第96回:2013年4月20日 青テーマ: 安心安全な「場」作りでもっとよくなるファシリテーション中部支部

中部支部4月定例会 レポート
青テーマ: 安心安全な「場」作りでもっとよくなるファシリテーション

■日時:2013年4月20日(土) 13:00〜17:30
■場所:名古屋市東生涯学習センター 第2集会室
■参加者:21名+スタッフ3名
■講 師:大山 裕之(中部支部)
■担 当:百野 あけみ、檀野 隆一(中部支部)
◆テーマ:安心安全な「場」作りでもっとよくなるファシリテーション

■ねらい:
ファシリテーターとして関わっているときに、周りや参加者をしっかり見ていますか?
発言をまとめることに一生懸命になりすぎると、その人の顔の表情や考えていることを見落としてしまっているかもしれません。

相手の話から聞こえてきた事実を受け止め、認めることで、相手が安心感を得ることはとても大切です。

そのため、最初に「相手の話を聞いて、承認する」というコミュニケーションの基礎を体感しましょう。

今回の定例会では、ファシリテーションの要素の一つ「対人関係」に注目し、 コーチング的なアプローチである話を聴くということ、承認するということと、 ファシリテーションとがどのような関係があるのかを、プロコーチでもあり、コーチアプローチファシリテーションの提唱者である大山裕之さんと 一緒に、簡単な講義と実践を通じて、ワークショップ形式で進めていきます。

コミュニケーションの基礎を身につけることで、あなたのファシリテーションがもっとよくなるように、皆で考えましょう!

■プロセス:
1)本日の狙い・趣旨説明(10分)

2)ワーク 自己紹介(30分)
2-1)グループ分け
FAJ経験順で並んでベテランと初心者が混ざるようにグループ分け
2-2)グループで互いに自己紹介
2-3)解説
影響を与える自分に気づく

3)聴くこととは解説(30分)
3-1)聴く姿勢のワーク
3-2)解説
聴くことが、どのようにファシリテーションにとって重要なのか

4)承認のワーク(30分)
4-1)1名が話をする
4-2)2人目の前に褒め言葉を考える
4-3)2人目話をする
4-4)ほめられた事に関する振り返り

5)傾聴のワーク(35分)
5-1)傾聴のワークを行う
3人組(話す人、聴く人、オブザーバ)5分×3セット
5-2)グループで話す
問い:何をしたら相手を承認したことになるのか?
グループで聴くってどういうことなのか?
5-3)全体シェア

6)ファシリテーション2(40分)
6-1)コミュニケーションを意識したファシリテーションをやってみる
テーマ「ファシリテーターが安心安全の場を作る方法」
6-2)振り返り

7)ここまでの振り返り(30分)

8)全体振り返り(20分)

■担当者コメント
聞くことと承認することについて重点的にフォーカスした後で、実際にファシリテーションすることで、今までと違う気づきがあったと感じている方が多く見えられたようでした。
安全安心な場作りとは何かについて、参加者が明日から取り組める内容だったように思います。
参加者からの感想で、「また一年後に同じワークショップを受けて、自分の成長ぶりを見てみたい」というような視点もあり、ぜひ来年も機会があれば定例会開催していきたいと思いました。