第103回2012年11月度定例会テーマ「勝手な『思い込み』を打ち破れ!〜リフレーミングの基本と実践〜」関西支部

 第103回2012年11月度定例研究会レポート

日時

2012年11月19日(土)13:00〜16:45

場所

アネックスパル法円坂

テーマ名

 『勝手な『思い込み』を打ち破れ!〜リフレーミングの基本と実践〜』

 

ファシリテーター

堀公俊さん(FAJ会員)

参加人数

参加者:40名(うち非会員5名)

 <告知文>

出来事や問題をまったく違った枠組みで捉えなおす「リフレーミング」は
ファシリテーターにとって不可欠のテクニックです。
話し合いの参加者たちの「思い込み」や「決め付け」が、
問題解決、合意形成、対立解消、学習成長を阻害していることがよくあるからです。
切れ味鋭いリフレーミングによって、みんなが”目から鱗”になる瞬間は
ファシリテーター冥利につきます。
今回の定例会では、リフレーミングの基本を身につけ、
一連の話し合いのプロセスの中で応用して、
使い方のポイントを探していきます。
うまくいけば、私たちファシリテーターががとらわれている思い込みが
打ち破ることに挑戦したいと思います。
リフレーミングの先に生まれる新しい世界を楽しみましょう!
※どちらかと言えば経験者向けのワークです。
先月、中国支部でやったところ、頭のヒューズを飛ばした初心者が出てしまいました♪
 

<プログラム概要>

◆オープニング(20分)
・本日の狙い、プロセス等の紹介
・グループ分けと自己紹介(グル―プ毎にネタを決めて)
◆ワーク?(40分)
・ミニ講義:状況と意味のリフレーミングとは
・エクササイズ:みんなでリフレーミング
→一人の弱みをグループ全員で順番にリフレーミング
→弱みを提供する人をどんどん交代して繰り返す
・振り返り&シェア
◆ワーク?(70分) 
・ミニ講義:問題のリフレーミングとは
・エクササイズ:問題のリフレーミング(智恵の車座)
→一人の悩みに対してみんなで質問をして事実や
感情を明らかにする
→本当の問題を再定義して、無責任に解決策を出す
・振り返り&シェア
◆ワーク?(90分) 
・エクササイズ:合意形成のリフレーミング
→8人の困ったリーダーに優先順位をつける
→個人で順位を付けた後に、グループで合意形成する
・グループ発表&全体でディスカッション
◆クロージング(20分)
・グループ毎に振り返り→全体でシェア
 

<参加者振り返り>
9月に中国支部でやったワークを、初心者でも楽しめるようにアレンジし直しました。

それでもやや難しかったようで、リフレーミングを忘れて
ワークの課題をこなすことに夢中になっているグループが散見されました。
来月、九州支部でやるときに、さらに改良していこうと思います。

 

<担当者振り返り>

 ・日常でもリフレーミングと気づかずに、枠組みを変えて発言したりしていたことに気付いた。
・ワークをやってみると、状況リフレーミングより意味リフレーミングの方が多かった。

・瞬発力がないと、リフレーミングの言葉が出てこない。
・リフレーミングですぐに返ってくると、ネガな思いも深く考え込まずにすむことに気付いた。
・ラクになることがわかった。
・リフレーミングの言葉に悩んでしまうと、失言する可能性が高くなる。

以上。