■日時 2004年12月11日(土)13:10 〜17:05
■場所 神戸青少年会館 5F 研修室
■出席者 会員49名、見学4名
■テーマ 企画とプログラムデザインに役立つ三つの宝!
■話題提供 中野民夫氏
1.オープニング(13:10〜13:15)
・新入会者&関西初参加者紹介(12名)
2.三つの宝の説明(13:15〜14:20)
・中野さんより三つの宝と使い方の例のプレゼンテーションが
あった。
・間に自分が興味ある(やらなければいけない)企画の説明を
交えて各グループで自己紹介を行った。
→その中から本日各グループで検討するテーマを選ぶ。
1)企画作りのヒコーキモデル
?背景、?思い、?マーケティング分析、?ポテンシャル分析、
?強みと弱み、?企画の方向性、?コンセプト、?タイトル
を飛行機型のフォーマットにそって書いていく。
2)企画の6W2Hで概要を整理
?いつ(When)、?どこで(Where)、?誰が(Who)、
?何を(What)、?どのように(How)、?誰に(Whom)、
?何のために(Why)、?いくらで(How much)、
?タイトル・テーマ
をマトリクス状に書いていく。
3)プログラムデザイン・マンダラ
?起:つかみ→開会、オリエン、アイスブレイク、導入ワーク
?承:本体1→テーマを直接受ける、互いを知る、受容的な
もの
?転:本体2→新たな展開、グループ作業、能動的なもの
?結:まとめ→発表、質疑、ふりかえり、分かち合い、閉会
を円環状に書いていく
※『ファシリテーション革命』(岩波)P51参照
3.グループワーク&発表(14:30〜16:45)
・上記1)〜3)を6人1グループに分かれ各30分で模造紙に
まとめた。
・各グループのテーマと企画のタイトル
1グループ 組織のコミュニケーション改革
「癒しのシャワー、鮮度復活!」
2グループ PTAの保護者向け研究
「PTAプログラム開発セミナー」
3グループ NPOのホームページ立て直し
「プロジェクトエンジン」
4グループ 学生向けの勉強会
「勉共コンペ」
5グループ 社員の本音をどう引き出すか?
「従業員の本音を活かせる仕組みの確立」
6グループ 洋菓子メーカーの立て直し
「融合と再生」
7グループ 大学の就職課の新しい意義
「キャリアサポート室になろう!」
8グループ 和風テーマパーク
「アニメをもとにしたドラえもんランド」
3.振り返り&質疑応答(16:45〜17:00)
・企画の目的や制約条件がはっきりした。スパイラルアップできる。
・ゴールから逆回転して中身をつめていく方法もあるのでは。
・1)で骨組みができ、3)で流れができるのが素晴らしい。
・使えるフレームだ。みんなで確認しながら作業ができるのが
よい。
・やり方を学んだとともに、話し合った中身について気づきが
あった。
・2時間でやるのは荒削りか?
→本当は1泊2日くらい必要? 荒削りでも共有体験が大切
・スタート地点の思いが大切。プロセスの共有によりコミット
できる。
・1)?〜?のスペースが小さい
→それぞれ1枚の紙するのもよいかも。新しい図案を考えて
ください。
・フレームを打ち出しすぎると、埋めることに頭が行きがちでは?
→白紙からやる良さもあるが、効率的に進めるためにフレーム
がある。
→共通言語をつくるために有用。議論の土俵がはっきりできる。
→1)〜2)の間に大切なものがあるのでは?→その通りかも
→あらゆる企画づくりのワークとして使える。
→フォーマットに違和感を感じた時に言える場づくりが大切。
→フレームに溺れず、出来上がった後で俯瞰することが大事。
4.クロージング(17:00〜17:05)
・中野さんより企画のツボについての説明があった。
<企>伸び上がって遠くを見るという意味
→夢見る力、想像(創造)力・・・
<画>形にする、区分けするという意味
→現実的な力、構築力・・・
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熱い議論を暖かく見守る中野さん | 中野流「企画のツボ」に皆さん関心! |