2015年2月14日 (土) 13:00～17:00
西宮市民会館
ファシリテーター解体新書
～観察＆分析で実践のヒントをつかもう～
Lテーマ
ナミ
ナミ、おかじゅん、イチロー（すべてFAJ会員・関西支部）
本などを通じ、ファシリテーションの基礎知識を何となく把握できている人
ファシリテーターのいる会議に参加する経験が少ない人
ファシリテーターとしての経験が少ない人
◆オープニング
概要説明
チェックイン
◆メインパート
見る・体感する（模擬会議）
2チーム（Frおかじゅんさん、イチローさん組／Frさりぃさん、そらいさん）それぞれで模擬会議に参加する担当とそれを観察担当に分かれ、模擬会議のようすを記録します。
解体準備（事実の準備）
記録を元に、ワーク参加者全員で特に詳しく知りたいポイントをピックアップします。
解体ショー（意図開き）
ピックアップした行動の意図をFrに質問し、Frとしての行動の根拠、さらにはその根底にある価値観や信念も明らかにします。
◆振り返り
ヒントの整理
チェックアウト
プログラムへのフィードバック
ファシリテーター(チーム) [3] 名 ＋ 参加者 [30] 名
参加者内の会員 [28] 名＋見学者 [2] 名
＜模擬会議の振り返り...Frとして＞
（...など、多くのヒントが得られました）
＜プログラム全体の振り返り＞
◆Keep
全体の流れは完成されている。
初心者がファシリテーションを体感できる。また、上級者にも学びがある。
休憩時に2グループの成果を見比べることができた。
ポストイットの使い分け（記入法、色分け）がよかった。
Frの心を深掘りし、FGでまとめて振り返ることができた。
定期的に「解体新書」して、いろいろなFrを知りたい。
◆Problem
模擬会議の題材設定がわかりにくかった。
細かい進め方には改善の余地あり。
模造紙やポストイットの使い方に改善の余地あり（記入法、使い分け、貼り方など）。
「いいね！」マークなどがあればよかった。
観察者が多すぎたかも。
観察の役割を細分化したことで、全体への観察が不足していたように思う。
「解体されてみた」ことへの感想が聞きたかった
MF・ナミ
非常に多くの方に参加していただき、嬉しい限りでしたが、人数はもう少し絞ったほうが、より多くのことに気づける機会になったかもしれません。35分という短い時間で、しっかり納得感のある話し合いを進めていたおかじゅんさんとさりぃさん、お二人の模擬会議Fr。その観察結果をびしっと「料理」してくださったイチローさん、そらいさん（解体Fr）。そして、何よりも模擬会議で真剣に自分の役割（ロール）を考えながら話し合いをしてくださった「参加者」役、その様子を一つも見逃すまいと観察・記録してくださった「観察者」役、テーマへの参加者全員がこのワークにがっつり取り組んだことで、多様で深い気づきが得られたように思います。FAJでの初MFを皆さんにサポートしていただきました（特に、突然大役をお引き受けくださったさりぃさん、そらいさん！）。ありがとうございました。進め方をさらに工夫して、また、新たな名Frを「解体」したいですね！
イチロー
ワークそのものは、完成度が高く、参加者の満足度も高かったように思います。また、解体役の「板長」を経験することで、ファシリテーターとしての「気づき」がたくさんありました。「観察者」役の観察要領や観察結果の整理方法等について改善点はいくつかありますが、そこを見なおせば、さらにおもしろいワークになるでしょう。Fのスキルアップには、模擬会議のFr役もいいですが、「板長役」オススメです！
おかじゅん
一番印象に残ったのは、観察の担当を細かく設定したために、観察役をした方から「せっかく観察したことが生かされず残念だった」「模擬会議の全体を見られなかった」とフィードバックをいただいたことです。良かれと思って工夫したことが裏目に出てしまい、ワークショップの設計の難しさ、またファシリテートする難しさを実感し本当に貴重な学びになりました。
今回、関西で初めて「ファシリテーター解体新書」を実施することができました。「解体新書」企画チームのみなさん、埼玉サロンのみなさんに大変お世話になり、ありがとうございました。関西でも、プログラムをブラッシュアップしながら回を重ねていけるとうれしいです。
また、MFに手を挙げてくださったナミさん、「解体Fr」を快く引き受けてくださったイチローさん、そらいさん、同じく「まぐろ役」のさりぃさんという素晴らしいみなさんと担当できたことも楽しかったです。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました！