第91回:2012年10月20日 緑テーマ 「はじめのいっぽの踏み出し方」中部支部

中部支部10月定例会(緑テーマ) 報告

■日 時:2012年10月20日(土) 13:00〜17:30
■場 所:東桜会館講師控え室
■参加者:9名(会員8名、非会員1名)
■ファシリテータ:村岡 千種(中部支部)
■担 当:檀野隆一(中部支部)、
■フィードバッカー・スタッフ:榊原章光、佐藤清、角谷裕司、中澤エミ (中部支部)
■テーマ:はじめのいっぽの踏み出し方

【担当者からのメッセージ】
ファシリテーションって初めて体験するんだよね、という、あなた。ファシリテーションという言葉は聞いた事があるけれど、気後れしてしまったり、機会がなくてやったことがない、あなた。ファシリテーション 基礎講座は興味があるけれど、まだ出たことのない、あなた。私たちと一緒にまずは「はじめのいっぽ」の踏み出し方を学んでみませんか?
今回は小講義と練習を交えながら、ミーティングでのファシリテーションを実際に体験する場をご用意しています。「いっぽめ」にふさわしいように、今回はポイントを絞って実践していただきます。その後、 自分のファシリテーションをファシリテーター経験のあるメンバーと一緒に振り返りますので、あなたの体験はより興味深いものになるでしょう。
「体験から学ぶ」ことを通じてあなたのファシリテーションの「はじめのいっぽ」を踏み出してみませんか?明日から使えるヒントが見つかるかもしれません。
参加者はみなさんファシリテーションの初心者ですし、心配はご無用です。少人数で進めますので、気後れせずに質問できます。企画スタッフ一同あなたの参加をお待ちしています。

【ねらい】
・ファシリテーションについて知る
・ファシリテーターを経験してみる
・ファシリテーションを意識して、グループメンバーやグループ全体に働きかけてみる

【プロセス】
1.オリエンテーション
・ワークの概略説明を行った。
2.アイスブレイク
・「4象限自己紹介」でグループメンバー個々人の情報を共有した。
各人がこの場に居る目的を知ることと、場の空気をなごませる効果をもたせた。
3.小講義
・ファシリテーターの役割はプロセス管理であることを説明。
・ファシリテーションの4つのスキルのうち、場のデザインと対人関係スキルをクローズアップして紹介。今日のワークで意識してもらいたいポイントを明示した。
4.練習
「ペットボトルの活用法」をテーマに、制限時間内にグループ内でできるだけたくさんアイデアを出してもらった。アイスブレイク的効果と、「書く」「視える化」を意識したワークとした。
5.ワーク説明
・「秋の親睦イベントを考えよう」について、企画のねらい、イベントの詳細(どこで、だれが、何を)について決定する、というワークを行った。
6.ワーク1〜4
・作戦タイム、ワーク、ふりかえりを1セットとして、ワークを行った。
グループ分けは4人1グループとし、ワーク1〜4を通して、各人1回ずつファシリテーターを体験できる場を提供した。
各グループにはフィードバッカーを2名配置。作戦タイムのファシリテーターへのサポート、ワーク中のプロセス観察、ふりかえりのテーブルファシリテーターとフィードバックを行った。
6.成果物発表
・ワークの内容の結果作成された成果物をスタッフに対して発表した。
7.ふり返り
・ファシリテーターとして、また参加者としての関わり方について、ふり返りを行い、明日へのヒントとしてどのような事をチャレンジしてみたいか言語化した。

【担当者の感想】
・今回は参加者3名という事で1グループでの開催となったが、その分参加者の表情や理解度を見ながら進める事ができた。
・今回はファシリテートのポイントを絞って実際のワークに臨んでもらったが、後半の収束の部分でどのように収束させるかという部分が逆に伝わりにくくなってしまった為、何を伝えるか?という部分をもう少し整理する必要があるかもしれない。
・今後も、ブラッシュアップを続けて開催したい。
・(複数のグループを想定して)時間管理がとても気になった一時でした。
担当した練習のワークは5分で十分ですね。アイスブレイクの続きとして、レクチャーの体験として作戦タイムをとって、書くことで、見えるかというより、ファシリテーションの作法として場づくりの練習になったのでは思っています。
・内容はもいっぽの踏み出し方というより、その後の半歩で、まったく、はじめての人にはもっとフィードパックの時間をとることが大切で、レクチャーについてはワークのあり方から体験した中身のふりかえりの仕方まで説明しないと満足度は低いままだと思ったところです。
・参加者3人のため、メンバーとして加わったが、基本に立ち返りを新たに学び直した気がした。頭でわかっているつもりでも実際の行動に出すことの難しさを痛感した。参加者の方が基本講座を受けてから来られており、次のステップに進む上で役に立っていると感じた。(きよ太)
・フィードバッカーとして、指摘と褒めてから、気付きを促す質問や指摘をするバランスが難しかった。
・ワークを4セットも行うので、作戦タイムの使い方によってワークの充実度が変わる仕掛けがあると、体験として事前のプロセスデザインの大切 さの理解が深まるかもしれないと思った。フィードバッカーの作戦タイムへの介入の仕方によって、差をつけることで可能だと思う。
・ワーク内で、対立があまり見られなかったので、ファシリテーターが汗をかく場面が無かったかもしれない。
・参加者の役に立って、今後の積極的な定例会への参加につながったら、とても嬉しく思います。