第101回2012年9月度定例会テーマ2「話し合いのプロセスを仕分けしながら話し合うトレーニング 〜シックスハット法をファシリテーションに応用すると〜」関西支部

第101回2012年9月度定例研究会レポート

日時

2012年9月8日12:30〜17:00

場所

スペースアルファ三宮

テーマ名

話し合いのプロセスを仕分けしながら話し合うトレーニング

〜シックスハット法をファシリテーションに応用すると〜」

ファシリテーター

ヨンさま(FAJ会員)

参加人数

参加者:27人

<概要>
話し合いが始まると、いくらその場でロジカルに対処しようとしましても、次か
ら次に飛び出す意見や感情に押しつぶされそうになります。しかし、ファシリ
テーターはそのような環境下でも、メンバーの意見をかみ合わせていく必要性に
迫られます。
だから、われわれファシリテーターは話し合いのプロセスで、メンバーの言動
を冷静に把握し整理して、瞬時に場のマネジメントをするスキルが求められます。
そのために役立つ方法として、相手の発言を条件反射的に仕分ける能力が体得で
きるかもしれないスキルを今回の分科会で提供します。ただし開発中のβ版です
ので、クレームは受け付けません。
とはいえ、4月定例会のシックスハット法的ファシリテーター養成アクティビ
ティのバージョンアップ版で、皆様に次のようなメリットをもたらすことができ
るだろうと想定しています。

☆自分の苦手なタイプの発言を冷静に受け止めるノウハウや心のスキルを体験で
きる。
☆思考プロセスを思考しますので、的確なフィードバックの仕方が体得できる。
☆発言を瞬時に仕分けし、思考のクセを棚卸する方法について学習できる。
☆ファシリテーターをしようとかfajの定例会で前に立とうという勇気を持つ
ことができる。


<プログラム概要>
(1)アイスブレイク
人間マップにてグループ分け
(2)導入
概要、目的、シックスハット法のメリット
(3)ワーク1
『震災時に外の住民を受け入れるの?』
(4)ワーク1振り返り
話しやすかったか?話しにくかったか?その理由。
(5)シックスハット法の各ハットの特徴説明
ホワイトハット、レッドハット、イエローハット、ブラックハット、
グリーンハット、ブルーハット
(6)シックスハット法の各ハットについての演習
この発言は、どの色のハットでしょうか?
(7)ワーク2
3人1組で、ワーク1の課題について、
各色のハットの発言を考え、
3人の中で誰が一番、対象の色のハットに近いかを判定する
(8)ワーク3
再び『震災時に外の住民を受け入れるの?』を
MFの指示したハットの順番で、進めながら議論する。
(9)ワーク3振り返り
ワーク1とワーク3を比較して何を感じましたか?
印象に残ったことは何ですか?
なぜそう感じましたか?

<参加者振り返り>
・より広い視点で全体的な課題が抽出できた。
・レッドハットの感情で議論の流れが変わるのを感じた。

<担当者振り返り>
・シックスハットと質問会議とのコラボ、面白そうですね。答える人の感
情が見えると質問の練習としてかなり深まる可能性がありますね。
河田さんをはじめとしてALに興味をお持ちのメンバーのみなさんと一
度企画を練ってみたい。
・シックスハットを使って、ワークを実施する中で、
議論の中で帽子の色により場の雰囲気が変化していく様子が、
とても今日意味深かった。

以上。