中部支部 8月定例会(赤テーマ)議事録
■日 時:2011年8月20日(土)13:00〜17:30
■場 所:東桜会館 第2会議室
■参加者:20名
■担 当:成瀬幸敏、矢内創、中野由里、丹羽英人、柴田朋浩(中部支部)
◆テーマ:
素直にフィードバックしよう
〜聴く力と観る力で場の空気を読む〜
■ねらい:
ファシリテーションにおけるフィードバックの伝え方を学ぶ。
■プロセス:
【導入】(13:00 〜 13:30)
1 あいさつ、スタッフの自己紹介(10分)
2 テーマ等の説明(10分)
3 チェックイン&グループ分け(10分)
・ 以下の4単語で自己紹介しながら、お互いの共通点を探して4〜5人の
小グループをつくる。
「ニックネーム、出身地、あなたのホットな話題、今日の目標」
【本体(ワーク)】(13:30 〜 17:00)
1 ワークの趣旨説明(15分)
・ 参加者全員が1回以上ファシリテーションを実践し、フィードバックをもらう機会をつくる。
・ 今回のワークの主目的は、話し合いでなくファシリテーターへのフィードバックである。
(※ 1回目のワーク後に明確にした。)
2 ワークの手順(約45分×4回)
ファシリテーションの実践
・ 計画(プロセス設計等)
・ 実践(話し合い)
フィードバック
・ ふりかえり(自己省察)
・ わかちあい(フィードバック)
・ 発表(全体でシェアリング)
3 話し合いのテーマ
「ファシリテーションの力(ちから)」
各セッションでの「問い」は以下のとおり。
「ファシリテーションの力」が発揮されている現場とは、どのような現場なのでしょうか?
今、なぜ、「ファシリテーションの力」の強化が求められているのでしょうか?
「ファシリテーションの力」を支えている要因にはどのようなものがあるのでしょうか?
「ファシリテーションの力」を強化するため、今私たちに求められていることは何でしょうか?
【クロージング】(17:00 〜 17:30)
1 アンケート記入
2 一言チェックアウト
3 事務連絡 (次回定例会、支部イベントの案内など)
4 撤収
■参加者コメント
1 成果(良かった点)
(1) フィードバックの大切さが理解できた。
・ 自分のファシリテーターとしての行動の反省点と振り返り、改善の方向に気づけた。
・ 自分の癖だけでなく、他のメンバーの特長が大いに参考になった。
(2) ファシリテーションへの理解が深まった。
・ ファシリテーションの意義、目的、方向がだいぶ見えてきた。
・ ファシリテーター、グラフィッカー、タイムキーパーの役割があり、仲間(協力者)が重要であることに気づいた。
(3) ほぼ全員がファシリテーションを実践できた。
・ ひとりひとりがファシリテーターを体験しただけでなく、フィードバックをもらえた。
・ ほぼ全員がファシリテーターをつとめ、発表できたことはすばらしい。
(4) 定例会の運営が臨機応変な対応だった。
・ 参加者の意見をききながら、原則的な進め方を柔軟に変更することはOK。
・ 途中(1回目のラウンド後)計画修正を皆でやったのは良かった。
2 課題(問題、改善点)
(1) 全体の流れ(時間配分など)を示した方が良かった。
・ 定例会のスタート時に全体像、目的、タイムスケジュールなどをホワイトボードに書いていただけたら助かります。
・ 10〜15分の話し合いでは中途半端で、深堀りできなかった。
・ 時間内にゴールにたどり着かねば・・・とあせってしまった。
(2) フィードバックをする態勢が十分整っていなかった。
・ 最初のテーマを4つ明示してしまうと、どうしても自分のパートのことを考えてしまっていた。
(その時のパートに集中しないといけないのに・・・)
・ テーマ自体が対話を深めたくなる内容で、本来の狙いである
「ファシリテーションに対するフィードバック」をするには少し重すぎた。
・ 厳しいフィードバックをするまでの信頼感が醸成できなかった。
・ 「(フィードバックの)発表」に対して、深堀り(話し合い)をしたかった。
■担当者コメント
1 成果(良かった点)
(1) 参加者からフィードバックをもらい、定例会そのものを柔軟に調節できた。
・ 1回目の発表後に、参加者からフィードバックをもらい、ワークの目的や時間配分などを柔軟に調節することができた。
(2) 4ターンやりきって良かった。
・ ほぼ全員がファシリテーターをつとめ、発表できた。
2 課題(問題、改善点)
(1) 発表中に、スタッフが打ち合わせするのは避ける。
・ 必要ならば外に出て行う。
(2) 説明を入れるタイミングに気をつける。
・ 説明(タイムスケジュール)を入れるタイミングがワークの途中だと頭に入ってこない。
・ 1回45分のワークはフィードバックを含めて1ワークなので、切ってはよくない。
(3) 全体の時間配分(バランス)に気を配る。
・ 4ターンにするなら、あらかじめ各ターン合体をして、長めにしてもよかった。
・ 終了時間を守るため、4ターン目(最後)の実践及び発表時間が短くなってしまった。
以上