第96回:2013年4月20日 赤テーマ: わたしのあなたの当たり前がくつがえる瞬間 〜トランプゲーム体験から気付く、ファシリテーター・グローイングアップ・ワークショップ中部支部

中部支部4月定例会 レポート
赤テーマ: わたしのあなたの当たり前がくつがえる瞬間
〜トランプゲーム体験から気付く、ファシリテーター・グローイングアップ・ワークショップ

■日時:2013年4月20日(土) 13:00〜17:30
■場所:東桜会館 第二会議室
■参加者:38名(会員29名、非会員9名、担当含む)
■担当:上井 靖、渡邉有利枝、宮田 基(FAJ中部支部)

【担当者からのメッセージ】
まずは、どっぷりと、トランプゲームを楽しんでいただきます。
そこで、何か!?が起こります。その何が起こったのかを参加者同士のフィードバックで振り返ります。

その振り返りからの気付き、このワークの種明かしの説明から、集団の中での自分の他の人への
関わり方、ファシリテーターとしての在り方を探ります。

このワークは、小中学校の先生への人権教育研修や昨年10月の関西支部定例会などで実施したものを、
ファシリテーターとしての在り方を探るアウトプットをゴールに、プロセスをデザインしたものです。

ファシリテーターへの一歩を踏み出す前の方からベテランまで、大いに楽しんでいただけます。
教育関係者にも大きな気付きをもたらしてくれます。
お持ち帰りは、大きな気付き!です。乞うご期待ください。
企画スタッフ一同、皆様のご参加を是非お待ちしております!


【プログラム概要】
◆担当者紹介・市場調査
◆トランプゲーム?「じじぬき」
⇒チーム分け・自己紹介
◆トランプゲーム?「チーム対抗神経衰弱」
◆グループワーク  「バーンガ」
◆ふりかえり
1.何が起こっていたのか?      2.ゲームで気付いたことは何?  
3.このゲームのねらいは何?     4.ここまでの流れからどんな自分を発見した?  
5.ワールドカフェ方式で対話しよう  6.1年後の自分はこうなっている!
◆担当へのフィードバック

【参加した方のコメント】
・異なる文化や常識が存在することを意識しないといけない。
・ちがい=まちがい ではない。 
・マイノリティの話を聞いてマジョリティの人が色々知らなかったことに気付いた。
・ファシリテーターはその場の意見と異なる少数意見を持つ人がそこにいるかも、という前提に立つべきではないか。


【泡の会でのフィードバック】
・コントロールされている感覚が強く、それにはまり込んでいる自分が悔しい。
・これまでの定例会の中でもトップランキングに入るプロセスの美しさがあった。
・自由度はないかもしれないが、よく練り込まれたプロセスデザインでした。
・職場でもぜひ試してみたいので資料がほしい。実際に活用する時の留意点を知っておきたい。
・企業の管理職研修などで使ってほしい。
・目からうろこがおちた。
・あのワークを何も前置きなくやってしまうと収拾がつかなくなることを想定すべき。そのリスクが心配だった。
・流れがあらかじめ組まれていることもあり、授業的な進め方だった

【担当者3名のふりかえりから】
・アイスブレイクとチーム分けも兼ねた「じじぬき」と次の「神経衰弱」の二つのトランプゲームの役割・位置付けにたくさん賞賛の声を頂けたことは嬉しい。プロセスメイクの大切さを実感できた。
・効率化を求めて、人の心を大切にしない自分に気付くことは大きい。
・「人として」をまず第一に考え、お互いのことを思って関わることの大切さが分かる。
・性善説と性悪説どちらもあるかもしれないが、「信じる」ということがファシリテーターにとって大きな力。