第88回:2012年7月21日 青テーマ ファシリテーションプラクティス中部支部

中部支部2012年7月定例会 青テーマ報告

■ 日時:2012年7月21日(土) 13:00〜17:30
■ 場所:名古屋東生涯学習センター 第4集会室
■ 参加者:19名(会員18名、非会員1名)
■ 担当:村岡千種、柴田朋浩(中部支部)
■ テーマ:ファシリテーションプラクティス

【担当者からのメッセージ】
ファシリテーションの本を読んだり、FAJの基礎講座にでたり、FAJの定例会に出たりして、
様々にファシリテーションの体験をしても、職場の会議でいざファシリテーションをしてみると、
さて、これでよかったのだろうか???と悩むことありませんか?

もちろん、ファシリテーションだけで会議が全て進む訳ではないものの、
会議が終わった後になんだかもやっとしたり、腑に落ちない気持ちになることもあると思います。
どんなところでもやっとしているのか?どうしたらそのもやっとがスッキリするのか?

それを考えるために、今回は、職場での会議におけるファシリテーションに焦点を当てて、
ロールプレイをしたいと考えています。

ありがちな会議で皆さんに実際にファシリテーターをつとめていただき、
それぞれの職種、役割、思惑がどんな風に絡み合うのか体験していただきたいと思います。
その会議についてのフィードバックをもらいながら、一緒にもやっとをクリアにしていけると
いいなと思っています。
ありがちな会議の一場面を通して、会議の準備には、ファシリテーターはどんなことに

気をつけるとよいのか、そんなイメージを持ち帰っていただき、実際の会議に
活用していただくきっかけになるといいなあと考えております。

【ねらい】
実際にファシリテーターとして会議をファシリテートして、
会社での会議の準備に必要なこと・ものがイメージできるようにする。

【プロセス】
1. アイスブレイク
「四象限自己紹介」でメンバー個々人の情報共有とこの場にいる目的を共有。
2. ワークの説明と役決め、役作り
ワークの進め方を参加者全員で共有。
「某企業でのキックオフミーティング」のケースを読み込み、メンバーがそれぞれ自分のやりたい役を選択する。
3. ワーク1
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り方の説明5分、振り返り10分
4. ディスカッション・発表
「ファシリテーターは、どんなことやものに配慮すれば会議はスムーズにすすむのでしょうか?」
ディスカッション20分、発表10分
5. 定例会担当からのレクチャー
「ミーティングを上手くすすめるためのポイントふたつ」
6. ワーク2
ワーク1と同じシチュエーションで、ファシリテーターを代えてロールプレイする。
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り10分

7. ワーク3の説明
「某企業でのキックオフミーティング」の第二回目の会議で多少、状況設定を変えることを説明する。
8. ワーク3
ファシリテーターの作戦タイム5分、議論(ロールプレイ)20分、振り返り10分

9. 個人の振り返り
今日1日を振り返る。今日の気づきとネクストステップを手元の用紙に記入する。

10. 全体での分かち合い
参加者全員で輪になって、次回に向けてのチャレンジを一言ずつ宣言する。

【参加者の感想】
・ロールプレイでこんなにみんな、役を演じられるとは思っていなかったので、
とてもリアルで楽しい定例会となりました。
・ロールプレイの設定はもう少し、詳しい方が良いと思います。
・シリーズ化、期待しています。
・ファシリテーターをやれる回数を増やしてほしい。
・同じテーマを2回繰り返し、第3回目を少し変えたことで、ファシリテーターは改善意欲が一気に高まりました。

【担当者の感想】

・できるだけ、リアルにどこの会社にもよくありそうな会議の設定を意識しました。
ワーク中、参加者の方が真剣にその役を演じてみえたので企画者としてうれしかったです。
またやってほしいという声も多く聞かせていただいたので、さらに内容をブラシュアップして、
第二回を目指したいと思います。

・今回の定例会はワークを作っていく私達自身もとても楽しかったのが印象的です。
また、ワークの中で、それぞれの役を熱演されていて、それぞれの立場からの思いや考えが
浮き彫りになってくるのがよく分かりました。
それ以上に、時間が足りなくなるくらい話を掘り下げてふりかえりをされていたグループばかりで、
ふりかえりの大切さを改めて実感しました。今回のご意見を大切にして、
第二回目につなげていきたいと思います。