第84回:2012年3月17日 青テーマ コーチングでもっとよくなるファシリテーション中部支部

中部支部 3月定例会(青テーマ)議事録

■日 時:2012年3月17日(土)13:00〜17:30
■場 所:名古屋市東生涯学習センター
■参加者:25名+スタッフ4名
■講 師:大山 裕之(中部支部)
■ゲスト:光山 徹(国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ)
■担 当:百野 あけみ、檀野 隆一(中部支部)

◆テーマ:
コーチングでもっとよくなるファシリテーション

■ねらい:
ファシリテーションをするときに、ファシリテーターは何に気をつけているでしょうか。発言をまとめることに一生懸命になりすぎると、その人の顔の表情や考えていることを見落としてしまっているかもしれません。

コーチングでは、相手に話をしてもらいやすくなるように、「相手の話を聴いて、質問する」方法をコミュニケーションの基礎として身につけます。話を聴くということ、質問するということと、ファシリテーションとどのように関係があるのか探っていきましょう。

今回の定例会では、プロコーチでもあるメインファシリテーターの大山裕之さんと一緒に、簡単な講義と実践を通じて、ファシリテーションがもっとよくなるように、ワークショップ形式で進めていきます。

■プロセス:
1)本日の狙い・趣旨説明(5分)

2)ワーク 自己紹介(15分)
2-1)グループ分け
FAJ経験順で並んでベテランと初心者が混ざるようにグループ分け
2-2)グループで互いに自己紹介
2-3)解説
影響を与える自分に気づく

3) ファシリテーション1(20分)
3-1)ファシリテーションをやってみる
テーマ「自分たちにとってのファシリテーションとは」
3-2)グループで話す
ファシリテーションで大切なこと
(1)場を感じる
(2)全員の納得感
(3)自分の感情はどうだったか
について話し合う

4)聴くこととは解説(25分)
4-1)聴く姿勢のワーク
4-2)解説
聴くことが、どのようにファシリテーションにとって重要なのか

5)承認のワーク(20分)
5-1)1名が話をする
5-2)2人目の前に褒め言葉を考える
5-3)2人目話をする
5-4)ほめられた事に関する振り返り

6)傾聴のワーク(35分)
6-1)傾聴のワークを行う
3人組(話す人、聴く人、オブザーバ)5分×3セット
テーマ「今はまっているもの、困っていること」
6-2)グループで話す
問い:何をしたら聞いたことになるのか?
グループで聴くってどういうことなのか?
6-3)全体シェア

7)ファシリテーション2(15分)
7-1)コミュニケーションを意識したファシリテーションをやってみる
テーマ「6人で晩御飯何を食べるか」
7-2)振り返り

8)ここまでの振り返り(30分)

9)ファシリテーション3(15分)
9-1)個のコミュニケーション(コーチング)を意識したファシリテーションをやってみる
テーマ「ファシリテーションにコーチングのコミュニケーションスキルで、どんないいことが起きるのか?」
9-2)振り返り

10)全体振り返り(20分)

■担当者コメント
メインファシリテーターの大山さんやゲストの光山コーチが、参加者をうまくファシリテートして、コーチングののマインド、スキルを持ってファシリをすると安心安全の場ができ、意見が出やすく、合意形成が取りやすくなることを体感していただけました。
内容は盛り沢山でしたが皆さん真剣に取り組み盛り上がっていました。多くの方からこれからは基本のコミュニケーションがファシリを行う時に重要であるという、自分のファシリテーション向上に役立てたいとのお話をいただきました。