話題づくり、ブレーンストーミング(新聞紙の使い方)、流れ星、4つのアクティビティの中から一つを体験(2グループ)
・アクティビティの感想をグループ内でシェア
・今思うこと、感じること記入(その2)
○休憩 (10分)
○ワーク2 アイスブレイクの意味を考える(65分)
・グループ討議
「アイスブレイク」にはどんな効用を期待しますか?
どんないいことがあるの? どうなるの?
どんな意味があるの? 何を目的にしているの?
ないとどうなるの?
・発表 アイスブレイクに期待する効用(各グループから紹介) 
その後に進める生産性を高める、一体感、仲間意識、いわゆる⇒さりげない、発言しやすくする、集中させる、人の壁を破る、自己開示、F自身をほぐす、楽しくなる、明るくなる、時と場合によって有効
・今思うこと、感じること記入(その3)
○休憩 (15分)
○ワーク3 現場で使えるアプローチのアイディアを出す(25分)
○Gr討議内容の共有(20分)
・壁に張り出した模造紙を各自閲覧して回り、内容の共有と
質疑応答。
○個人振り返り(5分)
・各自が現場で使ってみるアプローチを決めて記入する。
私が現場で使ってみる「働きかけ」
〜明日からこれを試してみよう
○グループ内振り返り(15分)
・今日学んだこと、気付いたことの話し合いープで。)
・今思うこと、感じること記入(その4)
・グループ内シェア、フィードバック

○ファシリテーターからの感想。(5分)


◆担当からのメッセージ・感想
・村岡:ちぃ
初めて定例会を担当し、途中から頭が真っ白になってしまいました。
けれど、フロアの皆さま、そして当研究所のチームの皆のお陰で無事に定例会を終えることができました。
「アイスブレイク」の本質...いまだにたどり着けません。
けれど、アイスブレイクってどういうこと?と考える良い機会を頂きました。
参加者の皆さま、研究所の皆、本当にありがとうございました。
・二宮:にの
はじめての担当参加で、まわりの方にカバーし支えられて、最後までやり遂げることが出来ました。
有り難うございました。
グループワークでのアイデア出しの際に、共通してみられた、普段の小さな関係作りに役立つアイスブレイク。
日常に使える、そんなアイデアを、たくさんいただきました。
・内藤:しんご
企画・準備が始まってから定例会当日までの間、ずっと「さりげない・・・」という言葉が頭の中を巡っていました。
「アイスブレイク」という言葉も時々やってきて「さりげない」と交錯していました。
当日はワークに参加し、使えそうな新ネタをいくつか収穫しました。
準備段階では企画・運営を、当日はワーク参加者側、と両方の立場を体験できて、とってもおいしい定例会でした。(内藤)
・安藤:みき
アイスブレイクという言葉を使わずに場をほぐす働きかけ方を探そう、見つけようという狙いでしたが、参加された方にその意思、全体像が伝えきれませんでした。
参加された方のアドバイスで軌道修正し、アイスブレイクの本質の理解を深めるともに、現場で使える働きかけの実践アイデアは共有できたと思います。
最後に全体でシェアすれば今回のアウトプットとして財産にできたのですが、その時間をとらず参加者各自の中に留めてしまったのが残念。
全体の財産とすることを意識して大事にしたいと思います。

【参考】-----------------------------------------------------------
全体共有の機会を設けませんでしたので、撮影した写真から各グループの「現場で使えるアプローチのアイディア」をピックアップしてみました。
(にのさん、ありがとう!)

≪しばざくら≫
・メールに時事ネタを入れる
・知らない事は、正直に伝える(会議の場の中で聞く)
・リマインド用語(再確認)を使って問いかける。
※目的を思い出す為の問いかけ
・相手が嬉しくなるような質問をする。=成功体験を語らせる。
・本人の思いを全て書いてもらう。成功のイメージをふくらませる。
・同じ人に話させないために、「◎▲シリーズ」で一人一言で話をしてもらう。(例:芸能人で似てると言われた人は? 面白いネタが良い)

≪コマクサ≫
・ 飲み会
(But なんで飲み会なの?飲まずにしゃべれないの?飲めない人は?)
・ 偏愛マップ
=ものすごく好きな事について具体的に書く
(これから話をすすめるツール)
初対面の場合、顔は知っているがあまり知らないという場合におすすめ
二人ずつでやると効果的
・ 失敗談を言う。上の立場の人が先に自分のことを!
(But 会議の冒頭は無理)
ネタを作る。わざとらしくなく気楽に出来るものはないか?

≪両手に花≫
・メリットをあげる。たくさんあげる。
・ちゃぶ台をずらす。
≪白いひまわり≫
・わかりませんアピールをするor ファシリテーターが、促すことも出来る。
→何がうれしい?→参加出来てない人を救える
→参加者に安心感を与える
→ファシリテーターにとってフィードバックにもなる
・5cmうなづき
→参加意識高まる。雰囲気が和む。うなずき係をつくっても...
・腕組み禁止令
・責任者は中座する。(はじめと終わりだけ出席)
・発言したそうな人を見つける(見つけたい)

≪五つ子のリリーズ≫
[場をほぐすアイスブレイク]
・自己紹介
・何か一言(最近あった楽しかったこと)(今の気持ち)
↑自己開示する。
・さりげない、簡単なゲームで、一体感をつくる。
(しりとりやだじゃれは×)
[体をほぐすアイスブレイク]
・ストレッチ(一人、二人)
・体操
・移動する、席替え
・握手する
・肩もみ
・機材等の運搬
[自分をほぐすアイスブレイク]
・暗示にかける
・頭の中で歌をうたう
・成功イメージを思い浮かべる
≪かきのはな≫
[普段のつきあいの中のアイスブレイク]
・一緒にお風呂に入る
・酒を飲む
・恥ずかしい話をする
・その人のいい所、好きなところを考える
・ほめる「いいね!」
・普段から世間話をする(相手の趣味、好き嫌いなどを知る)
・笑顔でいる
・ジュースジャンケンをする(負けた人がみんなのジュース買う)
・ゴチバトルする(負けた人がみんなの... →盛り上がる)
・冗談、ジョークを言う
[会議の場でのアイスブレイク]
・会議場所を変える
・手のひらに人と書いて、飲む
・相手の利益を含めた資料を作る
・グランドルールを決める
・上司がメンバーの質問にその場で答える
(リーダーズインテグレーション)
・カードファシリテーション、付箋を活用する=全員が口をひらく機会
・ストレッチ
・自己紹介
・集合ゲーム
・会議冒頭にへんな事を言う(上司が言うと効果的)
→質問は...いっさい受付ません。(思ってもない展開に笑いが起きる)
→最後にテストをします(集中力が増す)
・プレゼン資料に遊びを交える
(チームを表現する写真に、世界ヨットの写真)
[上司のアイスブレイク]
・上司が怒らない
・怒っても、あとでなーんちゃってという
・ズラをとる
[部下のアイスブレイク]
・上司と壁があるなら言い方を変えてみる
×ちょっといいですか→「いま忙しい」
◎1分ください   →「1分ならいいよ」

≪ユキワリソウ≫
さりげなく使える場のほぐし方
[会議の場で]
・ストレッチ
・掛け声
・日常の出来事を簡単に触れる
・休みの過ごし方を聴く
・ひとつのテーマで話す
・今の気分を、漢字一文字で
・簡単なクイズ(議題テーマに添った)
・他己紹介で、一面を見せる
・後だしじゃんけんでほぐす
・グランドルールをつくる
・ミーティングは細かく小休止を入れる
・Good & News を言う
[雰囲気づくり]
・場所を変える。
=わざと狭い会議室を使う
=オープンスペースで打ち合わせる
=煙草ルームでの雑談
[気分をほぐす]
・相手の好みの話題を取り上げる
・対面に座らない
・ニュースの話題をふる
・相手の◎●を褒める
・チョコレート&あめ
・お菓子の用意、お菓子を囲む
[日常で]
・さんで呼ぶ(役職意識をなくす)
・愛称をつける
・問題に愛称をつける
・アイコンタクト+笑顔
[仲間意識]
・朝、仕事がはじまる前の時間で朝会をする。=場の共有
・飲み会=自由な対話の場
・オフサイトミーティング

≪藤≫
[期待する効用を考える(現場も含む)]
・安心の場をつくる。受け入れ感が欲しい。
→ブレスト。とにかく5個。批判しない。
・全員が納得感をもって、合意形成するための状態をつくる
・チームの中の壁をとりのぞく
・自分の意見を言い易くなる雰囲気をつくる
他人と対話するためのスイッチ
転換するスイッチ