<分科会#07> 【鈴木 さよ】関西支部イベント2019年度関西支部

<分科会#07>
多様性が拓くみらい
~グラフィックファシリテーションを活用した対話の場~

「話の見える化」をしながら多様性について考えてきた大学での授業や発達凸凹(発達障害)の対話の場の事例を通じて、「多様性が拓くみらい」について対話しませんか。自分の内側にある多様性に気づくきっかけになればと思います。
高度経済成長期の成功体験をベースに、同質性を重んじてきた日本社会では、「人と違う」ことイコール「社会からはみ出す」ことでした。
外国ルーツの子どもたちは肩身の狭い思いをし、障害者はひとくくりにされて単純作業や補助的な業務に従事し、性的マイノリティはそのアイデンティティをひた隠す。その結果、少数派の人々はもとより、社会の規範の中で生きる多数派に分類される人々でさえ、「ラベルのない生きづらさ」を抱えるケースも少なくありません。本分科会に関心を抱いたあなた自身も、そのひとりなのかもしれませんね。
本分科会では、「多様性」をキーワードに、今まで「常識」だと無自覚に信じてきた価値観を問い直すところからスタートします。そして、改めて差別や格差などの社会課題に気づき、自ら問いを立て、対話を重ねて思考を深めます。
多様性がどのような価値を持つのか、未来を変える力になるのかをテーマに参加者の気づきを促す場づくりを一緒に行いましょう。

本分科会番号は「#07」です。申込ページでは「#07」のチケットをお求めください。

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ファシリテーター / 鈴木 さよ(すずき・さよ)

凸凹フューチャーセンター 共同代表
グラフィックファシリテーター
北海道大学大学院環境科学院 修了。疑問に思ったことは自分の目で見て感じて確かめたい、と17歳でイギリスに1年間滞在、その後、北極海研究船に2度乗船する。
オフィス家具・文具メーカーに勤務後、北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門、国立明石工業高等専門学校、京都産業大学等の勤務の中で、価値観や立場の違いを超えて人に寄り添うことを可能にするグラフィックファシリテーションに出会う。
話し合いを「自分ごと」にして、「行動」へと結びつける技術を活用して、議論の可視化や、ワークショップ、講演会など、グラフィックを活用した場づくりを行う。これまでに700件を越える現場をもち、現在は、発達凸凹への活用を中心として、組織開発や教育現場での活用法を探求している。
新入社員研修、風土改革プロジェクト、ビジョン策定会議等のプロセスデザインを得意とし、教育委員会、教育関係者向けの講座や、聴覚障害者、発達障害、支援者向けの講座を多数実施。
IFVPメンバー - International Forum of Visual Practionars
(社) グラフィックファシリテーション協会認定プロフェッショナル
理系グラフィックファシリテーター/ サイエンス・コミュニケーター
同志社大学 講師 / 京都精華大学 講師​
日本発達障害学会 会員
第15回情報コミュニケーション学会奨励賞受賞

ファシリテーターからのメッセージ

あなたの「ふつう」とわたしの「ふつう」は違う。それをわたしたちの「ふつう」にしていくには?
多様性は価値になるの?
どうすれば多様性を活かせるの?
「生きづらさ」の根っこはどこにあるの?
「支援」という言葉は、なぜ居心地が悪いの?
多様性がどのような価値を持つのか、未来を変える力になるのか、私たち自らが問い立て、対話し、考えを深める場を、一緒につくりましょう!

本分科会番号は「#07」です。申込ページでは「#07」のチケットをお求めください。