第82回:2012年1月21日 赤テーマ 「構造化の能力を鍛える 〜たくさん出てきた意見を分類できるようになろう〜」中部支部

中部支部1月定例会(赤テーマ)レポート

■日 時:2012年9月15日(土) 13:00〜17:30
■場 所:東桜会館 第2会議室
■参加者:29名(会員26名、非会員3名)
■ファシリテータ:加藤彰(関西支部)
■担 当: 檀野隆一(中部支部)
■テーマ:構造化の能力を鍛える 〜たくさん出てきた意見を分類できるようになろう〜

【担当者からのメッセージ】
 ファシリテーションをするときに、最初に当たる壁が「みんなからいか に意見を引き出すか」です。
それを乗り越えると今度は、みんながたくさん意見を出してくれちゃうので、「たくさん出てきた意見にどう収拾をつけるか」が大きな壁として立ちはだかります。
収拾には「意見の精確な理解」「主張と根拠の切り分け」「意見の分類」「意見の優先順位付け」「合意点の発見」などが必要です。
今回の定例会では、まずは意見を分類できるように、メインファシリテーターの加藤さんが、日頃、皆さんのファシリテーションぶりを見ていて「こういう勘所を知って、 練習しておかないから、分類で苦労するんじゃないかな?」と、日頃思っていることをご紹介しつつ、練習を積んでいくワークショップが中心になります。

【ねらい】
収束のパートについて学ぶ
構造化について学ぶ

【プロセス】
1.練習ポイント
・3つのねらいを説明
2.レクチャー(共通点)
・危険な共通点を紹介、抽象化と具体化について
3.演習I
・グループワーク:あらかじめ用意した意見を模造紙に分類してみる
4.レクチャー
・まとめの言葉、総括の言葉を紡ぎだす
5.演習II
・グループワーク:まとめの言葉をつむぎだす
6.レクチャー
・意見の抽象度に敏感になる
7.演習III
・グループワーク:新入会員がどうして定着しないのか?
8.演習VI
・グループワーク:情報発信が弱い中部地方でどのように情報発信するか

【担当者の感想】
・抽象度の説明はシンプルな説明で参加者が理解でき、そのあとの演習への流れがスムーズだった
・加藤さんの研修スタイルのワークは、中部支部のニーズに合っていると感じた
・ワークショップ中でも、メインファシリテーター自らがグループ内のディスカッションに参加していっしょにワイワイやるような方法はあまり中部では見かけなかったので新鮮だった。